見えるか反射炉の月 伊豆の国市韮山反射炉 ワンダートラベル87

不定期連載でお届けしている、「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルシリーズ

今回お届けするのは、昨年の春に思い立ったが吉日で世界遺産を見に行った時の話です。

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もはや世界遺産なのでベタではありますが、韮山反射炉と車のツーショットが撮れないもんかと、早朝より頑張ってみたのでした!

続きをどうぞ↓





今回やってきたのは、静岡県伊豆の国市にある世界遺産「韮山反射炉」

世界遺産に登録されたのは平成27年7月と2年前。
もともと目をつけていた産業遺産でしたが、まさか世界遺産に登録されて混雑することになるとは…

ということで、混雑する前からシャッターして(開店前に並ぶ)、韮山反射炉とレクサスRX450hとのツーショット写真を撮る試みをしてみました!

韮山反射炉の見学は朝9時からでしたが、8時に到着!!
さすがに駐車場もガラガラだ!!

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というかほとんど誰もいない!(笑)
観光地だけに、ツアー客などもちゃんと開園時間に合わせて到着するようで、さすがに1時間前に来れば世界遺産の韮山反射炉とツーショット写真が撮り放題です。

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目の前の駐車スペースはちょっと斜面になっているので上手く撮るのが難しいですが、こちらも工事中だったので今頃はもう整備されているかもしれませんね。

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いろんなところに停め直して一人撮影会(笑)

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以前にもRXと韮山反射炉の写真だけは先にお届けしていましたね。

レクサスRX450h F SPORT写真集 01【韮山反射炉にて】

こちらにはもう少し写真多めでRX450hと韮山反射炉をお届けしているので、そちらも良かったらどうぞ。

RX450hと韮山反射炉のツーショット写真を撮り終えたあとは、ちゃんとした駐車場に停めて開場時間を待ちます。

9時の開場と同時に入場!


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観覧料は、なんと2017年4月より200円値上って、現在は500円になっています。
当時は300円で済んだのですけどね。

中に入るとガイドの方がいろいろ説明してくれます。

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詳しく聞きたい人はついて回るといいでしょう。
話は結構長いですので自由に回りたい人はお断りをすると良いでしょう。

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こうした説明書きもありますので、サクサク見たい人はどうぞ。

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当時の写真が残っているのはスゴイですよね。

韮山反射炉は地震により崩落しているみたいです。

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現在の格子状の鉄で補強されているのは耐震性を考慮して保存のために付けられているそうです。

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韮山反射炉は、幕末期の代官江川英龍(坦庵)が手がけ、後を継いだその子英敏が完成させました。
反射炉とは、金属を溶かし大砲を鋳造する炉。稼働した反射炉が現存するのはここだけです。

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反射炉とは、銑鉄(せんてつ・砂鉄や鉄鉱石から作った粗製の鉄で、不純物を多く含む)を溶かして優良な鉄を生産するための炉です。銑鉄を溶かすためには千数百度の高温が必要で、反射炉の場合、溶解室の天井部分が浅いドーム形となっており、そこに炎や熱を反射させ、銑鉄に集中させることでその高温を実現する構造となっています。そこから、反射炉という名称が与えられたとのこと。

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実際に炉の内部が見えるようになっています。

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現在のような溶鉱炉のない時代に、大砲を作るにはこうした炉が必要だったんですね。
幕末の職人たちが、オランダからの製造方法を書いた書物だけを頼りに作り上げたそうで、その苦労は想像を絶します。


そもそも、なぜこの韮山反射炉が出来たかというと、それはペリー来航により、日本は外国の脅威にさらされましたことに起因しています。
江戸湾海防の実務責任者となった江川英龍(坦庵)に対して、幕府は江戸内湾への台場築造と平行して、反射炉の建造を命じます。

当初は下田港に近い加茂郡本郷村(現下田市高馬)に建設する予定でしたが、下田に入港していたペリー艦隊の水兵が、反射炉建設地内に進入するという事件がおこり、急遽、現在の伊豆の国市に移転することになったそうです。
すごい時代ですよね。

韮山反射炉では、元治元年(1864)に幕府直営反射炉としての役割を終えるまでに、鉄製18ポンドカノン砲や青銅製野戦砲などの西洋式大砲が鋳造されていたそうです。

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実際に大砲が展示されていました。

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鋳型に流し込んだあと、大砲の穴は水車の動力を使って削って開けていたとのことで、どれほどの時間がかかっていたのでしょうか。

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炉体と煙突の部分を合わせた高さは約15.7m、実際に稼働した反射炉が残っているのは日本でここだけだそうです。

稼働当時、反射炉の周囲には各種の作業小屋や倉庫などが建ちならび、多くの職人が働いていました。



当時を再現したCGがありましたので3分程度の動画もよかったらどうぞ(笑)

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幕末から残っている反射炉が4つの煙突も含めてこんなにきれいに残っているのは確かに世界遺産クラスかもしれませんね。
世界遺産に登録されてからは来場者が増えていて、併設施設も増設されるそうです。


反射炉から土産物コーナーのほうへ向かってみます。

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途中の端には、砲弾をイメージしたオブジェが。

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これもまたシュールだ(笑)


見晴台があるというので行ってみることにしました。

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土産物屋さんの裏手から山を登るルートがあります。

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登っていく道中はお茶畑になっていて、それもきれいでしたよ。

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これも日本ならではの風景ですね。
観光資源として併せて見ておきたいです。

見晴台の上に登るとこんな景色が広がります。

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晴れていれば富士山まで見えるそうですが…
この日は富士山は雲の中。

韮山反射炉を見下ろすことも出来るので、ちょっと歩いて見晴台まで行ってみるのもいいですね。

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この時間はまだ空いていますね。

でも観光バスがぞくぞく到着していたので、この後の時間だと混雑しそうです。

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行くなら早めがいいですね。

見晴台からの景色を満喫した後は、土産物屋さんを物色。
そこで気になるものが…

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ム?
これは…

「○の月」の類似商品ではなかろうか(笑)

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中身もそっくり〜(笑)
ネタとして買って帰るも良し!(笑)

でもパッケージ取っちゃったらなんだかわからなくなっちゃいますね^^;

と言った感じで、韮山反射炉を満喫したワンダートラベルでした!

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韮山反射炉
住所 静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268
電話 055-949-3450


「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルでした。



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