アルファロメオ「ジュリア」試乗インプレッション 内装編!
アルファロメオ初のSUVとなる「ステルヴィオ」が発売されましたが、そのベースとなるセダン「ジュリア」に試乗させてもらいました、と言う話の2回目です。
前回記事ではジュリアのエクステリアを色々なグレードで見比べてみました↓
アルファロメオ ステルヴィオの試乗の行方を占う!ジュリア ヴェローチェ試乗しました!
今回はその続きで、アルファロメオジュリアの内装をじっくり見てみたいと思います。

ちなみに、発売されたばかりのアルファロメオの新型SUV「ステルヴィオ」の内装は、ジュリアとほぼ同じです。
ステルヴィオの購入を検討している人も参考にしていただければと思います。
今回も画像を大量に撮ってきたので、まずは運転席周りをチェックしたいと思います!
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ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ。
アルファロメオ ジュリアの運転席周りをチェック!
アルファロメオ ジュリアのグレード展開は、4つ。
ベースグレード 2.0Lターボ(200ps) 446.0万円(受注生産)
スーパー 2.0Lターボ(200ps) 543.0万円
ヴェローチェ 2.0Lターボ(280ps) 587.0万円
クアドリフォリオ 2.9Lターボ(510ps) 1,132.0万円
となっていますが、今回は試乗させてもらったヴェローチェという上位グレードの内装をチェックします。

写真を撮らせてもらったのは、店内にあったヴェローチェですが、ホイールがクアドリフォリオと同じ19インチになってるスペシャルモデル。
でも、内装はヴェローチェと同じです。
まずはアルファロメオ ジュリア ヴェローチェの運転席ドアを開けてみましょう。

ここでワンダー速報がいつもチェックするのが、ドアヒンジですが、なんとアルファロメオ ジュリアのドアヒンジは鋳造製でした!

マジか!!
鋳造製のドアヒンジと言えば、ドイツ車や国産車でもレクサスの上位車種など一部のクルマに限られていましたが、イタリア車では珍しい鋳造製ヒンジをジュリアでは採用していました。
営業さんに聞いたところ、最近発売されているクルマの中では鋳造製のヒンジが採用されたのはジュリアからとのこと。
鋳造製のドアヒンジはコストがかかる一方で、ボディ剛性には効くとされていますので、こうした見えないところにもコストをかけていく方向に変わっていくのですね。
アルファロメオでは今後、プレミアム路線に舵を切っていくとのことで、ジュリア以降のアルファロメオ車には期待できそうです。
ただ価格が高くなりそうですけどね…
さて、続いては、ジュリアの運転席ドアの内側を見てみましょう。

むむむ!!
これは質感良いですね!
ドアトリム上部がソフトパッドなのはもちろん、肘置きもステッチ付きの合成皮革で覆われており、しかもハーマンカードンのツイーターも付いています!

このハーマンカードンのプレミアムオーディオシステムは、ベースグレード以外になんと標準装備!
14スピーカー、900Wの大出力が、標準装備とは…
まさにプレミアム。
ウインドウスイッチ台座部分は無塗装プラですが、スイッチ自体にはサテンシルバー調の加飾が付いていて見た目にはなかなか良いです。
続いて、アルファロメオ ジュリア ヴェローチェの運転席のシートを見てみましょう。

アルミ製のキックプレートも全グレード標準装備。
Alfa Romeoのロゴ入りですね。
アルファロメオ ジュリア ヴェローチェにはスポーツレザーシートが標準装備。
6WAYパワーシートになっており、シートヒーターも完備しています。

スイッチ周りは特筆するほど質感は良くもないですが、レザーシートが標準装備というのは良いですね。
そしてアルファロメオ ジュリア ヴェローチェにはアルミペダルも標準装備。

フットレスト部分はちょっとさみしい感じですが、左ハンドル仕様のヴェローチェにはアルミフットレストが備わるそうです。
オルガン式のアクセルペダルはこだわりを感じますね。
VWグループのアウディやポルシェでも辞めてしまったオルガン式のアクセルペダルですが、個人的にはオルガン式のほうが好きですね。
アルファロメオ ジュリア ヴェローチェの前席全景
続いては、アルファロメオ ジュリア ヴェローチェの前席全景をどうぞ。

↑クリックで拡大します。
デザインもシンプルながらナビの画面も大きく、大人なスポーティさを感じる内装デザインですね。
ちなみに、ひとつ下のグレード、「スーパー」では木目の内装も用意されています↓

