2018新型ヴェゼルハイブリッド試乗インプレッション!走りは進化したか?

マイナーチェンジしたホンダ新型ヴェゼルハイブリッドに試乗しました!


2018年2月にマイナーチェンジを行った新型ヴェゼルに試乗させてもらいました!と言う話の3回目です。

前回までの記事では新型ヴェゼルハイブリッドZのエクステリアと内装を、マイナーチェンジ前と比較しながらインプレッションしました↓

2018ホンダ新型ヴェゼルハイブリッドマイナーチェンジ試乗しました!【1】エクステリアの変更点は?(ベゼル)

【残念な点も…】2018ホンダ新型ヴェゼルハイブリッドマイナーチェンジ試乗しました!【2】内装の評価は?


今回はその続きで、お待ちかね!マイナーチェンジした新型ヴェゼルハイブリッドZの試乗ドライブフィールをインプレッションしたいと思います!

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2014年のデビュー当時は、あまりに硬い乗り味に驚きましたが、それも年々改良が加えられ、最新型ではさらに楽しい走りになっていましたよ。


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ご了承いただける方は、続きをどうぞ。




新型ヴェゼルハイブリッドZのドライブフィールインプレッション


ではさっそく、ホンダ新型ヴェゼルハイブリッドZに試乗させてもらいましょう。

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パッと見た感じはすごく変わった感じはしませんが、ヘッドライト周りのデザインが精悍になりましたね。

この日は雪がちらほら振ってくる転機でしたが、おろしたてホヤホヤに乗り込んでみます。

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新しくなったというフロントシートは、サポート性も良く、座り心地は上々。
シートポジションを設定してハイブリッドシステムの電源を入れます。

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システムが始動してしばらくはエンジンがかかります。
暖気とバッテリーの状態がOKになると、アイドリングも止まります。

この時は、停車中にバッテリー充電と暖気が済んでいたので、エンジンはすぐに止まりました。

電気式のシフトレバーをDレンジに入れて、アクセルを踏めば自動的に電動パーキングブレーキが解除されて走り出します。
ヴェゼルには電動パーキングブレーキとブレーキホールドが付いているので、HOLDボタンを押しておけば、信号などで止まった際にブレーキペダルから足を離してもブレーキ状態が維持されます。
走り出すときはアクセルを踏めば、自動でブレーキが解除されますので、とても便利です。

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クリープでディーラーの駐車場から片側1車線の道路に出ていきますが、この時はモーター単独で滑り出します。

道路へと走り出してアクセルを踏み込むとすぐにエンジンがかかりました。
ディーラーから片側1車線の道路に走り出しますが、ほんの少しアクセルを踏んだだけでもエンジンがかかります。

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トヨタのTHS2などのストロングハイブリッドでは、モーターで20〜40km/hくらいまでは粘れる印象ですが、ヴェゼルハイブリッドのモーターではほんの一瞬だけですね。
どんなにソロリとアクセルを踏んでも、10km/h未満でエンジンがかかってしまいます。

オデッセイハイブリッドやアコードハイブリッドの2モーターのハイブリッドシステムなら、もっとモーターだけで粘れるんですが、ヴェゼルに2モーターを搭載すると車両本体価格が高くなりすぎるので、これは仕方ないですね。

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走り始めて感じるのは、結構硬質な乗り味ですね。
ヴェゼルがデビューした当時に感じた「ただ硬い」という感覚ではなく、ちゃんと硬質な乗り味になっています。
2014年当時のヴェゼルは、路面からの入力がすべてカンカンと伝わるほど硬かったですが、それも年々改良されてマイルドになりました。
今回マイナーチェンジされたヴェゼルは、程よい硬質感を残したまま、乗り心地も確保しています。
これは17インチタイヤ&ホイールがちょうどいいのかもしれませんね。

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ヴェゼルRSだと18インチになりますが、乗り心地などを考慮すると、この17インチも捨てがたいです。

