投稿者の方は、ヴァイオリンをやっている妹さんがいるそうですが、その妹さんが学校で友達から
「音楽なんか将来何の役にも立たない」
「音楽できても意味がない」
「音楽なんてなんでするん?」
と言われ、モチベーションが下がっているというのです。
ガチです。
— Moмo (@Momo_Drum0219) 2017年10月26日
妹の考えをどうにか変えたいんです。
本当にお願いします。#拡散希望 pic.twitter.com/M4W8bi3u2Q
私も音楽を趣味でやっており、昨日も母校の大学の学園祭で、OBのジャズビッグバンドの演奏をしてきたばかり。

ただ最近、忙しさ故に音楽を純粋に楽しめなくなってきているので少し考えさせられました。
そこで、社会人になっても趣味で音楽を続けてきた経験から、音楽を趣味でやるメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
ご興味ある方は、続きをどうぞ。
私は、高校生から音楽をやっています。
もともと音楽が好きというわけでもなかったんですが、ドラムの音ってかっこいいなという安易な気持ちで、高校では珍しい「ジャズ部」に入部しました。
ジャズ部の部室が1年生の教室の目の前にあったから、勧誘に誘われてなんとなく…という感じで入部。
まさかそれが20年以上も続く趣味になるとは思ってもいませんでした。
高校生の頃は、純粋に練習すれば上達するというのが楽しくて、時間さえあれば部室でドラムの練習をしていました。
ジャズの面白さは当時はあんまりわかってなくて、それよりも軽音楽部からヘルプを頼まれた「X-JAPAN」やら「BOOWY」などの練習をしていた記憶が(笑)
高校を卒業してから大学へと進学したのですが、そこで高校の先輩が所属していたビッグバンドジャズサークルに入部。
そこからはビッグバンドジャズの魅力に引き込まれ、1年生からレギュラーバンドのドラマーとして抜擢されたので、必死で練習しましたね。
基礎練とかドラム自体の練習というよりも、曲の練習メインだった不真面目なドラマーでしたが。
譜面とかテクニックをマスターするというよりは、耳コピの野生の勘だけでドラム叩くような感じです。
大学を卒業してからは、社会人になってもジャズビッグバンド仲間と社会人バンドを企画したりして1年に1回くらいのライブを行っていました。
その後、その中の1人が5人編成のコンボを立ち上げたので、それのメンバーに誘われ、かれこれ10年間アマチュアのジャズファンクバンドとして活動しています。
それとは別に、大学のOBビッグバンドも夏から秋にかけてライブが2〜3回あるので、掛け持ちでやっています。
ブログを始める前までは、練習する時間もあったのですが、仕事の他にブログもやっている現在となると練習する時間がほとんど取れず、腕は衰える一方。
楽しい演奏をするためには、それなりの練習が必要なわけで。
最近では私は練習不足でメンバーの足をひっぱる状況で、それゆえに厳しい叱責を受けたりして、「仕事でもないのになんでこんなこと言われなきゃいけないんだ!?」って思ったりもしていました。
確かに音楽を上手く出来るとすごく楽しいし、他では得られないような高揚感を味わうことができます。
そしてライブが終わった後の打ち上げも楽しいし、「楽しかった!良かった!」と言ってくれるお客さんがいれば、それもまた嬉しいしモチベーションになります。
そこにはやはり陰ながらの練習は欠かせないと思うのです。
練習時間が捻出できない状態で、音楽を続けるか否か、と言うのは最近の私の悩み。
なんとか練習時間を作って、楽しく演奏できるようにしていかなきゃとは思っているんですが、なかなか…ね。
と愚痴のようになってしまいましたが、音楽をやるメリット、デメリットは確実にあります。
それをまとめてみました。
趣味として音楽をやるメリット
1、練習をすれば成長できるし演奏自体が楽しい
音楽をやっている人で、これが一番の理由という方も多いのではないでしょうか。
理屈抜きでセッションが楽しい、自分で曲を作って演奏したり、表現する手段としての音楽はとても楽しいものです。
また、大人になってから趣味の音楽を始める方も多いと思います。
その際には、新たな知識や技術を学ぶ楽しさ、成長する楽しさを大人になってからでも味わうことができます。
これってとても素晴らしいことだと思います。
2、ライブや演奏会などでは達成感が味わえる
こちらは上記1と内容は似ていますが、音楽は人に聞いてもらってナンボです。
ライブや演奏会はやはり緊張もしますが、そうした緊張感って日常ではなかなか味わえないものです。
人に聞かせるイベントを一生懸命やりきったときの達成感は、言葉では言い表せない爽快感があります。
普段仕事や勉強、家事などをしているだけでは、こうした緊張感や感動は得られないのではないでしょうか。
音楽は、人生を楽しむスパイスになります。
3、仕事と家以外の居場所ができる
社会人になって音楽を続けるにあたって、正直、これはすごく大きいと思います。
仕事や家庭が順風満帆で、なんのストレスもないならそれも良いですし、例えそうだとしても別の居場所があるというのはありがたいことです。
仕事が変わったり、家庭に居場所がなくなったりしても、音楽をやる仲間がいるとそれだけでも救われることは多いです。
