ホンダN-VAN(NVAN)が実はスゴイ!N-BOXと徹底比較した試乗インプレッション!見積もりもあるよ!

ホンダの4ナンバー商用バン「N-VAN(NVAN)」がデビュー!


私は仕事でホンダのN-BOXを使っていますので、N-BOXの素晴らしさはよく理解しているのですが、そんな私でも気になるNシリーズ派生車がデビューします。

それが新型N-VAN(N VAN)!

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読者さんの需要あるかはわかりませんでしたが、見積もりもらったよって書いたらリクエストいただいたので記事にしたいと思います。

N-BOXとはどこが違って、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか??
新型N-VANってどんなクルマなのか分析してみたいと思います!

今回の記事を最後まで読めば、見積もりも載せておきますので、新型N-VANのメリット・デメリットから価格感まで知りたい人は、今回の記事さえ読んでおけばバッチリ!
長文ですが、新型N-VANを購入検討している方は最後までお付き合いいただければと思います。


ワンダー速報では過去にもホンダN−BOXの記事を書いていますし、これからも最新情報を加筆していきますので、ホンダ新型N−BOXの過去記事や最新情報は、以下のホンダN−BOX関連記事一覧よりご確認ください↓

ホンダN−BOX関連記事一覧



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※例によって、当ブログの車に関する口コミ・評判・インプレッションは個人の主観に基づくものです。一部、辛口なコメントも含まれる可能性もありますので、気分を害する可能性がある方はご遠慮ください。

ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ↓




そもそもホンダN-VAN(N VAN)ってどんなクルマ?


まずはN-VANとはなんぞやってところからですが、N-VANは、2017年8月にフルモデルチェンジした新型N-BOXをベースに作られた商用バンです。

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via:http://www.honda.co.jp/


ホンダには以前はバモス、アクティバンという軽バンがありますが、実質はバモスの後継モデルと言ってもいいでしょう。

バモス・アクティバンは軽キャブオーバーで、エンジンの上にキャビンがあるタイプだったため、荷室も広かったですが、そのキャブオーバースタイルを継続せずに、N-BOXベースで開発したというのが吉と出るか凶と出るか。

衝突安全性から考えると、キャブオーバーじゃないほうが良いとは思いますけどね。



ホンダN-VANのココが凄い!


新型N-VANは、単なるN-BOXの廉価グレードの商用車に留まりません!
新しいアイデアが詰め込まれた車になっています。

それがこのミラクルオープンドア、もといダブルビック大開口!

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via:http://www.honda.co.jp/

いわゆる、ダイハツがタントでやっているピラーレスの助手席側ドアとスライドドアを、ホンダのN-VANでも実現しています!!

コラそこ!パクリとか言わない!!(笑)
法律に引っかからないようにちゃんとホンダ独自の技術で実現しているのだと思います。

あれ、便利ですからねぇ。
というか、商用車だけじゃなくてN-BOXにも搭載しちゃえばいいのに…(ボソッ


そして、N-VANがさらに凄いのが、助手席と後席をダイブダウンで格納すれば、完全にフラットな床にできること!

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via:http://www.honda.co.jp/

これは他のメーカーでも無かったことですね!

助手席側のダブルビック大開口、このフラットなフロアで、大きな荷物の積み込みも捗りそうです。
そして、個人が使うのでも、大人の秘密基地的な使い方ができるんじゃないかとワクワクしますね!!

N-BOXでは床が完全にフラットにできず、車中泊用のマットもやや余り気味でしたが、これなら完全にフラットで足も伸ばせて寝れそう!!

アウディQ2&N-BOXで車中泊はできるか? WAQキャンピングマット使ってみた![PR]

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↑クリックで記事に飛びます

かつてのモビリオスパイクのような使い方したら楽しそうですよね。
見た目もそれっぽいし!



ホンダN-VANは内装の収納やオプションも商用に最適


さらに、商用車としての収納アイデアも、N-VANは多彩になっています。

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↑クリックで拡大します。

ただし、格納が前提となっているため、助手席や後席はかなり平板になっているそうで、長時間座るのはかなり厳しいとのことです。

完全に1人乗り+荷物と割り切ったほうが良さそうですね。



N-VANは全タイプ4ナンバー軽貨物自動車!


ホンダN-VANは、全タイプが4ナンバーとなります。

4ナンバー車なら税金も安く済むだけでなく、事業者としてはさらにメリットがあり、1営業所あたりの最低台数に決まりがなく、1台から黒ナンバーの取得が可能。運行管理者などの有資格者を常駐させる必要も無いなどのメリットがあります。

一方で、初回車検が2年後であったり、業務使用では昨今流行りの白ナンバーが取得できないなどのデメリットもありますので、その辺はご注意くださいね。
(自家用としてはなら白ナンバーもOKのようです、詳しくはディーラーにてご確認ください)


N-VANには安全装備ホンダセンシングが標準装備!


N-VANは、軽貨物自動車とは言え、安全装備にも手抜きなしです。

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N-BOX相当のホンダセンシングが付いており、

・衝突軽減ブレーキ
・誤発進抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・先行車発進お知らせ
・標識認識機能
・路外逸脱抑制機能
アダプティブクルーズコントロール
レーンキーピングアシストシステム(LKAS)
後方誤発進抑制機能
オートハイビーム


までがセットになっています。
N-BOXと同様なんですが、他の上位ホンダ車にもついてない、オートハイビームや後方誤発進抑制機能まで付いているのがすごいですよね。商用バンなのに(笑)

さらに、軽貨物自動車としては初であろうアダプティブクルーズコントロールまで付いてます!!
こりゃすごい(笑)
全車速追従ではないので、30km/h以下くらいで解除されてしまいますが、高速などを使う場合には、大幅に疲労を軽減できるでしょう!