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見た目的には18インチのほうがかっこいいですけどねぇ。

一方で、ホンダ新型ヴェゼルハイブリッドZのロードノイズはそこそこ聞こえます。

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荒れた舗装路では「コー」という音が聞こえます。
でもそれほどうるさいというほどではなく、C-HRもロードノイズはうるさいので、車格相当と言ったところでしょうか。



ホンダ新型ヴェゼルハイブリッドZで走っていて感じるのは、ミッションがおもしろいですね。
ヴェゼルハイブリッドには、7速のデュアルクラッチトランスミッション(DCT)が組み合わされていますが、ハイブリッドのモーターとDCTの組み合わせってあまり無いので、加速フィールは結構ユニークです。

この7速DCTはフィットでもリコールが連発した曰くつきのミッションですが、デビュー当時よりも微低速時のギクシャク感も払拭されてそれほど違和感はありません。

そして何より、DCTならではのダイレクト感のある加速フィールはまるでドイツ車のようです。

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そして、それと合わせて良いなと思ったのはホンダ新型ヴェゼルハイブリッドZのステアフィール。
昨年デビューした新型シビックを髣髴とさせるような、骨太でロードインフォメーションも適度に伝えるステアフィールはいい感じです!

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ホンダ新型ヴェゼルハイブリッドZにはパドルシフトも付いていて、ダイレクト感のあるDCTと相まって走りはなかなかおもしろいです。


モーター単独での加速は難しいですが、一旦車速が上がってからアクセルを緩めればEV走行も可能です。
40〜60km/hで車速をゆるゆると維持する程度なら、EVでも結構粘れます。
ただ、ホンダのメーターでは、ハイブリッドインジケーターがどこまでアクセルを踏めばエンジンがかかるかわかる仕様になっていないので、アクセルの踏み加減が難しいです。

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トヨタのハイブリッドインジケーターは、ここまでならEV走行できますよって目安がわかるので、積極的にEV奏功して燃費を伸ばしやすいというメリットがあります。

一方で、C-HRにはタコメーターはありませんが、ヴェゼルハイブリッドではマルチインフォメーションディスプレイにタコメーターが表示できます。

ヴェゼルハイブリッドは、燃費思考というよりスポーツハイブリッドとしてモーターをターボのように走りに振っているとのことですので、燃費より走りの軽快感を追求したセッティングになっているのでしょう。

「スポーツハイブリッド」と銘打っているだけに、ターボのようにエンジンの出力をアシストする感覚があります。

なので、同じハイブリッドと言えども、ヴェゼルのほうが実燃費は厳しいのではないかと思いました。
ガソリン版のヴェゼルとヴェゼルハイブリッドと、カタログ燃費もあまり差がありませんしね。
ヴェゼルハイブリッドZ(FF)が23.4km/L、ガソリンのヴェゼルX(FF)が21.2km/Lです。
その差は2km/L程度しかありません。
さらにハイブリッドでも4WDだと21.6km/Lと、ほぼガソリンモデルと同じ燃費になってしまいます。

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というか、ヴェゼルのガソリンモデルって結構燃費いいんですね。
ホンダの営業マンさん曰く、営業マン的にはガソリンモデルの評価が高いとのことで、燃費差が無いのだったらガソリンモデルを買っても全然良さそうです。
ガソリンモデルのヴェゼルRSとか良いかもですね。ちなみにヴェゼルハイブリッドRS(FF)だと燃費は25.6km/Lと、ハイブリッドZよりも良いんですね。
ガソリンモデルのRSが20.2km/Lなので、RS同士で比べるとハイブリッドの燃費は光ります。

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ホンダ新型ヴェゼルハイブリッドZで、ちょっと強めにアクセルを開けると野太い音でグイッと加速してくれます。
「グゥアアアアン、グゥアアアアン…」と、シフトアップがわかるサウンドで、静粛性は心なしか良くなっている気がしました。
やはりCVTよりも加速フィールは良いですね。
エンジンルームからのザラついた騒音はカットされ、フィニッシャーの付いているマフラーからは意外と野太いサウンドがします。