一人暮らしの人だって、家と職場の往復だけで疲弊してしまうこともありますが、違う居場所があれば自分を再確認できることがあります。そして音楽を演奏し、人と音を合わせていると、それがとても強く感じることが出来るのです。
4、趣味として続けていると、それが仕事に繋がることもある
プロミュージシャンとして大成し、それを仕事とする方もいれば、気分転換の趣味として音楽続けている人も多くいると思います。
趣味としての音楽は、1円の利益にもならないどころか、スタジオ代やら楽器代やら消耗品などでお金は出ていくことのほうが多いですが、それでも続けている人は多いです。
それでも、趣味として音楽を続けていけるのは、演奏することが好きだからでしょう。
アマチュアバンドとしてでもライブなどの活動を続けていると、誰かを楽しませることができればそこからの縁で仕事が繋がることもあります。
もちろん音楽の演奏依頼もあったりするでしょうけど、人の縁で本業の仕事が拡大するということもあるでしょう。
きっかけは音楽繋がりだったりすることもあるんですよね、これが。
うちのバンドも、カフェでライブやっていたら、気に入ってくれたお客さんが「私の結婚式で演奏して欲しい!」とお仕事をくれたこともありました。
人生の晴れ舞台での演奏を任されるというのも嬉しいできことでしたよ^^
5、上司部下関係ない学校のような繋がりが得られる
音楽をやっている仲間は、普段仕事でどんなことをやっているのかお互いあまり知らないことが多いです。
私が所属している大学のOBバンドでも、某大手メーカーの偉い人から主婦まで、幅広い職種職責の人が参加しています。
それでも上司部下の隔たり無く、和気藹々と音楽を楽しんでいます。
これってすごく楽しいんですよ。もし大手企業の社長さんが参加していたら、誰も社長と思ってくれない環境を逆に楽しく思うはずです。
音楽ってそういう隔たり無く楽しめる趣味だと思います。
6、誰かを楽しませることが出来る
そして、実はこれが一番大切なことなんじゃないかと思います。
自分が楽しいのはもちろん、良い演奏をすれば聞いてくれる人が楽しんでくれます。
そして感謝の言葉をくれたり、アンコールをくれたり、笑ってくれたりします。
演奏する自分たちも楽しみ、そしてお客さんも楽しませることが出来る、音楽ってやっぱり人を楽しませるエンターテイメントなんだなぁと。
人のために何かをすることって人生においてとても大切なことだと思います。音楽を通じてそれが出来るのであれば、それは趣味としては素晴らしいことだと思います。
趣味として音楽をやるデメリット
一方で、音楽を趣味として続けるにはデメリットもあります。
メリットに比べれば少ないデメリットでもありますが、それもまとめてみます。
1、時間とお金が必要
一番のデメリットはこれですね。私が直面している問題でもあります。
上手く楽しく演奏するためには、最低限の練習時間を捻出する必要があります。
要求するレベルに応じて、その練習時間は比例していきますが、お客さんに聞かせる以上は、下手では済まされない場合も多いです。
とくにお金をもらって演奏する場合には。
その際には、やはり仕事がどんなに忙しくても、練習時間を捻出しなければなりません。
音楽のことが好きで好きでたまらない人には苦でも何でもないでしょうけども、寝る前に譜面をさらったり、デモ曲をひたすら聞いたり、脳の容量をそちらに傾ける必要があります。
仕事や日常生活の中で、音楽にどのくらいの時間が避けるかが、重要となります。
また、スタジオで練習したり、楽器を買ったり消耗品を買ったりするお金も必要となります。
スポーツをするのでも同様にお金はかかったりするので、それはどの趣味でも変わらないかもしれませんけどね。
2、仕事と家以外でのストレスが発生する可能性がある
音楽は楽しいばかりでは済まないこともあります。
部活動と同様な人の集まりになるので、そこには人間関係があったりします。
仲良しだけで集まって、上手い下手気にせずワイワイやれればストレスもないかもしれませんが、演奏技術を切磋琢磨していくようなバンドでは衝突があったりもします。
言葉のやり取りで険悪なムードになったりすることもあります。
また、演奏レベルが違ったりするとストレスにもなります。練習が足りてないとストレスにもなります。
それらを許容しながら、バンドはやっていかなければなりません。
仕事や家庭のストレス以外にも、ストレスを抱えてしまう可能性もあるということです。
ただ、それはライブ本番が上手くいったりすると、苦労も歓びに変わったりします。
上手く演奏したい、という気持ちが強いからこそ衝突がおきるので、お互いの事情を認めて切磋琢磨しあえれば、ストレスも楽しさに変換できるかもしれませんね。
まとめ:練習する時間が捻出できるなら、趣味としての音楽は続けるメリットが大きい
上記で挙げたのは私が思いついたメリット・デメリットなので、これ以外にも音楽をやるメリット・デメリットはあると思います。
私の考えた結論としては、やはり音楽を楽しむためにはそれなりの練習は必要で、その時間(とお金)が捻出できるなら、趣味として音楽を続けたほうが良いと思います。
趣味として音楽を続けている方は読者の中にもいらっしゃると思いますが、どうお考えでしょうか?