↑クリックで拡大します。
内装カラーも黒とベージュが用意され、このコーディネートも良いですねぇ。
木目も本木目を使用しています。
ジュリア スーパーは、下位グレードというよりもラグジュアリーな内装を用意してあるグレードという印象があります。
パワーシートも8WAYになり、革シートの質感もプレミアムレザーを使っているので、ヴェローチェよりもしっとりしています。
細かく見てみましょう。
まずはアルファロメオ ジュリア ヴェローチェのステアリングホイールです。

こちらはなかなユニークなステアリングホイールですよ。
まず何がユニークかと言うと、エンジンスタートボタンがステアリングホイールに装備されています。

これはフェラーリなどを意識したものだと言いますが、たしかにココにあるのはフェラーリも同じですね。

フェラーリカリフォルニア試乗しました!内装もスーパーなのか?!
そしてステアリングホイールと独立しているパドルシフトもフェラーリ譲りです。

こちらも大型のアルミ削り出しのパドルが付いています。
そして、+や−のマークは、なんと型抜きしてあります。

こだわりの作りになっていますね。
続いては、アルファロメオ ジュリア ヴェローチェのメーターですが、オーソドックスな2眼野中央に、カラーマルチファンクションディスプレイが備わります。

メーターも、真下が0になるようにレイアウトされていてスポーティーな印象です。
カラー高精細のマルチインフォメーションディスプレイですが、表示できる内容はドイツ車やフランス車勢に比べると、シンプルです。
まあアルファロメオが先進のデジタルメーターとか採用していたら、それはそれでベクトルが違うのかもしれませんが、日本車にも言えるところですが、メーター周りはもっといろいろな提案があっても良いと思います。
続いて、ステアリングホイールの右側ですが、ここにはライトのスイッチや、アイドリングストップOFFスイッチなどが並びます。

サテンシルバーの加飾も付いて、このあたりの質感も良いですね。
続いては、アルファロメオ ジュリア ヴェローチェのインパネ周りを見てみましょう。

大型のディスプレイに本アルミのパネルなど、質感は非常に良いと思います。
ただ、問題なのは、ナビのソフトウェアなんですよね…

というのも、ジュリアには専用のナビソフトがありません。
ディーラーオプションでもメーカーオプションでも、用意がないんです。
つまりどうすればいいかと言うと、スマホを有線接続して、AndroidAUTOかAppleCarPlayのナビを使うしか方法がありません。

いくらスマホが普及して、アプリが性能良くなってきているとは言え、iPhoneの地図アプリでのルート案内には不安がつきまといます…
しかもガラケーユーザーは完全に対象外。
この辺は割り切りを感じると言うか、日本にローカライズがされてないされていない部分だなぁと思わざるを得ないです。
ナビレスの国産のコンパクトカーとか、古い車からの乗り換えユーザーなら、気にならない部分かもしれませんが、
プレミアム路線に舵を切って、国産車やドイツ車勢のユーザーを取り込もうとしているなら、このあたりの使い勝手の向上は必須になってくると思われます。
「アルファロメオに乗るなら、このあたりは覚悟の上だぜ!」っていう理解のあるオーナーさんなら問題ないと思いますが、少なくとも私は参入障壁に感じました。
でも今後こういったスマホの地図アプリでナビを利用するのが当たり前になる時代も来るかもしれませんね。
VWのUP!とかもそうでしたしね。
ナビモニターのしたには、エアコンの吹出口と、エアコン操作パネルが並びます。

ここもサテンシルバー調の加飾が付いていて、質感を担保しています。
マツダも、アテンザのビッグマイナーチェンジで更に質感を高めてきているので、ライバルメーカーたちもうかうかしていられてないと思います↓

マツダの内装はどんどん良くなっていますよね。
アテンザのビッグマイナーチェンジの試乗インプレッションもまだ書けてないので、後日記事にしたいと思います。
エアコン操作パネルの下には、リッド付きのドリンクホルダーがあります。