私もN-BOXで使っていますが、かなり優秀です。
そして、ステアリング制御付きのレーンキーピングアシストまで付いているので、一昔前の高級な並の自動運転が実現します。
このレーンキーピングアシストのステアリング制御も実に自然なので好印象です。

これらの先進の安全装備が、軽商用バンに標準装備とは、安全性もかなり増して、従業員満足度も上がりそうですね。



ホンダN-VANにはMTも用意!


そして、走り好きには嬉しい装備として、CVTだけでなくマニュアル仕様(MT)も用意されています!
しかも6速MT(笑)
このN−VANに搭載される6速MTは、S660のトランスミッションと同じというから、無駄にオーバースペックな気がしますが^^;
でも、軽トラでビュンビュン飛ばしてる人もいるので、この6速MTは喜ばれるかもしれませんね!



ホンダN-VANは単なる商用車に留まらない?


軽バンというと、白い箱型ボディで、配送や業務用として使われている印象ですが、今回の新型N-VANはそうした商用バンに留まらない使い方や使い勝手を提案しています。

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グレードも上記のような3種類あり、商用に適したシンプルな「G・L」から、LEDヘッドライトを装備したおしゃれなグレード「+STYLE FUN」、そして濃色が似合うヤンチャな「+STYLE COOL」で展開。

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それぞれ、ついてくる主要装備が異なります。

主な違いとしては、ベースになるG・LにはUSBやAUXジャックが省略されていたり、LEDヘッドライトが装備不可。
スマートキーや電動格納ドアミラーもありません。
一方で、フルオートエアコンやホンダセンシングも標準装備と、商用車として使うならこれで十分ですけどね。



続いて、おしゃれな+STYLE FUN

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via:http://www.honda.co.jp/

こちらが実質的な最上級グレードとなり、

・LEDヘッドライト
・LEDフォグランプ
・USBやAUX端子
・スマートキー
・電動格納式リモコンカラードドアミラー


などが付いています。
ベースグレード同様にルーフが高くなっており、LEDヘッドライトの顔つきの表情もファニーなので、ちょっとおしゃれな商店や花屋さんなどには好まれるかもしれませんね。



続いて、カッコイイグレードの+STYLE COOLです。

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via:http://www.honda.co.jp/

こちらが、先の2つのグレードと一番違うのが、ルーフが低くなっています
商用車として使うならルーフが高いほうが良いですが、こちらは見た目を重視したというのもあるのでしょう。
一方、装備としてはなぜかLEDヘッドライトが装備されません
これにこそ付いているべきだと思うんですけどね。

フロントグリルもメッキ化されて、先代N-BOXカスタムのようなヤンチャな表情になっています。
フォグランプは何故かLEDです。


ホンダ新型N−VANの感想・評価は?


改めてじっくりN−VANを調べてみて、個人的に感じたのは「単なるN-BOXの廉価グレードではない!これはスゴイ可能性を秘めた商用バンだ!」と思いました。

キャブオーバーの軽商用バンには室内長は叶いませんが、それを補うアイデアが満載。
特にダブルビック大開口のピラーレスは面白いし、完全にフラットにできるシートもユニーク。
以前ホンダにあったモビリオスパイクを彷彿とさせる気がします。

モビリオスパイクは、フリード+として引き継がれているんですが、フリードはちょっと小洒落すぎというか、ファミリー感が強いので、このくらい硬派でモノ感が強いほうが、「大人の秘密基地」としては良いんじゃないかと(笑)
商業バンとしてだけじゃなく、個人がそんな感じで使うのにも好まれそうなクルマですよね。

ただ、4ナンバーとなるので、そこだけはご注意くださいね。
業務用としては最近軽自動車で人気の「白ナンバー化」もできませんし、初回車検が2年後に来ますので。
税金が安くなるというメリットはありますけどね。

さて、そんな新型N-VANですが、気になるのは価格なんですよ。
ここまでは評価が高かったN-VANですが、見積もりを取ったら顔色が変わりました…



N-VANの見積もりを公開!私が見積もったグレードは?


3つのタイプがあるN−VANの中から、私がまず見積もってもらったのが、個人用で大人の秘密基地的に使うならと、「N−VAN +STYLE FUN」
少しでも安くあげようとNAのFFモデルを選択しました。

それで出来上がった見積もりがこちら!!

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新型N−VAN +STYLE FUN(NA)FFモデルのコミコミ価格は213.5万円?!

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おおっ?!
思ったより高いぞ!?!


付けたオプションはこんな感じ↓

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ホンダの営業さんはなんだかいろいろてんこ盛りにしてつけてくれましたが^^;
ナビも21万円の良いやつが付いていますね。

あと、私は要らないドアバイザーやらコーティング(Cセットディープ)、撥水ワイパーブレードなども付いちゃってますので、それらを省ければ、10.5万円ほど安くなり、ナビも安いものにすればさらに10万円ほど安くできます。

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私もN-BOXで11万円そこそこの7インチナビ使ってますが、超十分な性能で満足してます。

それらをカットすれば193万円くらいになり、ようやく納得できる価格になるかな。

さすがに商用バンベースのN-VANに200万円以上は、ちょっと躊躇しますね…。
そこまで出すなら、もうちょい足せばN-BOXカスタムターボ買えちゃいますからね。

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【価格は高いか?!】ホンダ新型N−BOX(NBOX) 見積りました!値引きは一声○万円!? 人気のカラーやグレードは?燃費は27.0km/L!

