ビッグマイナーチェンジしたマツダ新型アテンザの試乗レポート!
新型アテンザの試乗インプレッションの第4回目です。
前回までの記事では、試乗車の新型アテンザ25S L packageのエクステリアや内装を、マイナーチェンジ前と比較してみました↓
2018マツダ新型アテンザ マイナーチェンジ試乗しました! マイチェン前と比較してどこが変わった?
【内装画像大量!】2018マツダ新型アテンザ マイナーチェンジ試乗レポート【2】
【後席やラゲッジスペースは?】2018マツダ新型アテンザ マイナーチェンジ試乗レポート【3】
今回はその続きで、マツダ新型アテンザ25S L packageの試乗ドライブフィールのインプレッションをお届けします!

内外装の仕上がりについては太鼓判ですが、新型アテンザ走りの質感はどうなんでしょうかね?
アテンザは、過去にも試乗記事を書いておりますし、これから加筆されるアテンザの最新情報なども含めて、下記の「マツダ アテンザ関連記事一覧」でご確認いただけます。
マツダ アテンザ関連記事一覧
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ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ。
新型アテンザの価格とグレード展開のおさらい
まずは新型アテンザのグレード展開と価格をおさらいしておきましょう。
アテンザのパワートレインは、2.0L NAのガソリンモデル、2.5L NAのガソリンモデル、2.2Lディーゼルモデルの3種類のパワートレインと、それぞれセダンとワゴンのボディがあります。
それぞれのグレードの価格は以下の通り。
2.0L NAガソリンモデル
20S(FF)6速AT 2,829,600円
20S PROACTIVE(FF)6速AT 2,959,200円
2.5L NAガソリンモデル
25S L Package(FF)6速AT 3,542,400円
2.2Lディーゼルターボモデル
XD(FF)6速AT 3,240,000円
6速MT 3,294,000円
XD(4WD)6速AT 3,477,600円
6速MT 3,531,600円
XD PROACTIVE(FF)6速AT 3,369,600円
6速MT 3,423,600円
XD PROACTIVE(4WD)6速AT 3,607,200円
6速MT 3,661,200円
XD L Package(FF)6速AT 3,952,800円
6速MT 3,952,800円
XD L Package(4WD)6速AT 4,190,400円
6速MT 4,190,400円
ちょっとトリッキーなグレード展開ですが、2.0Lガソリンモデルには、上位グレードとなるL packageが存在せず、2.5Lガソリンモデルは、逆にL packageしかグレードがありません。
2.0Lモデルで、高級な装備が付けられないということですね。
そして廉価版の2.5Lガソリンモデルも無いということです。
2.2Lディーゼルモデルなら、いろいろグレードが選べる上に、マニュアルトランスミッション(MT)まで用意されているのが珍しいです。
今回試乗させてもらったのは、ガソリンモデルの上位グレード、25S L package(3,542,400円〜)です。

ビッグマイナーチェンジした新型アテンザ25S L packageに乗り込んでみた!
ではさっそく、試乗車として用意していただいた新型アテンザセダン 25S L packageに試乗させてもらいます。

今回で2度目のビッグマイナーチェンジとなる新型アテンザですが、マイナーチェンジのたびに、質感が向上し高級感が増している印象です。
ドアを開けて乗り込んでみると、シートはたっぷりとしていてナッパレザーの柔らかな触感は非常に良いですね。

ゴワついた革じゃなくて、しっとりしています。
マツダがこだわっているというドアの開閉音ですが、「フォン!」という軽めの音ながら、密閉感は良さそうな音で高級感もあります。
ドイツ車のような重い「バゾン!」という音ではないけど、これはこれで心地よい音だと思います。
この日は猛暑日で車内は灼熱地獄。
シートももちろん加熱されてるんですが、ここの金属調の部分などは直接地肌が触れたらやけどするんじゃないかとちょっと心配になりました。