ここの天板も、ヴェローチェでは本アルミになっていて質感は非常に良いと思いました。
スーパーでは本木目になります。
続いては、センターコンソール部分です。

シフトノブは電気式です。
その後方には、ドライブモードセレクトや、ナビなどの操作用のジョグダイヤルがあります。

そして、電動パーキングブレーキがありますが、残念ながらブレーキホールドは備わっていません。
これは惜しい…
実に惜しい。
個人的には電動パーキングブレーキとブレーキホールドはセットであるべきだと思っています。
BMWの下位グレードなども、電動パーキングブレーキがあっても、ブレーキホールドが備わっていないクルマもまだ結構ありますが、今後は徐々にブレーキホールド機能も普及してくるのではないかと思います。
ただ、ジュリアにはブレーキホールドは備わりませんが、アダプティブクルーズコントロールは全車速対応になっているので、前車が停止したら、完全停止までサポートしてくれるようです。
アルファロメオ ジュリアの内装を見た感想・評価は?
さて、アルファロメオ ジュリア ヴェローチェの運転席周りの内装を見てみましたがいかがでしたか?
個人的な感想としては、「ナビがスマホ頼みなのと、ブレーキホールドが無いのは惜しいけれど、鋳造製のドアヒンジやレザーシート、ハーマンカードン標準装備など質感はドイツ車に迫る!」と思いました。
内装のデザインや質感は想像以上に良かったジュリアなんですが、致命的な不満になりかねないナビのスマホ頼みというのはちょっと引っかかりましたね。
これはステルヴィオでも同様なので、それがセールスに影響しないかが少し心配です。
ただ、実際に使ってみたらそれほど不便じゃなかったとかいうオチもあるかもしれないので、そこはオーナーさんに口コミを聞いてみたいところです。
あとは、個人的に重視している電動パーキングブレーキ+ブレーキホールドが無いのも惜しいところ。
ただ、それでも全車速対応のアダプティブクルーズコントロールには対応しているので、信号待ちの時のブレーキホールドさえ我慢すれば、渋滞時のクルーズコントロールは楽だとは思います。
ベージュ内装に本木目など、好みの内装コーディネートがあるのは、大きなプラスポイントでもありますね。

↑クリックで拡大します。
ジュリアスーパーなら、ブラック内装でも木目が選べるので、汚れを気にする人でも安心です。
個人的に買うならスーパーでも良いかもなぁなんて、妄想もしながら、ステルヴィオにも期待ですね。
さて、タイトルにあるドイツ車を超えるか?という意味では、安全装備やナビなどの部分でまだ一歩遅れを取っている感はありますが、静的質感の面では、BMW3シリーズやアウディA4辺りと比較しても負けていないと思える部分です。
なにより、「コンサバすぎるのはツマラナイ」と考えている人にとっては、このジュリアは色気も質感もたっぷりで、走っていたら振り返ってしまう魅力があると思います。
それとナビなどの使い勝手がトレードオフでどちらが勝るかだと思います。

ちょっと長くなりましたので、ジュリアの後席やラゲッジスペースの内装は次回以降でお届けしたいと思います。
お楽しみに^^
ジュリアをベースとした新型SUV「ステルヴィオ」のファーストエディションは限定400台の上、すでに色によっては台数が残っていないものもあるので、気になっている方はお早めにどうぞ。
さいたま近郊の方は、アルファロメオ浦和店さんまで足を運んでみてはいかがでしょうか?
非常に丁寧に接客していただいたので、試乗も勧めてくれて好印象でした。
青山さんという営業さんに「ワンダー速報を見た」というと何か良いことがあるかもしれませんよ(笑)
ということで、アルファロメオのジュリアやステルヴィオなど新車の購入を検討中の方は、ディーラーに行く前に(もしくは行ったあとでも)ネットで愛車の下取り無料査定をしておくことを激しくオススメしますよ。
何故かというと、営業マンから「今契約しないと納車が更に遅れる!」とか「今日ハンコ押してくれるならこの条件で!」とかプレッシャーかけられて、下取り価格の吟味をする前にうっかりハンコを押しちゃったりすることがあるからです(実際私も経験あり^^;)。
ディーラーでの下取り交渉で、良い条件を出すためには、予めネットなどで愛車の買取り見積もりを取っておいて、ディーラーでの下取り金額の交渉材料として使うのがかなりオススメの手です。
1分程度の入力で、大体の車の査定額がわかりますしね。
買取店で出た査定金額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉ができるので手ブラで行くより良い条件が引き出せる可能性が高いです^^
実際に私がおすすめしたこの方法で、ブログ読者の方から「買取店よりも良い条件でディーラーで下取ってくれた」という報告もいただきました^^
ディーラーによっては、値引きが良くても下取りの条件が悪いことも良くありますので、そういう時は、買取店に売却してしまえば良いですしね。
逆に、ディーラーで下取りの見積りをした後で買取店で査定する際には、ディーラーでの下取り見積もり額を予め伝えておくと、それ以上の価格で買い取ってくれることが多いです!
ちなみに、複数の買取店に一括見積りで、一番高く買い取ってくれるお店を探したい方は以下のサイトもおすすめですよ↓^^
かんたん車査定ガイド