N-VANも安全装備も充実しているし、ピラーレスのダブルビック大開口や、フラットになる後席や助手席は面白いけれど、内装の質感とか考えるとN-BOXのほうがはるかに質感も実用性もありますからね。

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via:http://www.honda.co.jp/

N-VANも、軽バンとしては収納もたっぷりの運転席周りですが、N-BOXと比較してしまうと、やはりプラスチッキーです。
でも、そのプラスチッキーさは、ヒョイヒョイと物を放り込んで置ける気軽さがありますね。

比較用にN-BOXカスタムの内装も置いておきますね↓

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見比べると一目瞭然。
グロス塗装された化粧パネルやメッキパーツ、ファブリックのドアトリムなど、質感は比較になりません。
そして何より違うのが、運転席以外のシートの造り。
N−VANはフラットに収納できるのを重要視して作られているので、人が長時間座るには平板すぎると思うので、人を乗せるなら絶対N-BOXのほうが良いです。

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ノーマルのN-BOXも可愛いですしね。



とは言え、N-VANはあくまで貨物メインということなら、どれくらい安くできるかという見積もりも作ってもらいました。

ベースグレードの「G」のFF・NAで、さらにホンダセンシングまでレス装備にしたものです。

その見積もりがこちら↓

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新型N−VAN G(NA)FFモデルのコミコミ価格は130.9万円!

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まあ、ホンダセンシングもナビもついてない、本当に軽商用バンと言った装備ですが、貨物用と割り切って仕事で使うなら、このくらいの価格で購入できますよって見積もりです。

付けたオプションは本当に最低限。

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オールシーズンMとはフロアマットのことですね。

そもそもGにはナビスペシャルパッケージが付けられないので社外品のポン付けナビか、スマホで十分!
ラジオは付いているので、それで十分!

それでも、ライバルの軽バンに比べるとやや高い印象。
それならせめてあと7〜8万円プラスしてでも、ホンダセンシングをつければ、安全面ではライバル以上になるので、購入する価値はありそうです。

となると、だいたい140万円くらい
商用バンとして考えるなら、安くはないですね…。

ただ、安全装備や衝突安全性などを考慮すれば、従業員の命を守る大切なクルマですので、投資する価値はあるのではないでしょうか。
そしてそもそもデザインも可愛いので、営業車として揃えたら、それはそれで企業イメージの向上にもなりそうですね。

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via:http://www.honda.co.jp/

最近、ネット通販も増えて、中小規模の配送業も増えていますよね。
そうした需要に対して、この助手席まで完全にフラットになり、ピラーレスの開口部を持つ新型N−VANは、力強い味方になってくれるのではないでしょうか?

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ダンボールも71個積めるそうですからね。



ホンダ新型N−VANを見積もった感想・評価は?


さて、2種類の見積もりを作ってもらいましたが、ホンダN−VANのクルマとしての魅力と価格感を総合的に評価した個人的な感想としては、「安全に乗れる商業バンとしての新しい提案はあるので、ホンダセンシングだけ付けて安く乗るのがいいんじゃないか?」と思いました。

ホンダセンシングまでレス装備にすれば130万円そこそこで収まりますが、それではあまり意味もないと思うので、7〜8万円程度のプラスで済むなら、

・衝突軽減ブレーキ
・誤発進抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・先行車発進お知らせ
・標識認識機能
・路外逸脱抑制機能
アダプティブクルーズコントロール
レーンキーピングアシストシステム(LKAS)
後方誤発進抑制機能
オートハイビーム


までがセットになっているので、ホンダセンシングは付けたほうが絶対いいですね。

4ナンバー仕様になるので、税金は安くなるけど初回車検が2年後などのデメリットもあるので、個人の方は素直にN-BOX買ったほうがお買い得感のあるとは思います。

ただ、N-BOXは売れすぎていて、街にあふれているので違った個性が欲しい!と言う人には、N-VANをカスタムして乗るのもアリだと思います。

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N-VANにはMTもありますからね。
走りも楽しめる軽バンって、面白いかも?




試乗車のホンダN-VAN(NVAN)は+STYLE COOL!


それではお待ちかねの新型N-VANの試乗インプレッションに入ります。
試乗車として用意していただいたのは、+STYLE COOLというルーフが低いヤンチャな感じのN-VANです。

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ボディカラーはプレミアムベルベットパープル・パールというオプションカラーです。
こちらのプレミアムベルベットパープル・パールは、+STYLE COOL専用色となっており、別途32,400円かかります。

初めて見るN-VANですが、これはこれでN-BOXとは全く違うエクステリアになっていて、アリだなと思いました。

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商用バンとは思えない質感で、営業車というよりは個人商店などの方が、見た目にも良い商業車がほしいというニーズに応えたか、もしくは一人用と割り切って使う趣味の車というエクステリアですね。

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現行型N-BOXよりもプレーンでシンプルな顔つきと、メッキパーツの面積の広さは、どこか先代N-BOXカスタムとeKワゴンを足して2で割ったようなイメージもあります。

↓こちらが先代N-BOXカスタム。

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メッキグリルが大型で、迫力あります。


現行のN-BOXカスタムがこちら↓

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ステップワゴンスパーダのようなロボチックな顔つきに変わりましたが、これはこれで気に入ってます(仕事で使ってるので)。

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一方、N-VANのほうは、もっとシンプルな顔つき。

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N-BOXのほうが密度感があるデザインですが、N-BOXの顔つきが好きではない人には、こちらのN−VANのほうが好まれるかもしれませんね。

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水平基調のグリルは大型のメッキパーツになっていて、ダーク系のボディカラーに映えます。


N-VANのヘッドライト部分をアップでどうぞ。

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スクエアでシンプルなヘッドライトユニットですが、残念ながら何故かこの+STYLE COOLというグレードはハロゲンのみの展開です。

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+STYLE FUNにはLEDが標準なのに、何故どうしてこちらのグレードはハロゲンなのでしょう…

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むしろ+STYLE COOLのほうが個人向けに好まれそうなのに。
年次改良とかで後からLEDヘッドライトになるパティーンかもしれません(笑)


フォグランプだけは何故かLED。

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普通逆ですよね^^;



続いて、N-VANをサイドからも見てみましょう。

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↑クリックで拡大します。

こうして見ると商用バンという印象は全くありません。
普通の軽ハイトワゴンですよね。

N-BOXカスタムと比較してみましょう。

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↑クリックで拡大します。

もっと共有パーツが多いのかと思いきや、全然サイドビューは違いました。
フロントのボンネットラインやリア周りまでぜんぜん違うんですね。
恐れ入りました。
これは全然別のモデルですね。