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絶対的な加速感はそれほどでもありませんが、リチウムイオンバッテリーのモーターのトルク感の立ち上がりは力強いです。
踏み始めからグイッと前に出る感覚は良いですねぇ。背中を押されるような力強い感じがします。
それと相まって良いなと思うのが骨太なステアフィールです。

そして中間加速もアクセルを踏みました際にはダイレクト感ある加速感を感じることができます。
これは、DCTがいい仕事をしてますね。
微低速で若干ギクシャクする感じなどもたまにありますが、そのネガを差し引いても、このダイレクト感のあるミッションの感じは好きですね。

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と言った感じで、15分程度の試乗も終了です。



新型ヴェゼルハイブリッドの試乗ドライブフィールの感想・評価は?


約1年ぶりにヴェゼルに乗せてもらいましたが、個人的な感想としては、「モーターのトルク感は薄いけど、ダイレクト感のあるシフトフィールと、ターボのように効くモーターは面白い!そして乗り味とステアフィールも硬質感があって良い!」と思いました。

エクステリアや内装ではあまり大きな変化が無かったように感じたヴェゼルでしたが、乗り味は見えないところを改善しているのか、静粛性や硬質感の面でいい感じになっている気がしました。
もともとモーター単独での発進はすぐにエンジンがかかってしまいますが、そこからの加速フィールはDCTのダイレクト感も相まってドイツ車っぽい印象もありますね。

そしてステアフィールがイメージしていたよりも良かったです。
適度なロードインフォメーションの反力もあり、骨太な剛性感があるように思いました。
静粛性も向上しているようっぽくて、以前に試乗した時のような粗さがあまり感じませんでした。
クルマとしての上質なドライブフィールが増した印象です。

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惜しまれるのはやはりアダプティブクルーズコントロールが全車速対応にならなかったこと。
ホンダセンシングが標準装備になるのは素晴らしいのですが、電動パーキングブレーキ+ブレーキホールドがあるなら、全車速対応ACCは導入してほしかったというのが正直なところです。
また、ヴェゼルのホンダセンシングでは、ブラインドスポットモニターとオートマチックハイビームが含まれていません
これもライバルメーカーの安全装備からは劣る部分なので、今後のモデルにはそれらの安全装備の導入も進めて欲しいところですね。

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一方で、ヴェゼルがライバルよりも優れているのは、内装の質感やユーティリティの豊富さ、そしてセンタータンクレイアウトによる広い室内です。
C-HRやCX-3ではファミリーユースは厳しいかもしれませんが、ヴェゼルなら何とかなるという懐の広さがあります。
荷室の広さやフラットにした際の積載性は、真似できるものではありません。

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そうしたバランスの良さが、支持されているポイントでしょうね。

ホンダ新型ヴェゼルが気になる人は、お近くのホンダディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか?^^



ホンダヴェゼルの値引きのコツは?


ホンダヴェゼルは、2017年のSUV販売ランキングではC-HRその座を譲ることになりましたが、実際の販売状況は未だにかなり人気のようでホンダの稼ぎ頭になっています。

人気モデルだけに値引きは渋めですが、20〜30万円くらいの値引きは引き出せるのではないでしょうか。
そんなヴェゼルの値引きのコツとしては、他社の競合車種を検討していると伝えることと、ホンダでも販社が違うディーラーを競合させるという手もあります。

販社とは、「ホンダカーズ◯◯◯ △△店」◯◯◯に当たる部分が販社になりますので、◯◯◯の部分が違うお店で競合させることで条件が変わる可能性が高いです。

あと、忘れてはいけないのが、購入をご検討の方は、実際にディーラーに行く前・もしくはディーラーで見積もりとった後でも、ネットで愛車の無料下取り見積もりをしておくことを激しくオススメしますよ。

何故かというと、営業マンから「今契約しないと納車が更に遅れる!」とか「今日ハンコ押してくれるならこの条件で!」とかプレッシャーかけられて、下取り価格の吟味をする前にうっかりハンコを押しちゃったりすることがあるからです(実際私も経験あり^^;)。

