前回までのレクサスGS特集の記事はこちら↓
まずはGS300h F SPORTの内外装の特集からスタート。
2015ビッグマイナーチェンジした新型レクサスGS300h試乗してきた!格段にカッコ良くなった!
2015ビッグマイナーチェンジした新型レクサスGS300h試乗してきた!内装の評価は?
2015ビッグマイナーチェンジした新型レクサスGS300h試乗してきた!後席やトランクもチェック!
そして、GS300h version LとF SPORTの差を見てみました。
ビッグマイナーチェンジした新型レクサスGS300h version Lをチェック!
その新型GS300h version Lの試乗ドライブフィール編もお届けしました。
ビッグマイナーチェンジした新型レクサスGS300h version L 試乗インプレッション!
GS F編としては、内外装を一通り見てきました。
レクサスGS F試乗してきた!エクステリアインプレッション
レクサスGS F試乗してきた!内装にスペシャリティは感じるか?
レクサスGS F試乗してきた!実用性抜群のスーパースポーツセダン!
今回はGS Fのドライブフィール編です!

国産最高峰となる1100万円クラスのスポーツセダンの実力やいかに?
普段使いにも向いているのか?!
レクサスGS関連で今までに書いた記事や、今後加筆されていく最新情報などは、下記のレクサスGS関連記事一覧でご確認ください。
レクサスGS関連記事一覧
※例によって、当ブログの車に関する口コミ・評判・インプレッションは個人の主観に基づくものです。一部、辛口なコメントも含まれる可能性もありますので、気分を害する可能性がある方はご遠慮ください。
ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ↓

では、さっそくレクサスGS Fに乗り込んでみましょう!

試乗車として用意していただいたのは、ホワイトノーヴァガラスフレークのレクサスGS F!
レクサスGS Fの価格は1100万円からとなっていますが、その見積もりをとった記事はコチラ↓
レクサスGS F

ご興味ある方は上記記事もどうぞ^^
ではさっそくレクサスGS Fの運転席に乗り込んでみましょう。

レクサスGS FのF専用シートは適度な硬さで、イイカンジ。

通常のレクサスGSは、F SPORTでもシート一体発泡工法のシートではないので、GSとしてF SPORTと比較してもかなり硬めの座り心地になります。
ただ、それが硬すぎるということではなく、ホールド感があってまさに「イイカンジ」。
走り始める前に感動するのは、メーターがカッコイイこと。

表示する内容が多く、通常のGSのF SPORTよりもカッコイイです。
↓こちらがGSのF SPORTのメーター。

メーターリングやバックパネルのマテリアルも異なります。
エンジンを掛けてみます。
「ドゥルン!」とエグゾーストが鳴りますが、うるさいというよりは遮音も効いていて質感高く聞こえる感じ。
なるほど、プレミアムクラスのスポーツなら、こういう聞かせ方がイイですね。
アイドリング中は、エンジン音はフロントよりもマフラーからの主張のほうが大きい印象。

後ろから「ボボボボ」という音が聞こえます。
ディーラーから幹線道路に出てみます。

ディーラー前の段差を超えて感じるのは、先程まで試乗していたGS300h version Lとは明確に異なる「硬さ」。
明らかに硬いです。
直前まで乗っていたGS300h version Lがよっぽど乗り心地良かったんですね(笑)
思わず「硬っ!」と言ってしまったほど。
しかし、ガチガチに硬くてビリビリブルブルくるような硬さではありません。
ボディ剛性が鬼のように高く、足回りは硬めにセッティングされているものの、ショックを超えた際の角はボディが吸収してくれて、いわゆる「角の取れた硬質感」になっていると思います。
なので、特別なスポーツカーだから硬すぎるということではなく、ドイツ車などではこのくらいの硬さの車は結構あります。
そしてちょっと走っただけで、ステアリングの重さも感じました。
太いタイヤの影響もあると思いますが、ステアフィールは「重い」というより「剛性感の塊」といった印象。

個人的にはステアリングフィールはこのくらい重いほうが好みです。
素のグレードでもこのくらい剛性感があれば良いのになぁってくらい。
コストがかかるんでしょうけども。
混んでいる幹線道路を避けて、そのまま裏通りに抜けます。
交差点を曲がっただけでも、そのボディ剛性やアクセルに対するツキの良さはハッキリとわかりました。
これは本当に良い乗り物に乗っている感覚があります。
外からの見た目は素のGSと然程大差はないのですが、内装のマテリアルと、ドライブフィールだけでかなり印象が変わりました。
メーターフードやリモートタッチのパームレストにアルカンターラがあしらわれ、そしてオプションのフォージドコンポジットカーボンのオーナメントパネルもスペシャリティを感じます。