まあ、キャミソールとかじゃなければよっぽど直接地肌が触れることは無いかと思いますが^^;
スタートスイッチを押して、2.5L NAのエンジンを始動させます。

「キャシャシャシャ、ドゥン…」と遠くのほうでエンジンがかかる音が聞こえますが、遮音性はかなり良いですね。
セルの音など、かなり遠くに聞こえる感じです。
猛暑日なのでエアコンがMAX作動しているので、その音が大きいですが、少しファンを小さくして静粛性を確かめます。
車外の音は殆ど入ってこず、エアコンが作動していてもエンジン音などもかなり静かに抑えられていますね。
騒音・振動に関してはこの25Sはかなり良いです。
以前に、2015年の時には2.2Lディーゼルのアテンザに試乗させてもらいましたが、ラグジュアリーセダンとしては騒音・振動もやや難ありと感じましたが、このマイナーチェンジした新型アテンザの2.5L NAモデルでは騒音も振動もラグジュアリーセダンとしての要件をクリアしていると思いました。
今回のマイナーチェンジ後のXDにはまだ試乗できてないので、それがどう変わったかも体感してみたいものです。
CX-8の仕上がり具合などを見ていると、きっと新型アテンザのXDも静かになっていることでしょう。
新型アテンザのL packageには、シートベンチレーションが装備されているので作動させてみます。

スイッチを押すと「フォォォォ」という静かな音ともに、シートのファンが周り、熱気を吸い込んでくれます。
風が出るのではなく、熱気を吸い込むタイプです。
ファンの作動音もレクサス相当の静かさを担保していると思いました。
以前に試乗したボルボXC90では、ファンの音が大きくて気になりましたが、こういったソフト面では日本車も優秀です。

熱気を吸い込むタイプのシートベンチレーションなので、少し背中や尻を浮かせたりすると、涼しさが倍増します。
夏場はシートベンチレーションは本当に良いですねぇ。
今乗っている車にはシートベンチレーションが付いてないので羨ましい(笑)
さて、シフトレバーをDレンジに入れて走り出します。

電動パーキングブレーキなので、アクセルペダルを踏めば自動で解除されます。
今回待望のブレーキホールドが付いたので、HOLDボタンをONにしておけば、停止時にブレーキが保持されます。
ガラス投影式のヘッドアップディスプレイには、交通標識読み取り表示があり、見た目に賑やかです。

ディーラーから国道に出て走り始めます。

オルガン式のアクセルペダル、ステアリングの革の触感、ウインカーリレー音も電子式に鳴らされていて、手足に触れる部分の質感が高いのはマツダ車ならでは。
新型アテンザ、乗り出した感じは印象がとても良いですね!

ステアフィールも軽すぎず適度な反力があり、低速域でも比較的安定してステアリングを維持できます。
軽すぎるステアフィールだと、ギュッと握っていないと不安になるので、このくらいの重さはあるといいですね。

アテンザにはパドルシフトも付いていますし。
ステアリングヒーターも完備されています。
好みの問題になりますが、ウインカーレバーのクリック感はもう少し重めのほうが好きですが、これでも問題は全くありません。
マツダは、アテンザからデミオまで、同じステアリング周りのパーツを共有しているので、アテンザには中央のメッキリング以外にも、もう一味高級感の演出があっても良いのかもしれませんね。
これでも十分すぎるほど高級感はありますが。
ていうかデミオがオーバークオリティすぎるとも言えます(笑)
2.5LNAのドライブフィールですが、街中での巡航では動力的にも過不足なく、静粛性・振動とも抑えられていて高級感があります。

信号で停止した際には、ブレーキホールド機能が作動して、右足がブレーキペダルから開放されます。
これはやっぱり便利ですね。
一度味わうと、次からもブレーキホールドが必須になるほど、便利な機能です。
私も購入対象にする車は、電動パーキングブレーキ+ブレーキホールドは必須です。
エアコンが稼働しているのでアイドリングストップにはなりませんが、信号が青になってアクセルペダルを踏めばブレーキホールドが解除されて発進できます。
この際も、つっかかりなども感じること無くスムーズに発進できます。
車によっては、ホールド力が強すぎて、強めにアクセルペダルを踏まないと解除されない車もありますが、新型アテンザはそうしたつっかかりなどもなく、ブレーキホールド解除も自然です。

停止時からアクセルを少し強めに開けると、3,000prmくらいまで「クァァァァン」と回ります。
さすがNA、高回転までスムーズに回る感じです。
そしてサウンドも乾いていて結構いい音しますね!!
最近は1.0Lターボ車に乗っているので、2,000rpmまで回せばグイグイトルクで加速する感じですが、それとは異なり、高回転までスイッと回る感じ。
それでいて1,500rpmくらいにもしっかりトルクが有り、中間加速の踏みましでもグイッと前に出てくれます。
これはなんかすごく良い乗り物に乗っている感覚がありますね。
比べるまでもありませんが、先日試乗したCX-3よりも確実に高級感を感じます。
新型アテンザにはマイナーチェンジ前と変わらず6速ATが搭載されていますが、マツダのスカイアクティブドライブはロックアップの比率も高く、発進時を除けばダイレクト感もあってイイカンジです。

