昭和五年製、土木遺産ダム 富山県砺波市庄川町 小牧ダム ワンダートラベル105

フツーじゃない旅、ワンダートラベルです。


不定期連載でお届けしている、「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルシリーズ

富山能登を旅している道中で、ダムカードは配布していないけど、気になるダムがあるというので行ってみることに。

それは2泊目の宿からもほど近い、砺波市にある「小牧ダム」。

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先日の豪雨の影響か、満水状態で上部ゲートから放流中でした!!

思わず大興奮!!

続きをどうぞ。





小牧ダムまでの道中、川の横を車で走っていたんですが、川がほぼ道路と同じ高さまで水位が上がっていて、どうしたんだろうと思っていましたが、どうやら1週間前の西日本豪雨の影響で、まだ山からの水が多い状況だったみたいです。

小牧ダムに着いた時には、ダム湖は満水。

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上部ゲートの上まで水位が上がっていました。

これはすごい…


小牧ダムには全部で17門のラジアルゲートがありますが、そのうち3門を開放中でした。

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この小牧ダムは昭和5年に竣工したという、すでに建造から90年近くが経っているすごく古いダムです。

堤高79.2mのアーチダムですが、当時では東洋一の高さだったそうです。

平成に入ってから土木遺産に登録されています。

この小牧ダムがユニークなのは、建設当時は魚が越流できるエスカレーターが設置されていたとのこと。
水害で流されてしまったそうですが、そんなハイテクダムが戦前に建設されていたとは驚きですね。


ダム湖側には謎のスロープがありました↓

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これがそのエスカレーターなのかと思ったら、これは流木回収用のものらしいです。

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これはこれでレトロな感じで良いですね。



ダム下流側を見てみると、さすがにすごい迫力です!!

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上部ゲートからの放流は、観光放流以外には初めて見たかも。


「ゴー!」という音ともに、かなりの速度で水が流れています。

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さすがにゲートより上まで水位があると、水の勢いも違いますね。

下流の川もギリギリの水位だったので、これ以上開放したら氾濫してしまいますね…
ダムは治水にも本当に役立っているんだなぁと思いました。
しかも90年前のダムが現役ですからね。


小牧ダム開放中の模様は動画でもツイートしていました。




iPhone撮影です。



こんなに放流しているのに、天端歩道も歩くことができます。

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なんと開かれたダムでしょう。
おおらかというか(笑)


天端から覗き込むと、吸い込まれそうな迫力!!

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これはこええwww

動画でも撮ったので、怖いもの見たさの人はどうぞ(笑)




いや〜築90年のダムの天端からの放流を見れるのは、とても貴重な体験だったのでワクワクしましたね!
暑さも忘れる瞬間でした。


下流の見晴らしはこんな感じです。

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濁ってますね。


そして、小牧ダムが良かったのが、ダムとツーショットが撮れるところに駐車スペースがあること。

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いやー、上部ゲート開放とツーショットが撮れるなんて!
太っ腹なダムですね!!

アウディQ2の撮れ高も貯まって、大満足なダムでした^^

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「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルシリーズでした!

夜の更新もお楽しみに^^



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コメント

珍しい光景ですね
無事お帰りなさいと言ったところでしょうか。

ところで今回の記事ですが、良かったですねぇ。
上部ゲート開放は豪雨の後でもなかなか見れません。
事前に放流したりして調整しますからね。

思わず1枚保存させていただきました。

流石に水は濁ってますが良い眺めです。
Re: 珍しい光景ですね
hanayosiさん、コメントありがとうございます。

なんとか無事に帰ってこれましたが、帰路は結構しんどかったです^^;

今回の豪雨の影響で各地のダムも満水状態みたいですね。

ここ小牧ダムもゲートより上まで水位があって、結構すごかったです。
ごうごうと流れる濁流はゾクゾクするものがありました。

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