N-VANで特徴的なのが、ボディサイドに走る三本のキャラクターライン。

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スズキの新型スペーシアも、スーツケースをイメージしたキャラクターラインがボディサイドに入っていましたが、N-VANではカタチは違いますが似たようなモチーフを使っていますね。

スペーシアがこちら↓

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N-VANのはキャラクターラインは、どちらかと言うとレトロなシトロエンアッシュみたいなクルマを連想させるキャラクターラインですね。



N-VAN +STYLE COOLのタイヤ&ホイールはこんな感じです。

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アルミホイールではなく鉄チンですが、このデザインならアリだなと思います。
ボディサイドのキャラクターラインと合わせて、うまい具合のフューチャーレトロ感だと思いました。



続いて、N-VANのリアのほうも見てみましょう。

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ボディサイドのキャラクターラインはリアまで回り込んでるんですね。

ボディサイドは垂直に立てられ、軽自動車の規格ギリギリまで容積を稼いでいます。

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クロームメッキリアライセンスガーニッシュは、+STYLE COOLの専用装備。
そしてテールゲートスポイラーも同様です。

それにしても、N-BOXよりもリアコンビネーションランプが細い。

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これはN-VANのほうがバックドアの形状、開口部をできるだけ大きく取るためのデザインとなっているからです。


N-VANはマフラーは隠されたデザインになっています。

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こちらのN-VANには、リアバンパーの中央部分を取り外すと、スペアタイヤがセットされています。
商用車としては、パンク修理キットよりはスペアタイヤがあったほうが安心感が高いですからね!


N-BOXと違う点として、左のミラーの下に補助ミラーが付いていました。

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N-BOXの場合、合せ鏡になっていて室内に補助ミラーが付いていましたが、N-VANではこちらのシンプルなタイプです。



ホンダN-VAN(nvan) +STYLE COOLを見た感想・評価は?


ホンダN-VANの+STYLE COOLのエクステリアを見てみましたが、いかがでしたか?
個人的な感想としては、「見比べてみるとN-BOXとはぜんぜん違うエクステリアだった!+STYLE COOLにLEDヘッドライトが無いのだけが残念!」と思いました。

実車を見るまでは、N-VANはN-BOXの顔だけを変えた廉価版だと思っていたんですが、見比べてみると同じところが殆ど無いくらい、別の車になっていました。
それだけ気合を入れて作られたモデルということがわかります。

個人でN-VANを使うなら、この+STYLE COOLが一番人気になりそうと思ったんですが、それなのにLEDヘッドライトがついてないのは痛恨です。
+STYLE FUNには最初からLEDヘッドライトになっているなら、こっちも同じ仕様にしてくれればよかったのにと思わざるを得ないです。
内装の質感とかは、この+STYLE COOLは良かっただけに、そこだけが気になりましたね。

キャブオーバーだったバモスなき今、このN-VANがエブリイワゴンやハイゼットカーゴと戦わなければならず、荷室長以外の利便性を強化する必要があったと思われます。
その答えが、次回内装編でお伝えする、ダブルビッグ大開口や、完全にフラットにできるシートなんだと思います。

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大人の秘密基地になり得そうな、N-VANですが、やはり真価はその内装です。
その内装の写真とシートアレンジなどもたっぷり撮ってきましたので、次回以降で詳しくお届けしたいと思います!


ホンダ公式HPでは、「あなたの夢をツイートして世界に一台のN-VANをつくろう!」というキャンペーンを開催中。
貴方ならこのN-VANをどうやってカスタマイズして使うかのアイデアをTwitterで投稿すると、アイデアが採用された場合にはそのアイデアと同じようにカスタマイズされたN-VANがプレゼントされるとのこと!

↓それぞれクリックで拡大します。

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応募方法は、Twitterで「@HondaJP」をフォローし、ハッシュタグ「#NVAN_Dream」をつけてアイデアを投稿するだけ!
イラストでもOKだそうなので、詳しくはホンダのHPを見てみるとよろしいです。

https://www.honda.co.jp/N-VAN/dream/

私ならどうやって使うかなぁ…

アイデアまとめて、応募してみようかしら(笑)



ホンダ新型N-VAN +STYLE COOLの内装をチェック


ではつづいて、N-VAN +STYLE COOLの運転席ドアを開けてみましょう。

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ダブルビッグ大開口でピラーレスになる新型N-VANですが、それは助手席側のみ。
運転席ドアとスライドドアはそれぞれ独立して、中央にもピラーが走っています。

N-VANのドアは、N-BOX同様に約90度まで開くのが便利。

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運転席ドアの内側はこんな感じです。

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第一印象としては、意外と質感悪くないなと。
商用バンというと、もっとペナペナな樹脂パーツだけかと思っていましたが、この+STYLE COOLは、トリムにファブリックも貼られてますし、インナーハンドルもメッキ処理されているし、さらにピアノブラック調のパネルまであしらわれています。
これはもう商用バンではないですね。

まあNホンダN-VAN +STYLE COOLは価格も商用バンとしてはお高く、ほぼN-BOXと同じくらいの156万円(NA・FF)からなので、内容がいいのは当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
ベースグレードのGやLでは、ドアトリムのパーツもハードプラになります。
ハードに荷物を積み込んだりするなら、そのほうが良いんでしょうね。



続いて、ホンダN-VAN +STYLE COOLの運転席を見てみましょう。

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運転席シートはリフトなしの固定式ですが、商用車としてはしっかりしたシートがあしらわれています。
アームレストも大型のものが付いており、運転席の座り心地は悪くありません。

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このアームレストは、最廉価グレードのG以外には付くので、商用のLグレードにも装備されるのは、使う人にとっては嬉しいですね。