今の私は、練習する時間が取れていない状況です。
それで音楽を続けるかどうか、ちょっと悩んでいました。
大変だけど、やると楽しいのが音楽。
うまくタイムマネジメントして続けていける方法を見いだせればと思います。
今週金曜日にもまたライブなんですよねぇ…
2バンドかけもちで、9・10・11月でライブ7本とか…
12月にもライブが1本決まったので、頑張らねば…
今回は、Twitterの話題から、私なりの音楽観を語ってみました。
昼のワンダー速報でした!
夜21時の更新もお楽しみに!

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コメント
- 達成感を内面に・・
- ドラヨスさんこんばんわ!
上手く楽しく演奏するために努力することは趣味だと思いますが、聴衆が納得する演奏をするために努力することは趣味とは言えないような・・・。
『お客さんに聞かせる以上は、下手では済まされない場合も多い』と仰るのであれば、ドラヨスさんのされている音楽活動は趣味というよりセミプロの範疇に入ると思います。
『2バンドかけもちで、9・10・11月でライブ7本とか…』というのはまさにそうですよね(笑)
今ドラヨスさんが抱えてらっしゃるジレンマみたいなものはそのあたりに起因しているような気がします。
冒頭のツイッターの件ですが・・
クラスメイトの心無い言葉は、「熱中できることを見つけた人」や「ヴァイオリンが弾ける人」に対する羨みや妬みの裏返しであることは明白です。なのでそんな言葉は無視するのが一番なのですが、まだ若い妹さんには無理でしょうね。
ただ家族が「将来役に立つから」とか「人を感動させることができるから」と打算的に説得しようとする態度は感心しません。それじゃあ妹さんのクラスメイトと同レベルになってしまいますね。
『周囲の評価は気にせず、達成感を内面に持つことが大切』と言ってあげたらいいと思います。
- 雑感
- あたくしはTwitterをやってないものでして,通りすがってこちらに直観的に思ったことを書いていくと…
恐らくクラスメイトの発言は「それで飯が食えるのか(生計の維持に足るものなのか)」
という視点に基づくものではないかと思います。
ならば,その視点から色々考えてみると,譜面を読んで試行錯誤して,
演奏の為の練習を繰り返し,場合によってはメンバーと協力しながら,
という行為そのものについては,恐らく他のどの世界でも通用する能力であると考えます。
恐らく,他のクラスメイトよりもこれらの能力は高いでしょう。
主体的に試行錯誤して技術向上の為に努力するだけの主体性と継続性,
更にはメンバーと協調して演奏を成立させていくための協調性を併せ持っているためです。
この能力自体はどこでも求められるものであると考えられますので,
音楽自体で何かをする(例えば,生計を立てる)という点だけで見ますと,
色々とマイナスに感じられることもあるかとは思いますが,
音楽に打ち込む過程で身につけた汎用的能力については,音楽の世界だけでなく,
他のどの世界でも絶対に重宝するものなのではないでしょうか。
僕は純粋に音楽演奏できる人がすごいなぁ,と思いますけどね。
- Re: 達成感を内面に・・
- かぼすさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよ、セミプロというか、お金をいただくライブもあるんです。
なので、疎かにはできないんですが、もはや手一杯という感じです。
12月の10日のライブを最後に、しばらくはオフになるのでゆっくりしたいと思います。
役に立つ事しかしないのか、好きなことをやるのか、勉強こそ役に立たなかったりしますよね。
私が思うのは、好きなことで人のためになることを継続する、これが大事だと思います。
- Re: 雑感
- のらーさん、コメントありがとうございます。
何もやっていないクラスメイトに比べたら、いろいろ成長している部分は確実にありますよね。
それをやっていない時間に、スマホをいじったりしているくらいなら、音楽をしている方が何倍も得られることが多いでしょう。
望むべくは、それが個人練ではなく、合奏として人と合わせていたなら、得られる物がもっと多いハズ。
それを職業にするかは別としてですよね。
でも、音楽から繋がる縁で仕事に繋がったりすることもあるかもしれませんし、無駄なことなんてなにもないんですよね。
ようは、自分が底から何を学ぶかを意識していれば。
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