結構なアーカイブになりました。
今回は昨年デミオが納車になった時に、遠征ドライブで長野に行った際に立ち寄ったワンダースポットです。

ウルトラマンの時代の不思議空間に迷い込んでしまったような世界観。
昭和がぎっしり詰まった、まさにワンダーなテーマパークでした。
続きをどうぞ。
今回訪れたのは、長野県東筑摩郡麻績村(おみむら)にある、聖博物館というところ。
千曲川を眼下に眺める聖山のふもとにある聖高原にあります。

聖湖という湖のほとりに有り、周りにはアウトドアのレジャースポットもあるので結構賑わっていました。
とは言え、廃墟になったペンションやホテルなどもいくつか見受けられたので、また訪問してみたい土地でも有ります(笑)
そんな聖高原にひときわ異彩を放っているのがこちら。

聖博物館です。
一見何の変哲もない建物に見えますが…
何か写真左下に違和感があるものが写っていませんか?(笑)

おや?(笑)
何か飛行機のようなものが見えますね。
聖博物館には入場料300円で入場でき、併設されている航空資料館もセットで見ることができます。
聖博物館の内部もまたワンダーでしたが、今回は気になる飛行機が展示してある、聖博物館の外の屋外展示場に注目してみました。
だってこんな変なものが見えているんですもの…

なんじゃこりゃ~!!?(笑)
アウトドア客でにぎわう風光明媚な湖の湖畔には明らかに違和感のあるモノが目に飛び込んできます^^;
屋外展示場はなんと無料!

こりゃ行かない手はないですね!
まず目に飛び込んできたのは、この巨大な大砲とジェット戦闘機?のようなもの。

近づいてみます。

どう見ても大砲と弾ですね。
近づくとますますその大きさに圧倒されます

デカイ…
この大砲は何なのかと思ったら、旧日本海軍の戦艦「陸奥」の主砲だそうです!!

↑クリックで拡大します。
どうしてここに展示するようになったのか、その所以が書いてあります。
平和を欲するならば 戦争を理解せよ
名言ですね。
陸奥の主砲の隣には、F104ジェット戦闘機が展示されています。

真後ろから見るとこれまたウルトラセブンに出てくるウルトラホークみたいでカッコイイ(笑)
エンジン部分を覗き込んでみると空洞になっています。

肝心なエンジン部分はというと、聖博物館に併設してある航空資料館に展示してあります。
こちらはまた別の機会にアップしたいと思います。
F104ジェット戦闘機のエンジン部分をさらに覗いてみると、本当にガランドウ(笑)

ほぼコクピットの方までなんにもありません。
F104ジェット戦闘機の前方へ回りこんでみましょう。

おお~!
レトロな機体デザインがまたグッときますね!
F104は、第2世代ジェット戦闘機に分類される、アメリカ合衆国初のマッハ2級のジェット戦闘機。
初飛行は1954年2月と、戦後間もないに使用されていた機体です。
細い胴体に短い矩形の主翼を持つ小型軽量の機体にゼネラル・エレクトリック社の強力なJ79型エンジンを一基搭載しており、ミサイルのような姿とスピードは「最後の有人飛行機」と呼ばれていたそうです。
日本ではライセンス契約を受け、三菱重工や川崎重工などで生産され、1960年台から航空自衛隊でも活躍したそうです。
その後、当時最先端アメリカのF-15との模擬戦に際して、航空自衛隊のパイロットが駆るF104はレーダーをOFFにして背後から近づくというイニシャルDもビックリな先方で勝利を収めたという逸話も残っています(笑)
「最後の有人戦闘機」と呼ばれたF104でしたが、その後航空自衛隊による魔改造でコクピットにCCDカメラを載せた1/1ラジコン機となり、UF104Jという「日本初の無人ジェット戦闘機」になったそうです(笑)
主に無人標的機として使われていたみたいですが、14機が硫黄島基地の無人機運用隊で平成9年まで運用されていたそうです。
日本の技術と、そして日の丸パイロットの技術もすごいですよね。
そんなF104を間近で見ることができます。

しかし、聖高原という山の中のロケーションには違和感を感じなくもないです^^;
F104の先端は針のように突き出ているので安全のため、なぜかホースが刺さっています(笑)

陸奥の大砲とのコントラストがまたシュール(笑)
F104のコクピットを間近で見れるよう、台が用意されています。

これはぜひ見てみたいですよね。
中を覗き込んでみると、経年と日差しのせいか、かなり劣化していました。

こうしたレトロ感あるメカもイイですね。
F104ジェット戦闘機の奥には、何故か蒸気機関車が見えます(笑)

そっちにも行ってみましょう。
展示してある機関車はD-51!

デゴイチ、と言えば私でも聞いたことが有ります。

ここ聖博物館の屋外展示場は無料で入れるため、散歩がてら見ているお客さんもちらほらいます。
とくに小さいお子さんなどは喜んで見ていましたよ^^
これ以外にも、F-86セイバーやら…


T-34はつかぜ練習機なども展示してあります。


なんとも不思議な空間です。
F-86セイバーの他にも、F-86Dも展示してあります。

F-86Dは、F-86シリーズのうち、爆撃機編隊に対する防空を任務としていたそうです。
F-86Dはエアインテイクを下にずらしてレーダーを搭載。

こちらもエンジンが取り外されていたので、エアインテイクからは後ろまで貫通して見えます。

これまた普段は見ることのできない不思議な風景。
F-86Dは爆撃機編隊に対して機体下面の引き込み式ランチャーからロケット弾をばらまいて迎撃するんだそうです。

ロケットランチャーの先には聖博物館が…(笑)

建物に寄り添って、レトロな郵便ポストが見えます。
9月でしたが、紫陽花が咲いていました。

とてもフォトジェニックだったので一枚パチリ。
そのとなりには、そもそもなぜここにこんなものがあるのかという説明が書いてありました。

重要文化財としての麻績小学校校舎の保存と、明治以降の日本の輝かしい技術に触れるために文化遺産を集めて展示しているということですね。

麻績小学校の建物もレトロでワタシ好み。
こちらの内部はまた次回以降でお届けしたいと思います。
最初はあまりの珍風景に驚きましたが、日本に対する愛情を感じる施設なんだなと思うとこれはこれで大切にしていきたいなと思うわけで。

これらが無料で見れるってのも心が広いですよね。

こちらの屋外展示場は無料ですが、聖博物館と航空資料館がセットで300円なので、地域貢献のためには一緒に博物館も見てみてはいかがでしょうか。
博物館内部のレポートもお楽しみに^^
千曲川を眼下に見下ろすドライブルートも快適ですし、また訪問したいワンダースポットです

以前にデミオ納車の時にお届けしていた写真は、この聖博物館への道中で撮った写真でした。

レトロな戦闘機と愛車のツーショット写真が撮れるレアスポットでもありますので、長野にドライブに行った際には訪問してみてはいかがでしょうか^^

聖博物館
〒399-7701 長野県東筑摩郡麻績村麻聖高原
電話:0263-67-2133
「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルでした。

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