今回は千葉県のワンダースポットです。

昭和の勢いを感じる素敵スポットでしたよ。
続きをどうぞ。
今回訪れたのは、千葉県勝浦市にある「かつうら海中公園海中展望塔」。

海の博物館という施設も併設されており一緒に楽しめますが、今回のメインはこちらの海中展望塔!
なんてったって、このルックスが昭和感満載で素敵。
調べてみると昭和55年に完成したのだそうです。
私は生まれていますね(笑)
訪れた日はあいにくの天気で、雨こそ小雨でしたが海中の視界が悪いとのことで、960円の入場料が600円くらいに割引になっていました。
海中展望塔へは切り立った崖に掘ったトンネルを抜けて行きます。

トンネル内には勝浦のお祭りの写真などが展示してあります。
トンネルを抜けると不思議な魚がお出迎え。

ギョギョー!
もう一匹いました!

なぜココにあるのかは謎ですが、記念撮影には良さそうです。
特に正面からがオススメ。

なんだかわからない感が良いでしょ?(笑)
ちなみにイシダイだそうです。
トンネルの先には勝浦の地層が見える岸壁があります。

スゴイ薄い崖で、片側だけ植物が生えていて、その逆側は絶壁になっています。
これもまた奇景で面白いです。
海中展望塔の手前の海岸には、岩をくりぬいたイケスのようなものがあります。

なんだろうなこれはと思って調べてみると、こちらの人工の四角い掘り込み穴は、明治から大正にかけて、沿岸漁民の生簀(餌用の魚、取ってきた魚や海老・貝など、観光生簀用の魚・海老・貝などを一時入れる)として掘られたもので、海に穴で通じていて、潮の干満で、海水が循環するようにしてあったそうです。
しかし、1923年の関東大地震で、房総半島の南部は海岸が隆起して、これらの生簀はみな高くなってしまい、水が循環しなくなってしまったので、大部分が放棄されてしまったとのこと。
これもまたワンダーな奇景だと思います。
観光資源としては重要視されていませんが、私のようなB級スポット好きにはたまりません。
そしてこちらの絶壁を抜けると、海中展望塔が見えます。

荒々しい外房の波が打ち寄せます。
この辺りはリアス式海岸になっており、地層がよく見えます。

晴れていたらもっと景色も良いのでしょうね。
では長い橋を渡って、海中展望塔へと進んでみましょう!

この時は天気がいまいちにもかかわらず、私たち以外にもお客さんは結構いました。

海の上に不自然にそびえる無機質で昭和レトロなデザインの海中展望塔。
このアンバランスなコントラストが良いです。
海中展望塔とは言え、水上にある部分も展望台として機能しています。
いらっしゃいませという看板に誘われて中に入っていきます。

いらっしゃいました。

ズズズイと中へ入ってみましょう。
入り口を抜けるとさっそく降りる階段があります。
バリアフリーなんて言葉がなかった昭和の時代の建築なので、階段で降りましょう。

全部で96段もの階段があるので、お年寄りには厳しいかもしれませんが、途中で休憩スポットがあります。
こちら勝浦は、さかなクンもよく訪れているみたいですね。
アド街ック天国で、勝浦の回にはさかなクンがゲストで出ていました。縁があるのでしょうか。
そんなさかなクン直筆のサインもありましたよ!^^

フィッシュ!!フレッシュ☆リフレッシュ
これは名言だ。
さらに下って行くと、「これより海中」の文字が。

なんかワクワクしますね!
さらに下って行くと、海中のガラスが見えてきました!!

おお!青いぞ〜!
下まで降りました!

ここが海の底なのか!という不思議な感覚です。
窓が割れたらどうしよう!?とかちょっと不安になりますね?(笑)
この海中展望塔がある勝浦市は寒流と暖流の接点にあり、海の生物が豊富なんだそうで。
こちらの海中展望室からは、季節ごとにたくさんの魚や海底の様子を見ることができる…はずなのですが…

たしかにお魚さんのシルエットがたくさん見えます(笑)
さすが割引価格で入れただけに、視界は悪くて残念。
それでも青い海の底とたくさんの魚のシルエットはとても幻想的。

これはこれで素敵。

窓枠をフレームに見立てて、幻想的な世界を切り取るのも良いですね。
視界が良好な時とはまた雰囲気が違う写真が撮れると思います。
こういう模様のデザインがあったら素敵だなと思ったり。
なんか作ろうかな(笑)
水族館で見る魚とはまた違った感じがしますね。

透明度が高い時にも、またリベンジしても良いかな。
この海中展望塔自体が昭和55年に作られたというのもまた良いですよね。
高度経済成長が終わった頃に完成したものですが、当時の勢いを感じることができます。
あの頃はきっと未来に対して夢があったんだろうなぁ。
ひとしきり海中を満喫したあとは階段を登って展望台へと向かいます。

階段を登り切ると見える大海原!!