続いて、ホンダN-VAN +STYLE COOLの前席全景を見てみましょう。

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↑クリックで拡大します。

これまた予想以上に悪くないインテリアです。
商用バン的な安っぽさは全然ありません。
ホンダは、N-BOXでは軽の常識を超えるくらいの高い質感を提案していますが、このN-VANでも、従来の軽バンのようなチープさは感じられません。

ただ、N-BOXに比べると、センターコンソール周りがやや煩雑な感じもします。

細かく見てみましょう。

まずはホンダN-VAN +STYLE COOLのステアリングホイールから。

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ステアリングホイールも質感高くてびっくり。
革巻きではなくウレタンではあるものの、ステアリングスイッチがたくさんついています。
ていうかほとんどN-BOXと同じですね。

右側のステアリングスイッチは、Honda SENSINGなどのスイッチが集約されているので、アダプティブクルーズコントロールや、レーンキープアシストなどのスイッチが備わります。
Honda SENSINGは、軽自動車の商用バンでも、アダプティブクルーズコントロール付きですからね。
これはスゴイですし、業務用に使うクルマこそ、こうした運転支援システムは付いているべきだと思います。


続いてはホンダN-VAN +STYLE COOLのメーターも見てみましょう。

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こちらも驚いたのは、シンプルな造形ながら、中央のスピードメーターだけでなくタコメーターまで完備されています!
それだけではなく、なんとカラーのマルチファンクションディスプレイまで!!
これは全グレード標準装備とのこと。
このクラスの商用バンでは考えられないくらい、充実した内容だと思います。


続いては、ホンダN-VAN +STYLE COOLのステアリングホイールの右側ですが、ここにはエアコンの吹出口とドリンクホルダーが備わります。

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ちょっとした小物入れもありますね。
そしてホンダN-VAN +STYLE COOLはプッシュスタートスイッチ。

メーターの左側部分、ナビとの間にも小銭入れのような小物入れが備わります。

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ちょっとしたデッドスペースにも収納を備え付けるあたりがホンダのユーティリティの良さです。


続いては、ホンダN-VAN +STYLE COOLのセンターコンソール周りを見てみましょう。

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このあたりの質感も申し分ないです。
助手席側まで伸びるダッシュボードにはシルバー調の塗装がされています。

それ以外はハード樹脂ですが、樹脂パーツ自体の素材感も悪くなく、シボのパターンなども工夫されていてチープに見えません。

シフト周りもピアノブラック調の化粧パネルと、メッキスイッチで質感を高めています。
これはGやLといった商用グレードには備わりません。

そして驚きなのは、液晶パネル付きのフルオートエアコンが全グレード標準装備!!
全グレードってことは、ベースグレードにも付くってことですからね。
普通車でもマニュアルエアコンの車も結構あるのに、商用バンでフルオートエアコン標準装備とは恐れ入ります。
スイッチ類の節度感も良いです。

ただ、手前側にシフトレバーがあるので、ちょっと押しづらいというレイアウト状の都合はありますね。
慣れで解決できると思いますが。

ちょっとしたユーティリティにも抜かりがないのがホンダ。
シフトレバーの縁の部分にはコンビニフックがありました。

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まさにコンビニで何か買った時に引っ掛けて置けるのはとても便利。
日本車はこうしたかゆいところに手が届くのが素晴らしいと思います。
動的質感とかとは全く別のベクトルですが、クルマの一つの在り方として私はすごく評価している部分です。


助手席と運転席の間には、カップホルダーが1つ備わります。

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そしてオモシロイと思ったのが、その前方には何か仕切り板のようなものが。

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ヘッドレストでも付いているのかと思ったら、助手席をフラットに格納した際に、荷物が転がってきてペダル類に干渉するのを防ぐための仕切り板だそうです。
たしかにブレーキペダルに物が挟まったりしたら大変ですからね。



つづいてホンダN-VAN +STYLE COOLのオーバーヘッドコンソールですが、ルームランプはLED。

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廉価グレードのGとL以外はLEDだそうです。

+STYLE COOLは他のグレードよりもロールーフなので、オプションは付けられませんが、+STYLE COOL以外のハイルーフタイプのN-VANでは、天井部分にもオプションでコンソールボックスを付けられるそうです。


ホンダN-VAN +STYLE COOLの運転席周りの内装を見た感想・評価は?


N-BOXカスタムに乗っている私としては、乗る前までは「N-BOXのチープ版なんだろうな」くらいに思っていたんですが、インテリアのデザイン含め、全く別の車になっていますね。
商用バンベースとは言え、このN-VAN +STYLE COOLの運転席周りは、普通に私用にも耐えうる質感を担保していると思います。

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カラーマルチファンクションディスプレイだったり、Honda SENSINGだったり、LEDのルームランプだったり、並の軽自動車よりも充実した装備が付いています。


ただ、シートが固定式だったりするのはやはり多少は我慢が必要な部分もあります。
そして、何より普通のN-BOXと決定的に違うのが、助手席や後席のシートなんですが…

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それはまた次回に詳しくお届けしたいと思います。
広大なユーティリティと引き換えに失うものも大きいです(笑)




ホンダ新型N-VAN +STYLE COOLの助手席をチェック!