乗ってみて初めてわかるGS Fの良さ。
ここまで違うものかと。
内装のマテリアルの演出は本当に良いなぁ。

レクサスGS Fのウインカーのリレー音も、version L相当の良い音がしています。
アクセル開度に対するトルクの出方は、GS Fというスポーツカーとしてイメージしていたよりも、全然マイルド。
発進加速も普通の車と変わらない出足で、唐突に速いとか扱いにくさとは皆無で、街乗りでも全く問題無いです。
比較的狭い裏道を走りますが、ボディの大きさもそれほど感じず、ソリッドなステアフィールのおかげでキビキビと抜けていきます。
普段巨大なRX450hに乗っているせいもあってか、すごく扱いやすいと思ってしまうほど(笑)
ボディの大きさ自体はそれほど変わらないんですが、SUVは視点が高いので実際のボディサイズよりも大きい車に乗っている感覚があるのかもしれません。
そしてブレーキの剛性感もすごいです。
カックンブレーキになるわけでもなく、踏めば踏んだだけ安心して制動力がかかる感じ。
なるほど、コストをかけるとこういうブレーキフィールになるのかと実感しました。
以前にも書きましたが、レクサスGS Fのドライブセレクトではメーターの演出が凝っています。
ECOモード↓

NORMALモード↓

SPORTモード↓

SPORT S+モード↓

それぞれ、メーター内のDとかスピード表示の位置まで変わり、燃料計などの表示も変わるなど凝っていますね。
ただし、レクサスGS Fにはカスタマイズモードはありませんでした。
街乗りではノーマルでもやや足回りが硬いと思ったので、街乗りに適した足回りのモードがあっても良かったのにな。
さて、いつも試乗の際に走る、路面が荒れた道路にGS Fを持ってきました。
硬い足回りなのでどうかな…と心配してましたが、その心配を他所に難なく静かに走り抜けました。
荒れた舗装路を通ってビリビリブルブル来るのは、ボディ剛性が低い車なんですね。

試乗していて、路駐の車を避けるためセンターラインを踏んだ際、レーンデパーチャーアラートが作動しました。
GS Fに付いているLKAは、ステアリング操作ありの最新のものが装備されています。
レクサスGS Fには8速ATが搭載されていますが、そのシフトフィールはショックなど皆無でいつ変速したかわかりません。
以前にもお伝えしましたが、マルチインフォメーションディスプレイにシフトインジケーターを表示できるので、今何速に入っているか確認できます。

40km/hくらいで5速に入っていたり、低い車速でも高いギアで走行できるようで、かなり懐の広いトランスミッションですね。
燃費も意外と良さそう。
ただ、アイドリングストップしないのだけは残念です。
続いて、いつもの飛ばせる道にGS Fを持ってきました。
その直前には、道路に赤い帯のでこぼこした減速帯がありますが、そこもドタバタすることなく静かに走り抜けます。
これは良いなぁ。

足回りは硬めなのに、こうしたでこぼこしたところでもバタつかない。
最近のレクサス車、本当に良い味付けしてますよね。
さて、GS Fを一時停止して、停止状態から全開加速を試みます!!
もちろんSPORT S+モードで!
「モロロロロロロォォォー!!」とすごい加速!!
速い!!速すぎるぅぅ!!
そしてステアリングもどっしり安定していて、安心して踏んでいけます。
安全に速いという印象。
一瞬で制限速度をアレしてしまうほど気持ちよく加速しました。
いやぁキモチイイ(笑)
レクサスGS Fは、街中ではジェントルにしっとりと走り、いざという時には踏めば安全に速いという素晴らしい乗り物ですね。

そんな感じでレクサスGS Fを一人で45分ほど試乗させてもらいました。
街中をグルっと一周して帰ってきた時には、最初は硬いと感じていた乗り味にも慣れ、手足のように扱えるようになっていました。
これは良い乗り物だ。

