今回も千葉県のワンダースポットです。

ここ数回は、ワンダースポットやD級グルメをお届けしていますが、千葉県を1泊2日で旅行した時に回ってきたんですよね。
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今回はその続きで、館山にあるワンダースポットをめぐった時のお話。
続きをどうぞ。
勝浦を回ったあとは、館山にやって来ました。
館山で気になったワンダースポットが赤山地下壕という戦争遺跡。
東京湾の入口にある館山は、国の中心である東京を守るための重要な場所でした。
そのため館山には、砲台跡や海軍航空隊跡などの戦争遺跡が、今でも数多く残っています。
赤山地下壕は観光施設として整備されているので、駐車場や見学受付がちゃんとあります。

こちらの豊津ホールというところで、赤山地下壕の説明受け、入場料200円を払うと、ヘルメットと懐中電灯を貸してくれます。
この日はあいにくの天気でしたが、地下壕なら問題なしですね。
こちらの豊津ホールの裏手の山に、赤山地下壕の入り口があります。

入り口の手前には、赤山地下壕の説明書きがありました。

読んでみましょう↓クリックで拡大します。

どうやらこちらの赤山地下壕は、終戦が差し迫った1944年に掘られたもののようです。
全長は1.6kmにも及ぶそう。
地下壕の内部は、アリの巣のように複雑に入り組んでいます。

公開されているのはその一部のようです。
ではさっそく入り口へ向かってみます。

赤山地下壕の開放時間は9:30〜16:00までですので、行かれる方はお気をつけ下さいね。
山にポッカリと空いた赤山地下壕の入り口。

こうして見ると、戦争遺跡のようには見えませんね。
この日は雨にもかかわらず、私たち以外にもお客さんは結構いました。

団体バスも来ていたくらい。
結構人気の観光スポットなのでしょうか?
ではさっそく赤山地下壕の内部へ…

入口付近は天井も高く幅も広いです。
手掘りした壁面が何とも言えませんね。
さらに奥へ入っていきます。
広い通路を曲がると、急に狭くなります。

これは敵の侵入を防ぐためでしょうか?
しかしそこを抜ければまた広くなります。

赤山地下壕の内部の壁面は、館山の地層が斜めに入っているのを見ることができます。
こうして斜めに地層が入っているので、隆起してできた土地だというのがわかります。
さらに奥へと進むと、見通しの良い交差点へ。格子状に通路が入り組んでいるのがわかります。

それぞれの枝通路は、途中で塞がってしまっていたりして奥まで入ることはできない通路が多いです。

病院として使われていたと言いますが、ここでの生活はかなりしんどかったでしょうね…
終戦間際に掘られたとのことですが、本格的に被害を受けていなかったのなら良かったです。
途中には地層が見えるようにライトアップされているところもあります。

戦争遺跡なのですが、こうして見ると自然が見せるアート作品のようです。
地層好きにはたまらないスポットかもしれませんね?
さらに奥へと進むと、奥に光が見えます。

どうやら外へ通じているところがあるみたいですね。

この光の先には車が走っているのが見えたので、生活道路に面したところに通じているみたい。

地元の人には当たり前なのかもしれませんが、これもまたワンダーな風景。
この出入口の近くにはボイラーのようなものもありました。

いいカンジに錆びたボイラーですが、戦時中にこんなところにボイラーがあったのかな?と思ったらこちらは戦後に設置されたもののようです。

風呂までありました。

どうやら、戦後しばらくはこの赤山地下壕は放置されていたようですが、その後は地下壕の湿度と温度がキノコ栽培に最適だったようで、昭和30年ころからはキノコ栽培地として利用されていたみたいです(笑)
それが今はキノコもなく、戦争遺跡として一般開放されているんですね。
このボイラーや風呂なども、戦後の昭和遺産としては価値の有りそうなものだと思いました。
と言った感じで、また入ってきた入口に戻ってヘルメットを返却して、赤山地下壕の探検も終了。
他にも見学客がいたので、意外とにぎやかでした。
若い団体客は、女子がキャッキャ言いながら懐中電灯を持って探検を楽しんでいたようで、ワンダースポット入門編としてはオススメかもしれませんね(笑)
見学時間は15分〜30分くらいあれば奥まで行って帰ってこれます。
館山は他にも戦争遺跡が多いので、また遊びに行ってみたいと思いました。
東京からもほど近い千葉県、まだまだワンダースポットはありそう。
皆さんも館山に行かれたら、赤山地下壕に探検に行かれてみてはいかがでしょうか?
他にもオススメのワンダースポットがありましたら教えていただけると嬉しいです^^
「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルでした。

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