ホンダ新型N-VAN +STYLE COOLの運転席周りに続いて、助手席を見てみましょう。

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↑クリックで拡大します。


助手席前のダッシュボードはこんな感じです。

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エアコンのルーバーが2つついています。

その上はトレーとドリンクホルダーになっていて、ヒョイとものを放り込んでおくのに便利になっています。

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その下にもトレーになっていて、上下でものを置いておける最大限のユーティリティになっています。

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下段の左端には、USBポート2口と12Vの電源ソケットが完備。
USBが2口あるのはありがたいですね。

トレー下部にも2本のラインがデザインされており、樹脂成形パーツでもチープに見えない工夫がされています。

ただし、グローブボックスがないので、車検証などは別のところに置く必要があります。


助手席側のドアのハンドル部分にも、コンビニフックが2つ付いており、300gまでの耐荷重量でものを引っ掛けておくことができます。

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どんなデッドスペースも無駄にしないユーティリティはさすが。


続いて、助手席ドアを開けてみましょう。

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ここでN-VAN最大のトピックとも言える、「ダブルビッグ大開口」が登場です。
助手席とリアスライドドアの間のピラーがないデザインとなっています。

タントのミラクルオープンドアと同じとも言えます。
商用車でそれを採用したのが初とのこと。

もちろん、助手席ドアだけとか、スライドドアだけの開閉も可能です。


N-VANの助手席は、格納前提になっているので、かなり平板で小型。

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実際に座ってみましたが、座席位置も前目で、足元は狭いです。
特に右足元に出っ張りがあるので、足置き場の居心地があまりよろしくないです。

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N-VANは助手席は格納するための作りになっているので、快適に座るようにはできていません。
ここが個人使用する時の最大の問題点になりそう。



ホンダ新型N-VANの助手席を格納してみる!


さて、座り心地を犠牲にしてまでホンダが実現したかった、N-VANのフラット荷室を実際に作ってみましょう。
まずは助手席を格納しますが、ヘッドレストを外しますが、ヘッドレストは助手席のドアポケットに収納可能。
この時は、ドアポケットには車検証などが入っていたので、格納はしませんでした。

その後は、シートを前に倒します。

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オレンジ色の取っ手を持って、シートを前にダイブダウンさせるとこのようになります。

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これでも、後席との間に隙間が空いてしまうので、シート下にあるこちらの板を引き出してセットすると、隙間も埋めることができます。

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これで完成!完全にフラットな荷室になります。

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後席をこの時はすでに倒してありましたが、N-VANの後席を起こした状態も見てみましょう。



ホンダ新型N-VAN +STYLE COOLの後席をチェック!


運転席側のスライドドアを開けるとこんな感じです。

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後席ちっさ!!!
これは予想していたよりも後席は割り切られていますね^^;;;

まさかここまでとは。

足元空間も思っていたよりもかなり狭いです。

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キャブオーバーの軽バンではないので、それでも後席を使った状態での荷室奥行きを考慮するとこうなるのかもしれません。

もちろん、後席のスライド機能なども無し。

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足元もこんな感じです。
スカスカですが、逆に物が置けていいかも。

N-VAN +STYLE COOLには後席ヘッドレストも装備されていますが、商用のベースグレードG・Lには後席ヘッドレストはありません。


さらに後席の窓ガラスもこれしか開きません。

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パワーウインドウとかとは無縁のものです。


ヘッドレストを外して、後席をダイブダウンさせれば、簡単にフラットになります。

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シートが平板なので、より薄く低く収納が可能です。

運転席側のスライドドアからの開口部はこれしかありませんが、ダブルビッグ大開口の助手席側から見るとこの開口面積!!

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これは広い!
荷物の積み込みも全然余裕ですね!

バックドア側から見てもこの通り。

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背の低いタイプの+STYLE COOLでもこの余裕。

バイカーやサイクリストの方で、自転車やバイクを運搬するトランスポーター(トランポ)としてのクルマを探している方の需要にも答えてくれるでしょう!!

ホンダとしてもその辺りの提案も抜かり無く、車内の至るところに、固定用のフックが用意されていて、バイクや自転車も積載時に固定できるようにしてあります。

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via:http://www.honda.co.jp/

カスタマイズ用のディーラーオプションも豊富に用意されているので、気になる人は見てみては?

https://www.honda.co.jp/ACCESS/n-van/

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via:http://www.honda.co.jp/

まさにいろんな趣味の車として、便利に使えそうな軽自動車ですね!
クルマというよりはタイヤの付いた道具箱と言った感じ?


N-VANで車中泊ができるかマット持参で試してみた!!


そして意外と需要が高いのが軽キャンパーとしてのユーティリティです。
果たしてこのN-VANでは、車中泊が可能なのか、以前にレポートした車中泊用のマットにて試してみることにしました!!


WAQ 車中泊マット 厚手 8cm キャンピングマット 特殊ウレタン 軽量 【ミニバンにぴったり】自動膨張 連結可能 特大バルブ 2個搭載 滑止加工 耐水加工 インフレータブルマット エアーマット アウトドア 車中泊 キャンプ 寝袋 ミニバン 対応車種多数 (オレンジ/グレー)

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持ち込んだのはこちら。

WAQさんの、ポンプとか無くても勝手に膨らむ車中泊マットです。
これ便利。


【WAQアウトドアストア】






以前には、N-BOXでもこの車中泊マットを試してみましたが、やっぱり長さが足りなくて全部を敷くことはできませんでした↓

アウディQ2&N-BOXで車中泊はできるか? WAQキャンピングマット使ってみた![PR]

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N-BOXにWAQ車中泊マットを敷くとこんな感じ。

ラゲッジフロアにスロープがあり、さらに長さも足りません。

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N-BOXでの車中泊は、結構厳しいという印象でした。


それがこのN-VANではどうでしょう??

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「なんということでしょう~」(笑)
余裕で収まります。

しかも床面も完全にフラットなので、寝心地ももちろん段違い。

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190cmの車中泊マットを敷いても、こんなに余る!!

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これなら車中泊でも足を伸ばして快適に寝ることができそうです!!
さすが、フラットフロアにこだわったN-VANですね。



ホンダ新型N-VANの後席を使用した状態でのラゲッジスペースは?


さて、フラットフロアに強いN-VANですが、後席を使用した状態でのラゲッジスペースも見てみましょう。

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後席がかなり前めに固定されているので、ラゲッジスペースも普通の軽自動車よりも広く取られています。

N-BOXのラゲッジスペースがこんな感じです↓

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後席スライドできるN-BOXで、最大限前にスライドさせた状態でこれです。

意外とN-BOXも広いですね。
というか、ラゲッジフロアがスペアタイヤがない分、N-BOXのほうが低いです。
N-VANは後席や助手席を倒した時にツライチになるような高さに調整されているんだと思います。

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この状態でもラゲッジスペースは結構広いです。
4人乗車で現場に向かう際にも、ある程度の荷物も載せることができますね。


カーゴルームには、後席ヘッドレストを収納しておく場所があります。

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そしてなぜか定規もあります。
建築系の人が使う際に、簡易的に物の大きさを測るのに便利そうですね。



ホンダ新型N-VANのシートアレンジやラゲッジスペースの感想・評価は?