さすがに1100万円からという価格なので悪いわけはないんですが、価格に見合った物が有ると思いました。
レクサスRC Fは、よりシャープなスタイリングでスポーティに、そして主に2人用といったパーソナルに使う車だと思いますが、乗降性や実用性といった運転席周りの使い勝手は優先されていない車。
RC Fは非日常の楽しさを味わう車としての魅力はたっぷりですが、家に一台しか置けないとなると、家族を説得するのに苦労する車でも有ると思います。
その点、レクサスGS Fは、ドアも4枚付いているし、トランクにゴルフバッグも十分収納できるし、実用性という面では文句のつけようが無いです。
それでいて、踏めば異次元の加速も味わえるという1台で2粒も3粒も美味しい車です。
コストパフォーマンスという意味では、非常に優れた一台ではないでしょうか。
東京モーターショーでこのGS Fは外からエクステリアを撮影してきましたが、見ただけではわからない、乗って初めて体感する魅力が、このGS Fにはありました。
GS350やGS450hのF SPORTなどを見積もってないので何とも言えませんが、あと少し足してGS Fが買える余裕があるなら、GS Fを積極的に選んでも良いのではと思いました。
そのくらい、実用性と非日常性を兼ね備えた一台だと思います。
ただ、欠点がないわけではありません。
アイドリングストップしないということと、レーダークルーズコントロールが全車速対応ではないということ。
その2点が譲れないというかたは、通常のGSを選ぶしか無いですね。
そんなことは気にならないぜ!という方は、積極的にGS Fを選ばれてみてはいかがでしょうか。
もちろん、価格も1100万円からとなりますので、選ばれた人だけが乗れる車ではありますけどね^^;

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では次回のワンダー速報もお楽しみに!

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コメント
- GSF 価格
- こんばんは!
本年も、楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。
確かに、価格をどう考えるのか、他車ユーザーにして見ると、冷静に悩ましいかもしれないと、思いました。
勝手な想像します。
GS300 FSPORTSで、730くらい?GS350 FSPORTSで、820?GS450 FSPORTSで、910?
やっぱり、NXとRXの買い得感が、際立つように思います。
- スーパーセダン!
- いやーとてもかっこいいですね。
普段は穏やか、いざとなったら豹変する様は
まさに大人の車ですね。
値段も1100万円もスーパー…(・.・;)
高すぎて私とは無縁の車です(笑)
ですが、国産車好きの私としてはライバルといわれている
M5との比較が知りたいです!企画としていかがでしょうか?(笑)
- リレー音
- あけましておめでとうございます。
今年も毎日たのしみにしております。
本日の記事の内容で、
「レクサスGS Fのウインカーのリレー音も、version L相当の良い音がしています。」
とありましたが、Fと Lではリレー音が違うのでしょうか?
もし違うとすればGSだけではなくレクサス全車なのでしょうか?
- No title
- ハザードもウインカーも合成音、専用のスピーカーから鳴らしています。
走りを追求したFなら省かれそうな装備もちゃんと付いていますよって事でしょう。
ちなみに、ハザード点けたままバックギヤに入れると音が消えるのでわかります。
- Re: GSF 価格
- NXさんコメントありがとうございます。
GSはその価格ゆえ、レクサスの中でも立ち位置が難しいそうです。
お金持ちはLSを選んでしまう傾向にあるからだそうで。
あえてGSが良い、という嗜好性の高いユーザーに支持される車だと思います。
中でも、GS450hなどは価格がLSに近づいてくるので微妙ですね。
GS450hのFスポーツとかだと、GS Fも見えてくるし…
なのでGSなら300hが個人的には魅力的だと思います。
レギュラーなのがいいですしね。
- Re: スーパーセダン!
- apさん、コメントありがとうございます。
BMWはよくライバル視されますよね。
実際、メルセデスよりはBMWと悩まれる方も多いのではないでしょうか。
Mシリーズは私もなかなか試乗する機会はないですが、いつか試乗してみたいと想います。
レクサスとは違う魅力がある車ですよね。
BMWのMでなければ、と思う方はやはりBMW愛が濃いと思います。
レクサスのFには、そこまでユーザーを惹きつける歴史や魅力がまだ醸成されてない気がします。
- Re: リレー音
- 初レクサスになるかもさん、コメントありがとうございます。
ちゅうさんにお応えいただいているように、リレー音は電子的に鳴らされていて、FとLだとなぜか音色に差がつけられてます。
すべての車種で確認したわけではありませんが、ISやRXでは音が違いました。
GSも試乗したのはLだけですので、Fスポーツとの差は未確認ですが、GS FとLは同じ音色でした。
- Re: No title
- ちゅうさん、コメントありがとうございます。
仰るとおりですね^^
でも、なぜRXやISなど、LとFスポーツで音色が違うのか謎です。