ただ、メーターではシフトインジケーターが見えないのが残念ですね。
パドルシフトやシーケンシャルモードにすれば、何速に入っているかわかりますが、通常では見えない仕様です。
これは他のマツダ車もそうですが、Dレンジでも今何速かわかるほうがありがたいんですけどね。
そのほうが運転してて楽しいです。
全開加速は試せませんでしたが、高級車としてならモアパワーを求める方もいらっしゃるかもしれませんね。
長距離ツアラーとして乗るなら、ディーゼルモデルのほうが高速などは楽かもしれませんね。

↑クリックで拡大します。
と言った感じで、15分程度の試乗も終了。
街中を回るだけなので、ハードな走りは体験できませんでしたが、素性の良さはわかりました。
新型アテンザ25S L packageを試乗した感想・評価は?
さて、4回に渡ってビッグマイナーチェンジした新型アテンザの試乗インプレッションを行ってみましたが、いやはやマイナーチェンジとは思えない質感向上に驚かされますね。
個人的な感想としては、「食わず嫌いせず、一度試乗をおすすめしたい一台。ブランドに拘りがなければ買い!」だと思いました。
400万円そこそこでこのクオリティとこの装備の車は、ちょっと思い浮かびません。
マツダは、安全装備が標準装備で、ナビも5万円と破格に安く、L packageならほぼ付けるものは無いくらい装備が充実しているので、コミコミ価格が高くならないのが特徴です。
見積もり記事も上げているのでそちらも良かったらどうぞ↓

【コミコミ価格は高いか?】マツダ新型アテンザ 282.9万円から! ビッグマイナーチェンジ見積もりました!
400万円そこそこの価格帯で、ナッパレザー、シートベンチレーション、ステアリングヒーター、カラーヘッドアップディスプレイ、電動リアサンシェード、リアシートヒーターなどが付いているなんて、バーゲンプライスと言って良いと思います。
ネガティブなポイントとしては、ナビが8インチに拡大したとは言え、プレミアムクラスとしてはやや小型で、マツダコネクトナビはコネクテッド技術としてはやや遅れを取っているので、オペレーターサービスやネット接続、地図自動更新などが無いというくらいでしょうか。
普通にルート案内をするだけなら、問題はありません。
あとは、「マツダ」というブランドに抵抗がなければ、間違いなくおすすめできる車になっていると思います。
リセールも、マツダの努力もあって昔ほどは悪くないみたいなので、マツダ地獄などと言われることも無くなってきたみたいですしね。
私もデミオXDを1年でネット一括査定で売りましたが、コミコミ220万で買ったものが166万で売れたので、安すぎることは無かったと思います。
ネット車買取一括査定使ってみた!買取査定必勝法の実践結果は!?デミオXDの買取価格はまさかの…
新型アテンザが気になっている方は、お近くのマツダディーラーまで足を運んでみてはいかがでしょうか?
「買いたいと 思った時が 買い時です!」(笑)
ワンダー速報はこれからも、買いたい貴方の背中を押すサイトであり続けます!!

ということでマツダ新型アテンザなど、車の購入をご検討の方は、実際にディーラーに行く前に、ネットで愛車の無料見積もりをしておくことを激しくオススメします。
車には売り時がありますからね。1ヶ月すぎるごとに10万円単位で査定金額が下がっていきますが、価格が逆に上がるタイミングもあります。
買取価格があまりに高くて、買い換えるつもりがなくてもうっかり買い替えちゃったりしますから、その時はその時でご縁があったと思えば^^
また、ディーラーでの下取り交渉で、良い条件を出すためには、予めネットなどで愛車の買取り見積もりを取っておいて、ディーラーでの下取り金額の交渉材料として使うのがかなりオススメの手です。
買取店で出た査定金額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉ができるので手ブラで行くより良い条件が引き出せる可能性が高いです^^
実際に私がおすすめしたこの方法で、ブログ読者の方から「買取店よりも良い条件でディーラーで下取ってくれた」という報告もいただきました^^
ディーラーによっては、値引きが良くても下取りの条件が悪いことも良くありますので、そういう時は、買取店に売却してしまえば良いですしね。
逆に、ディーラーで下取りの見積りをした後で買取店で査定する際には、ディーラーでの下取り見積もり額を予め伝えておくと、それ以上の価格で買い取ってくれることが多いです!
ちなみに、複数の買取店に一括見積りで、一番高く買い取ってくれるお店を探したい方は以下のサイトもおすすめですよ^^
かんたん車査定ガイド