自動車買取店の営業マンから聞いた裏ワザですが、本気で高く売りたい場合は、上記のような一括見積もりサイトにエントリーし、複数の買取店が実際に車を見て買取額を決めたいと言ってきたら、複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れます。
そして、「入札制にしますので、査定金額を名刺の裏に書いて、せーので見せてもらって、一番高いところに売ります!」と言うと、最初からMAX価格で勝負してくるそうです!(笑)
何社も見積もるのも時間が勿体無いし、一番この方法が良い条件出る可能性高いそうです!
この「入札制で」というのがポイントです!
ブログ読者の方からも、この裏ワザでディーラー見積りより60万も高く買取店で買い取ってもらえた!というご報告も多数いただきました!^^
私もこの方式で査定してもらったところ、ディーラー下取りに比べて最大75万円も差がありました!
こんなに変わるものかと…^^;;;
私が実際に愛車の下取り一括見積りで高額査定を叩きだしたレポートは以下の記事をご参照ください↓
車を買い替える時の6つ必勝法!一括査定で見積もった結果www輸入車を売るポイントも!
ディーラーだけの下取り見積もりではもったいないですよ!
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ますからね。
本気で高く売りたい方は、お試しあれ^^
ということで、当ブログが参考になったよ、という方は、ネット見積もりをする際には↑の広告リンクから見積もっていただけると、毎日ブログを更新するうえで大変励みになります(笑)
とりあえず自分の車の査定額見てみようかな…

2013年の3月にブログを開設して以来、毎日更新を貫いています!!
よろしければブックマークもお願いします^^
今後も気になる旬な車を中心にお届けしますので、応援よろしくお願いいたします^^
貴方と新しいクルマとの出会いが、素敵なものになりますように!^^
ステルヴィオの動画も共有しておきますね。
エンジン音がヤバイ!(笑)
ジュリアとスバルWRXやBMW3シリーズを比較した動画もどうぞ。
ジュリア、良さそうですね。
では次回のワンダー速報もお楽しみに!

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コメント
- 確か新型メガーヌもナビレスで同様の仕様だったと思いますが、個人的にはこれでも良いと思います。
もちろん、本物のナビの方が何かと便利ではあります。
ただ、オプションナビは高いけど、あったら意地でも付けたくなりますから、設定がそもそもないということは、その分のコストが抑えられるという考え方もできるので、考え方によってはお得?な感じもします。
ジュリアの黒い方の内装は個人的には非常に良さげに見えます。
それに高級オーディオが標準というのは大きいですね。
これ、オプションだったら多分20万コースでしょうから。
こういう贅沢装備は後に省かれたりするので、貴重です。
私の308SW GT LineもDENONのサブウーファー付オーディオシステムが標準で付いてますが、後に廃止されました。
マイナーチェンジすると羨ましいことが多いですが、輸入車の場合、それが当てはまらない事が稀にありますよね。
- Re: タイトルなし
- けいまんさん、コメントありがとうございます。
スマホのナビも使ってみないことにはなんとも言えませんが、今後はこうした形もありえますね。
ユーザーとしては、どちらも選べれば一番良いのですが。
ただ、有線で繋がなきゃいけないのと、スマホの通信量がかかるのはちょっと心配ではありますが。
私は20GBプランにしてるので大丈夫かとは思いますが、月末とか苦しくなる場合があるかもですね^^;
ジュリアはかなり真面目に作られていて、我慢を強いられるところがあまり無かったのは意外でした。
これなら検討する方も以前より増えてくるのではないかと思います。
特にステルヴィオは面白そうですね。
- google mapは通信量は非常に少ないんですよ。
会社の車ではgoogle mapをナビ変わりにほぼ毎日使ってますが、1ヶ月使いまくっても1G~2G程度だと思います。
ジュリアの内装で唯一不満なのが、ピラーと天井がグレー色なとこです。
スポーティーな車ですから、そこは是非黒にして欲しかったなと。
- Re: タイトルなし
- けいまんさん、コメントありがとうございます。
CarPlayで使うのはGoogleMAPでも使えるんですかね?
AppleのMAPだとちょっと心配ではありますが。
天井も黒だったら良かったですね。