観光で行くようなところじゃない場所を回る旅です。
今回は夏に仕事で行ってきた秋田県で、ちょっと寄り道して立ち寄ってきた鉱山です。

どんな鉱山なんでしょうか。
続きをどうぞ。
荒川鉱山(あらかわこうざん)は、秋田県仙北郡荒川村(現・大仙市協和荒川)に存在した銅山。

秋田市内や田沢湖辺りからでも、車で小一時間でたどり着く場所にあります。
この時は仕事の合間に立ち寄ったので、ヴェルファイアです(笑)
鉱山をバックに車とツーショットが撮れる絶好の撮影スポットなので、ぜひ自分の車でも来てみたい場所になりました。

↑クリックで拡大します。
ヴェルファイアの写真もこの時大量に撮りましたので、いつかフォトインプレッションをしてみたいと思います。

ここ荒川鉱山は、新協和カートランドというカートのレース場やキャンプ場に隣接しており、ひと気のある場所にある鉱山跡。

私が訪れた時も、カート走行が行われていて、賑やかでした。
トレッキングで山に入っていく人や、マウンテンバイクで走る人など、結構賑やかです。
ちゃんと案内板などもあり、観光地として整備された鉱山跡です。

とは言え、その姿はまるで要塞のような迫力があって素晴らしい景勝地です。

鉱山の選鉱所跡の前には、シックナーという沈殿池の跡も3つあり、鉱山の規模としてはかなり大きいです。

↑クリックで拡大します。
石で積み上げられた先行所跡は、今まで見てきたコンクリート製の鉱山跡とも違い、本当に城や要塞のよう。

こちらの荒川鉱山は、1700年(元禄13年)、川村庄右衛門によって発見されたそうです。
WIKIPEDIAによりますと、1738年(元文3年)からは、久保田藩の直山として開発が進められ、1876年(明治9年)に明治政府から盛岡の瀬川安五郎が払い下げを受け、240年に渡って国内屈指の銅鉱山として栄えたんだそうです。
1896年(明治29年)から三菱合資会社が鉱業権を所有した後は、製錬所や中央選鉱所、発電所などの設備の近代化が図られ、鉱山町が形成されんだそうです。
荒川村役場や郵便局、駐在所、浴場、病院、劇場「共楽館」、大盛小学校などが建設され、共楽館では演劇や映画の他、宝塚歌劇団や歌舞伎の公演なども行われるほど繁栄していたんだそうです。
しかし、1935年(昭和10年)には資源の枯渇などにより、三菱鉱業尾去沢鉱業所荒川支所に縮小され、1940年(昭和15年)に閉山。
1993年(平成5年)、「百目石抗」の一部を使って仙北郡協和町(現・大仙市)がマインロード荒川の名称で観光施設としての整備がなされましたが、2007年(平成19年)坑道の崩壊から休業となっているそうです。
そんな歴史を感じながら、荒川鉱山を見てみましょう。

現在位置はココだそうです。
シックナーの直ぐ側まで行けます。

これはなかなか貴重ですね。
ただ、足元は非常に悪いので危険です。
私はコケて尻を強打しました^^;
シックナー底まで降りれるようになっていますが、階段が朽ちているので危険なのでやめておきましょう。

この日はたくさん赤とんぼが飛んでいたので、指を伸ばせばすぐに赤とんぼ止まってくれるほど。

赤とんぼと荒川鉱山のツーショットが撮れました^^
シックナーの裏側に降りると、選鉱所跡の真下まで降りてこれます。

写真右下に横穴が有りますね…
気になるので近くまで寄ってみました。

奥は暗いですが光が射していますね。

行き止まりのようです。
かつて、マインロードという坑道があったところに行ってみたいと思います。

この選鉱所跡のすぐ左隣が坑道入口です。

2007年の崩落までは、普通に観光できていたんでしょうね…
現在は封鎖されていました。
延長813M、所要時間40分というすごく長い坑道です。

さぞかし楽しかったんだろうなぁ…
しかし、そのマインロードの入口の右隣には、中央選鉱所跡の見学コースがありました。

こりゃ行かないわけにはいかないでしょう!
先程は離れた位置から眺めていた中央選鉱所跡がすぐそこです。

せっかくなんで行ってみましょう。
おお!本当にすぐそばまで行けるんですね。

これは私のような鉱山マニアにはとても優しい造りになっています(笑)
以前に行った土倉銅山などよりフレンドリーな鉱山です(笑)
どこまでが見学コースかわからないですが、危険なので奥へは入ってはダメですよ?
それにしても、こうした人工物が朽ちて自然が蔓延ってきている風景はいつ見ても感慨深いものがあります。

まさにラピュタの世界観。
こんな石の上にも植物は茂っていくんですね。

栄枯盛衰、そして自然の力強さを感じずにはいられません。

何かを弔うように石が置いてあります。

こんな風景も絵になります。
ふと、反対側に目をやると、選鉱所跡の反対側の山肌にも煙突が見えます。

ズームしてみると、これまた結構ごっつくて立派な煙突です。

中世ヨーロッパの城のようで、これもまたカッコイイ。
選鉱所跡から下を見てみると、シックナーとヴェルファイアが見えました。

↑クリックで拡大します。
ヴェルファイアがあんなに小さく見えるってことは、それだけこの荒川鉱山の中央選鉱所跡が大きく高いということですね。

そこから視線を右に移すと、新協和カートランドが見えます。

カートのエンジン音もよく聞こえます。
と言った感じで、荒川鉱山の探検も終了。
荒川鉱山跡は、アクセスもしやすく、キャンプ場やカートランドもすぐそばで、ひと気のある鉱山跡なのでどなたでも気軽に見ることが出来ます。
車とツーショットも撮れる、絶好の景勝地ですので、秋田へ行かれた際には立ち寄られてみてはいかがでしょうか?
巨大な建造物を見ると、ゾクゾクワクワクしますよ^^
「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルでした。
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コメント
- ドラヨス様
- こんばんは!ヽ(*^ω^*)ノ
荒川鉱山跡はとてもスケールが大きく、写真からもその迫力が伝わってきますね!( ゚д゚)
まさに雰囲気は天空の城的な感じですかね。
自分が住んでる地域には(と言っても結構遠いですが)別子銅山跡があり、こちらも現在は観光地になっており「東洋のマチュピチュ」なんて言われているみたいです。(^o^)
別子銅山跡は、規模や雰囲気的にもドラヨス様に満足頂けるものと確信しておりますので、機会がありましたら是非足を運んでみて下さいね。(^-^)/
- 無題
- わ〜い♪久しぶりのワンダートラベル、楽しく拝見しました〜(*^_^*)
素晴らしいお写真で行った気持ちになりました。
あまりに遠くて、私では行けない所に、
また連れて行って下さいね♪
- Re: ドラヨス様
- むらあつさん、コメントありがとうございます。
別子銅山も行ってみたいところの一つです!
ワンダーJAPANにも書いてあった気がします(^ ^)
四国までドライブできたらいいなーと夢見てます。
必ず実現してやる!!(笑)
- Re: 無題
- りらこりらさん、コメントありがとうございます。
すごく久しぶりのワンダートラベルでした(笑)
ネタはあるんですが、書く時間がなかなか取れなくて車に逃げてます(^_^;)
タイトル作るのに手間がかかるんですよね。
またアップしますのでお楽しみに!
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