自動車買取店の営業マンから聞いた裏ワザですが、本気で高く売りたい場合は、上記のような一括見積もりサイトにエントリーし、複数の買取店が実際に車を見て買取額を決めたいと言ってきたら、複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れます。
そして、「入札制にしますので、査定金額を名刺の裏に書いて、せーので見せてもらって、一番高いところに売ります!」と言うと、最初からMAX価格で勝負してくるそうです!(笑)
何社も見積もるのも時間が勿体無いし、一番この方法が良い条件出る可能性高いそうです!
この「入札制で」というのがポイントです!
ブログ読者の方からも、この裏ワザでディーラー見積りより60万も高く買取店で買い取ってもらえた!というご報告も多数いただきました!^^
私もこの方式で査定してもらったところ、ディーラー下取りに比べて最大90万円も差がありました!
こんなに変わるものかと…^^;;;
私が実際に愛車の下取り一括見積りで高額査定を叩きだしたレポートは以下の記事をご参照ください↓
車を買い替える時の6つ必勝法!一括査定で見積もった結果www輸入車を売るポイントも!
ディーラーだけの下取り見積もりではもったいないですよ!
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ますからね。
本気で高く売りたい方は、お試しあれ^^
ということで、当ブログが参考になったよ、という方は、ネット見積もりをする際には↑の広告リンクから見積もっていただけると、毎日ブログを更新するうえで大変励みになります(笑)
とりあえず自分の車の下取り価格見てみようかな…

2013年の3月にブログを開設して以来、毎日更新を貫いています!!
よろしければブックマークもお願いします^^
今後も気になる旬な車を中心にお届けしますので、応援よろしくお願いいたします^^
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では次回のワンダー速報もお楽しみに!
売りたい車はまず査定!かんたん車査定ガイド


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コメント
- やっぱりマツダって、一般的にはそんなにいいイメージではないんですかね?
車はけっこういいと思うけどなぁ。
- No title
- 2.5Lガソリンは以前から完成度が高く、低速トルクからしっかりあるので乗りやすい印象です。
今回の改良で気筒休止の追加、静粛性の向上でプレミアム感が高まってます。
NAエンジンならではの自然な感覚、何気に190PS、252Nmって結構優秀なスペックですよね。
ただ、やはりアテンザでの主役は2.2Lディーゼルだと思います。
改良前のモデルではCX-8と乗り比べると明らかに騒音が大きかったのですが、
改良後は同等以上の静粛性で、エアコンやシートベンチレーションを付けるともうほとんど聞こえてきません。
CX-5や8もそうですが、190PS、450Nmのディーゼルが300万円代で買えるってすごいことですよね。
ほんとに素晴らしいコスパの車だと思います。
- Re: タイトルなし
- ディーゼルHVさん、コメントありがとうございます。
私はマツダ好きですけどね。
世間一般的には、まだまだ「所詮はマツダ」って思っている人も多いのかもしれません。
実車見たらライバルを凌駕している部分は多いですけどね。
コスパ考えたら素晴らしく良いです。
マツダに乗ったことない人にこそ触れて欲しいですね。
- Re: No title
- ワンダーな名無しさん、コメントありがとうございます。
高速走行の燃費の悪さが問題になっていたみたいなので、気筒休止システムは嬉しいですね。
CX-8以降のディーゼルは本当に静かなので、アテンザもさぞかし良いことでしょう。
機会があったら試乗してみたいですね。
あの内容であの価格は、本当にコスパ良いです。
- 新型Q3ヤバ!https://youtu.be/VrJVnRBa7Ds
- Re: タイトルなし
- はおさん、コメントありがとうございます。
Q3、リクエストが多いので記事にしたいと思います。
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