D級と言っても、グレードがA級よりも低いということではなく、デリシャスのD、デカ盛りのD、ドラヨス(管理人)おすすめのD、などのDをとったD級グルメ通信です。
今回お届けするのは、夕張市にある老舗のラーメン店。
前回のワンダートラベルで、夕張市本町の散策をしていましたが、目的地はココでした。

人柄の良いラーメンと言いましょうか、また会いに来たくなるラーメン店でした。
続きをどうぞ。
今回訪れたのは、夕張市本町にある老舗のラーメン店、のんきやさん。

夕張市本町の中心部、顔出しパネルのある坂を登り、突き当りを左に折れるとのんきやさんにたどり着きます。

この集合看板の後ろ側にのんきやさんがありました。

街の半分が廃墟化してしまっているのではないか?という夕張市本町にあって、営業している飲食店が有る事自体、ありがたいです。
そして、このお店、多くの人に愛されているようで、この日も到着した時には4席あるカウンターは満席状態。
待っているお客さんもいたので、お店の外でしばし待機。

夕張にありますが、サッポロ西山ラーメンなんですね。
しばらく待ってから店内に入ります。

店内はカウンターが6席のみと狭いです。
待ち合い席もいっぱいになるほど混むことも。
店内には有名人のサインやら、どこぞのサークルのサインやらに混じって、先代の店主の写真が飾ってあります。
現在、のんきやは70代のおかみさんが一人で切り盛りしています。

先代のおかみさんは、こちらのお母さんだそうで、先代の頃から通っている常連さんも多いのだとか。
カウンターに座り、オーダーをしますが、メニューは至ってシンプル。
しおラーメンと正油ラーメンが600円。
かけラーメンが450円。
ラーメン中盛が700円。
一人で切り盛りしているので、これでも十分です。
私は正油ラーメン600円を発注。
店内には私たちのグループしかいなかったので、おかみさんと談笑しながらラーメンを待ちます。
私たちが埼玉から来たことを告げると、なんとおかみさんも埼玉に住まれていたとか。
先代が亡くなり、お店を継ぐ際にこちらに来られたのだそうで。
店内にはクーラーもありませんが、埼玉の暑さになれていたから平気なんだそうです^^
お盆を過ぎた頃には逆にヒーターをつけなければ寒いこともあるそうで。
調理台の引き出しから、ちぢれ麺を出し、鍋に入れます。
曲がった腰がしんどそう。というか立ち仕事がしんどいと言っていました^^;
たしかに大量のお客さんを一人でさばくのは大変そう。
麺も用意されている分だけ、売り切れたら閉店です。
体もキツイからそろそろ辞めたいそうですが、早朝からライダーが並んでいたりしてなかなかお店を辞めるわけにはいかないんだとか。
並んでいる人がいると、朝1時間早くお店を開けることもあるそうですが、麺がその分早くなくなるので、1時間早く閉店になってしまうことあるそうです。
そんな話をしていると、ラーメンが完成。

昔ながらのラーメン、と言った感じでとても懐かしい感じ!
600円という良心的な価格なのに具だくさん。
こちらが正油ラーメン。

ほうれん草、たっぷりのネギ、チャーシュー、メンマ、ナルト、そしてお麩が入っています。
かなり具だくさんですよね。
ナルトが入ったラーメンというのも久しぶり。
お味の方はというと、中太のちぢれ麺が美味しい!
スープは透明感のある醤油味で、濃すぎず薄すぎず麺によく合います。
これだけ具がたくさんあるので、具と麺をバランスよく最後まで食べれますね。
とくに汁を吸ったお麩もなかなかのアクセントになっていてGOOD!
こちらがツレが頼んだしおラーメン。

こちらも具は同じです。
味はよりあっさりしていました。
夏だったので、店内はちょっと暑かったですが、クーラーも無いので汗をかきながらラーメンを啜ります。
おかみさんとの会話も弾み、初めて訪れるのに懐かしい味のするラーメンも、ひときわ美味しく感じました。
ラーメンを食べたいというのもありますが、このおかみさんにまた会いたくなりました。
また来たくなる、そしておかみさんにまた会いたくなる、そんなラーメン店でした^^
ふる里の味ラーメン のんきや
〒068-0403 北海道夕張市本町1丁目124
営業時間 11:00~16:00 売切次第終了
ランチ営業、日曜営業

不定期連載のD級グルメ通信でした!