荒れている!!(笑)
晴れていたらさぞ最高だろうな
水上の展望台の一角に、こんな冊子が置いてありました。

「展望塔ができるまで」
これは大いに気になりますね。
中をめくると、本当に当時の写真がそのままファイリングされています。

スゴイ大掛かりなプロジェクトだったようです。
35年も前の写真ですが、古さをあまり感じないですね。
これが未だに現役で観光スポットとして使われているのだから、日本の建築ってスゴイなぁと。

昭和好きとしては萌えですね(笑)
と言った感じで、海中展望塔を満喫して、その後は併設されている海洋博物館を見学して帰路につきました。
大人930円という料金が高いか安いかはアナタ次第。
綺麗なアトラクションなどを期待していくとつまらないかもしれませんが、展望塔までの奇景や、昭和建築、そして本命の海中の幻想的な景色を堪能できるなら、行列のできるアトラクションに並ぶよりも価値が有るのではないかなと思いました。
特に昨今自然に触れる機会も少なくなっているお子様などには、良い刺激になるのではないでしょうか。
個人的にはまた行ってもいいかなと思える、かつうら海中公園海中展望塔でした^^
車だけじゃなく、こういうワンダースポットの記事が好きな人は、「拍手」ボタンなりコメントをいただけると励みになります!
オススメのワンダースポットがありましたら教えて下さいね^^
かつうら海中公園海中展望塔

千葉県勝浦市吉尾174
TEL0470-76-2955
「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルでした。

![]() | 新品価格 |

「にほんブログ村」のランキングに参加しています。
記事がイイネと思っていただいた方は、「にほんブログ村」のボタンをポチッとしていただくと大変励みになります!

にほんブログ村

- 関連記事
-
コメント
- 絶景スポット
- ひなびた観光施設で落ち着くので、私も何度かいったことがあります。ちなみに海中公園近くの鵜原理想郷はいにしえの避暑地をうかがわせる旅館と、トンネルをくぐると広がる絶景が素晴らしいです。千葉在住の私は千葉県一の絶景スポットだと思います。いかれたことがなければ、ぜひ行ってみてください
- RXとくらべて
- ひなびた観光施設で落ち着くので、私も何度かいったことがあります。ちなみに海中公園近くの鵜原理想郷はいにしえの避暑地をうかがわせる旅館と、トンネルをくぐると広がる絶景が素晴らしいです。千葉在住の私は千葉県一の絶景スポットだと思います。いかれたことがなければ、ぜひ行ってみてください
- 大ファン
- RX270後期ホワイトパールクリスタルシャイン、RX200T Fスポーツ ホワイトノーバガラスフレークを乗り継いでいます。ワンダートラベルの大ファンです!毎回楽しみにしています。
山形の銀山温泉オススメです。大正時代が味わえます^ ^
- Re: 絶景スポット
- めだかさん、コメントありがとうございます。
鵜原理想郷は行きたかったのですが天気が悪かったから断念したんですよねぇ。
なのでまたリベンジしてもいいかなと思っています。
千葉方面でもひなびたおすすめスポットありましたら情報お待ちしていますw
- Re: 大ファン
- なりっくさん、コメントありがとうございます。
RXを乗り継がれているのですね^^
いつも見ていただいてありがとうございます!
銀山温泉、行ったことありますよー^^
かれこれ5年以上前だったと思いますが…
久しぶりに行ってみようかな。
フォトジェニックな街並みですよね^^
コメントの投稿
- 2016トヨタ新型エスティマ 発売日は6月6日! ビッグマイナーチェンジ!価格やスペックも!
- 新型レクサスRX450h 納車されて分かった良い所 04【パノラマルーフ】
- このページのコメント欄トップへ
- このページのトップへ
トラックバック