新型商用バンとしてデビューしたN-VANですが、個人でも使えるかという視点で見てみましたが、なかなかどうして面白い車になっていますね。

インテリアやエクステリアも決して安っぽさはなく、機能的で収納もいっぱいで普通に使うのにも便利そう。

そして、折りたたみ前提で作られたシートは、平板なので長時間のドライブには向かないものの、格納して荷室として使う場合には最大の効果が発揮されます。

家族や恋人を持つ個人の人が、このN-VAN一台ですべてを賄うのは難しいとしても、趣味の車や個人事業主の移動販売車などには、オシャレで高品質で、カスタマイズも豊富なので重宝されるのではないかと思いました。

セカンドカーとして、車中泊キャンパーや、サイクリストの方のトランポとしても、需要がありそうですね。
とにかく、趣味の車としてはとても面白いと思いました^^

ただ、難点は意外と価格が高いということ。
商用バンと思っていても、価格はN-BOXと変わりません。

【価格は高い?】ホンダN-VAN(NVAN)見積もりました!N-BOXと比較しておすすめは?

助手席や後席に人を乗せたりする機会が多い人は、普通にN-BOXを買っておいたほうが無難です。

趣味や仕事のクルマとして割り切れる人のみ、N-VANをおすすめしますね。




ホンダ新型N-VAN +STYLE COOL(ターボ)の試乗インプレッション!


今回試乗車として用意してもらったのは、ホンダ新型N-VAN +STYLE COOLというロールーフモデルのターボです。

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N-VAN +STYLE COOL・ターボ Honda SENSING(FF)で、車両本体価格1,668,600円からと、結構なお値段です。

普通にノーマルN-BOXのベースグレード、G・L ターボ Honda SENSING(FF)が1,695,600円なので、ほとんど変わりません

ちなみに、N-BOX Customのベースグレード、G・L ターボ Honda SENSING(FF)が1,895,400円なので、それよりかは安いですが、装備内容や見栄えを考えると、N-BOXのほうが有利ではあります。

以前からも言っている通り、助手席や後席に人を乗せる場合は、普通にN-BOXを買ったほうが良いです。


ではさっそく、N-VAN +STYLE COOLターボ(FF)に乗り込んでみましょう。

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運転席ドアを開けて乗り込みますが、シートはリフターも完備していないくらいの簡易的なもの。

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ステアリングのテレスコも無いので、ドラポジは体のほうを合わせる他ありません。
ややアップライトに座っている感じがするドライビングポジションながら、従来の安っぽい商用バンのシートよりはしっかり作られており、大型のアームレストも完備しているので、座り心地は意外と悪くないです。
クッション厚もあるので、ハイエースなんかよりも全然座り心地は良いです。

こちらのN-VAN +STYLE COOLターボ(FF)にはプッシュスタートスイッチが完備されているので、こちらを押してエンジンを始動させます。

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エンジン自体は、N-BOXと同じS07Bという、水冷直列3気筒横置エンジン。
「キャシャドゥルン…」と静かにエンジンが始動。
エンジンが始動した感じは、普段乗っているN-BOXカスタムターボと同じ感覚です。
ということは、軽自動車としては静かで振動も少ないということです。

ベースとなっているN-BOXが、かなり気合を入れてプラットフォームから作られたモデルなので、その商用バンであるN-VANも、N-BOX相当の騒音と振動に抑えられていますね。
遮音材などはN-BOXのほうが使っているはずなんでしょうけど、体感的にはN-BOXカスタムと変わりありませんでした。

商用バンというと、もっとうるさくてブルブルするもんだと思っていましたが、全然上質です。

こちらはオートマのモデルなので、そのままシフトレバーをDレンジに入れて、足踏み式のパーキングブレーキを解除して発進します。

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この日は猛暑日でしたが、エアコンの効きもN-BOX同様でよく効きます。

片側1車線の車通りの多い市街地を走っていきます。
実際に走り始めた感触としては、「ほぼN-BOXと同じ」と言った印象です。
ほぼ毎日N-BOXカスタムターボに乗っている私が言うんだから間違いないでしょう(笑)

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↑クリックで拡大します。

N-VANは商用車用に、遮音材を抜いたり、各部が安っぽくなっているのかと思っていたんですが、実際に乗ってみたら全然そんなことはなく、静粛性や加速感においても、N-BOXカスタムターボと同じような感じです。

N-BOXカスタムターボに比べて、本当に少しだけザラついたサウンドが聞こえる気もしますが、ロードノイズ含め、N-BOXと大きな差は無いと思います。

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メーターにはタコメーターも完備されているし、カラーのマルチファンクションディスプレイもあって、商用車と言うには失礼なくらい装備も見た目もいいです。
試乗させてもらっているグレードが、+STYLE COOLという上位グレードなのもありますが、タコメーターやマルチファンクションディスプレイは全グレード標準装備ですからね。
マルチファンクションディスプレイには交通標識を読み取るロードサインアシストも表示されます。

そしてアダプティブクルーズコントロールや、レーンキープアシスト付きのHonda SENSINGも、全グレード標準装備

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商用車でも安全性もバッチリで、さらには自動運転系の装備も充実しているので、高速や長距離を乗る人ならなお助かるのではないでしょうか。
レーンキープアシスト+アダプティブクルーズコントロールが付いている軽自動車って、2018年8月時点ではホンダ車しかありませんからね。