ディーラーでの下取り交渉で、良い条件を出すためには、予めネットなどで愛車の買取り見積もりを取っておいて、ディーラーでの下取り金額の交渉材料として使うのがかなりオススメの手です。

買取店で出た査定金額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉ができるので手ブラで行くより良い条件が引き出せる可能性が高いです^^

実際に私がおすすめしたこの方法で、ブログ読者の方から「買取店よりも良い条件でディーラーで下取ってくれた」という報告もいただきました^^

ディーラーによっては、値引きが良くても下取りの条件が悪いことも良くありますので、そういう時は、買取店に売却してしまえば良いですしね。

逆に、ディーラーで下取りの見積りをした後で買取店で査定する際には、ディーラーでの下取り見積もり額を予め伝えておくと、それ以上の価格で買い取ってくれることが多いです!

ちなみに、複数の買取店に一括見積りで、一番高く買い取ってくれるお店を探したい方は以下のサイトもおすすめですよ^^


かんたん車査定ガイド






自動車買取店の営業マンから聞いた裏ワザですが、本気で高く売りたい場合は、上記のような一括見積もりサイトにエントリーし、複数の買取店が実際に車を見て買取額を決めたいと言ってきたら、複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れます
そして、「入札制にしますので、査定金額を名刺の裏に書いて、せーので見せてもらって、一番高いところに売ります!」と言うと、最初からMAX価格で勝負してくるそうです!(笑)

何社も見積もるのも時間が勿体無いし、一番この方法が良い条件出る可能性高いそうです!
この「入札制で」というのがポイントです!
ブログ読者の方からも、この裏ワザでディーラー見積りより60万も高く買取店で買い取ってもらえた!というご報告も多数いただきました!^^
私もこの方式で査定してもらったところ、ディーラー下取りに比べて最大75万円も差がありました!
こんなに変わるものかと…^^;;;


私が実際に愛車の下取り一括見積りで高額査定を叩きだしたレポートは以下の記事をご参照ください↓

車を買い替える時の6つ必勝法!一括査定で見積もった結果www輸入車を売るポイントも!

ディーラーだけの下取り見積もりではもったいないですよ!
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ますからね。

本気で高く売りたい方は、お試しあれ^^


ということで、当ブログが参考になったよ、という方は、ネット見積もりをする際には↑の広告リンクから見積もっていただけると、毎日ブログを更新するうえで大変励みになります(笑)

2013年の3月にブログを開設して以来、毎日更新を貫いています!!
よろしければブックマークもお願いします^^

今後も気になる旬な車を中心にお届けしますので、応援よろしくお願いいたします^^


貴方と新しいクルマとの出会いが、素敵なものになりますように!^^

では次回のワンダー速報もお楽しみに!



ホンダヴェゼルとライバル(C-HR・CX-3)との比較記事


過去には、ヴェゼルのライバルとなる、トヨタのコンパクトSUV「C-HR」や、マツダのコンパクトSUV「CX-3」との比較記事もアップしてありますので、そちらの記事もよかったらどうぞ!

【比較】トヨタC-HR vs ホンダヴェゼル 買うならどっち?【エクステリア編】

【比較】トヨタC-HR vs ホンダヴェゼル 買うならどっち?【内装編】

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マツダCX-3(CX3) VS ホンダヴェゼル!比較対決!個人的評価はどっちだ!?【前編】

マツダCX-3(CX3) VS ホンダヴェゼル!比較対決!【中編】走りの評価は?

マツダCX-3(CX3) VS ホンダヴェゼル!比較対決!【後編】価格の評価は?

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C-HRやCX-3の購入を検討しているなら、一度はヴェゼルにも試乗しておいたほうが良いと思います。
それぞれキャラクターは違いますので^^


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コメント

シートの画像が旧型のですよ
Re: タイトルなし
ワンダーな名無しさん、コメントありがとうございます。

おお!ご指摘感謝!
直しておきます!
また見つけたら教えて下さいね^^

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