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N-VANの足回りですが、これも街中を走っている分には、ほぼN-BOXと同様ですね。
柔らかすぎとか硬すぎということもなく、フニャフニャする感じもないので、不快感なく運転することができます。
これはもはや商用車の域を超えてますね。
以前に乗ったミライースとかは、もっとうるさくてフロア方向からの振動や騒音もありましたが、いやはやこのN-VANは動的性の面でもよく出来てます。

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ちなみに、足回りはN-BOXと同様なんですが、荷物を載せるのを考慮してN-BOXよりも強化されたリアトーションビームが採用されているとのこと。

見えないところにもN-VAN専用のものが採用されているんですね。



ただ、車重がN-BOXよりも50kg程度重くなっており、燃費は同じFF対比で、N-BOXの25〜27km/Lに対して、N-VANでは18.6〜23.6km/Lと、悪化しています。
本来は商用車で軽いはずなのになんででしょうね。
ダブルビッグ大開口を実現するために、ボディが重くなっているのかもしれません。

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運転中の感覚としては、従来の商用車よりは確実に良いと思います。

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↑クリックで拡大します。

大型のアームレストが付いているのは非常に良いですね!
これ、N-BOXの助手席スーパースライドのものよりも、立派なアームレストです。
仕事で長く運転する人には、こうした快適装備は嬉しいでしょうね。

内装の質感もチープではなく、ステアリングスイッチも充実しているのでいろいろ便利です。

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信号で止まってアイドリングストップする感じも、N-BOX同様で車速が10km/h以下くらいになり、完全停止する前からエンジンが止まります。

発進する際も、先行車発進お知らせもついています。
まさに至れり尽くせり。

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グイッと踏んで加速を試みますが、加速した感じもかなり力強く、そしてサウンドもN-BOXカスタムターボと大差ない感じで、従来の軽自動車のような「ビーン!」というチープな感じじゃないのが好印象でした。
トルクの出方もリニアで、通常の状態ではE-CONがオンになっていて穏やかな発進をしますが、それを解除すると2000rpmのトルクの山まで一気に回り、グイグイ加速していきます!

燃費には悪いですが、この加速感は結構気持ちいいです。
飛ばす軽バンも結構居ますが、N-VANだったらさらに飛ばしたくなるかも…
しかも6速MTも用意されてますからね。
この6速MTは、S660と同じミッションとのことで、なおさら走りが楽しい軽バンになるかも(笑)

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と言った感じで、8分というちょっと短めの試乗も終了。
ガソリン残量が走行可能距離1kmと表示されてたので、遠出しないで帰ってきました(笑)



ホンダ新型N-VAN +STYLE COOL(ターボ)を試乗した感想・評価は?


上記で散々書いてあるとおり、N-BOXターボとほぼ同じ感覚で乗れる軽バンであるということがよくわかりました。

N-BOXは実際に私が仕事用として購入して使っているほど、よく出来た車で大絶賛していますが、このN-VANも同様の動的性能を持っていると思いました。

ブレーキタッチは、N-BOX同様に軽すぎる感があるので、もう少しガッツリ効いて欲しいという感じはありますが、加速性能・乗り心地・静粛性などについては、このクラスとしては不満ないレベルだと思います。

しいて欠点を述べるとすれば、N-BOX同様に燃料タンクが27L(4WDは25L)しか無いので、給油回数が多くなるということです。
軽バンとして業務用に使うのであれば、給油の回数が増えると煩わしいのではないかと思います。
しかも、N-BOXよりも燃費は悪いので、その回数も必然的に増えます。

ライバルになる、エブリイワゴンの燃費は16.7km/Lなので、それよりは燃費は良いですが、燃料タンクは37Lありますからね。
ダイハツのハイゼットカーゴは、最大18.7km/Lで、燃料タンクも40Lと、航続可能距離は長そう。

商用車としての航続可能距離の短さが、N-VANのネガになりそうな予感がします。
N-BOXを普段乗っている感覚では、ガソリン満タンで300km前後しか走れないと思います。

タンク容量が少ないというネガ以外では、内外装の質感含め、動的性能でもライバルより勝っていると思います。

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ピラーレスのダブルビッグ大開口も、商用には良さそうですしね。

自転車やバイクのトランポや、趣味の車、車中泊軽キャンパー、そして商用車として、使い方は様々ありそうなホンダのN-VAN、気になる方は、お近くのホンダのお店に足を運んでみてはいかがでしょうか^^

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via:http://www.honda.co.jp/

ブロガーやYouTuberの、移動放送局ってのも面白そうですね^^





ホンダ新型N-VANの購入を検討している人は、参考にしていただけたら幸いです^^


私が普段仕事で使っているホンダN−BOX関連の過去ログは以下のホンダN−BOX関連記事一覧よりご確認ください↓

ホンダN−BOX関連記事一覧



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過去にもワンダー速報では、新型N-BOXに関する記事をアップしていますので、良かったらそちらも併せてどうぞ↓

【口コミ】新型N-BOXを買うべき10の理由!納車されてわかったN-BOXのココががすごい!

追記!
見積もり記事公開しました!


【価格は高い?】ホンダN-VAN(NVAN)見積もりました!N-BOXと比較しておすすめは?

上記記事も合わせてどうぞ!


※追記!!

N-VANの試乗インプレッション追加しました!!

【試乗しました!】ホンダN-VAN(NVAN) 新しい商用車のカタチ。N-BOXと比較してみた。

【内装の質感は商用車を超えた!】ホンダN-VAN(NVAN) 試乗インプレッション

【車中泊やトランポとしても!】ホンダN-VAN(NVAN) 試乗インプレッション 内装シートアレンジ編

【商用車としての欠点は…】N-BOXオーナーがN-VAN(NVAN) 試乗しました!

上記記事も良かったらどうぞ^^


では次回のワンダー速報もお楽しみに!





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感想(2件)





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コメント

スネ毛は大丈夫です。
Re: タイトルなし
なべさん、コメントありがとうございます。

ありがとうございます(笑)

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