【ディーゼルの実力は?】VW新型ティグアンTDI試乗しました!CX-8やC220dと比較

新型ティグアンTDIの試乗インプレッション!ドライブフィール編!


2018年8月29日にディーゼルモデルのTDIが追加となったティグアンTDIの試乗インプレッション特集の第4回です。

ちょっと間が空いてしまいましたので、過去記事も併せて読んでいただけるとありがたいです。
前回記事まではティグアンのエクステリアや内装を3回に渡ってお届けしていました↓

VWティグアンTDI試乗しました!改めて商品力の高さに驚いた!

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今回はその続きで、新型ティグアンのディーゼルモデルTDIのドライブフィールをレポートします!

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私はハイブリッドも好きですが、ディーゼルも好きなんですよね。
そんな私が感じたティグアンTDIのドライブフィールはどんなもんなんでしょ?


過去にお届けした新型ティグアンの試乗インプレッションも併せてどうぞ↓
※クリックで別ウインドウで開くので、クリックしておいて後で読むもよし!

VW新型ティグアンの価格は高いか?! 見積もりました!私が買うならグレードはコレ。

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※例によって、記事の感想、インプレッションは個人の主観に基づくものです。一部、辛口なコメントも含まれる可能性もありますので、気分を害する可能性がある方はご遠慮ください。

ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ。






新型ティグアンTDI ハイラインの試乗インプレッション


今回試乗させてもらったのは、新型ティグアンのディーゼルモデル「TDI」のHighlineという上位モデルです。

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VWティグアンのグレード展開と価格ですが、1.4LガソリンのTSIターボエンジンと、今回試乗させてもらった2.0LディーゼルのTDIモデルがラインナップされています。

2017年にデビューしている1.4L TSIエンジンを搭載したモデルは、363.6万円からとなっています。

TSI Comfortline 3,636,000円
TSI Highline 4,490,000円
TSI R-Line 4,790,000円



そして、今回新たに追加となった2.0L ディーゼルモデルは408.6万円からとなっています。

TDI 4MOTION Comfortline 4,086,000円
TDI 4MOTION Highline 4,940,000円
TDI 4MOTION R-Line 5,240,000円
TDI 4MOTION R-Line Black Style 5,540,000円


ディーゼルモデルはすべて4MOTIONというAWDなので、ディーゼル代とAWD化の上乗せ分は45万円ということになりますね。

ディーゼルにこだわらず、FFでもいいよって人なら363.6万円からティグアンが買えますが、ハイラインとなると449万円に一気に跳ね上がります。

ディーゼルモデルのハイラインだと
494万円となり、確実に500万円を超えてくる価格帯となります。

ただ、おすすめはハイラインですけどね。


過去に見積もりを取った記事も良かったらどうぞ↓

VW新型ティグアンの価格は高いか?! 見積もりました!私が買うならグレードはコレ。



さて、価格のおさらいが済んだところで、さっそくティグアンTDI Highlineに試乗させてもらいましょう。

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Highlineでもレザーシートを付けないと、トリム類はファブリックで、シートも手動です。
このクラスのクルマなら、パワーシートは欲しいので、レザーシートパッケージは付けたいところですね。


イグニッションスイッチを押して、2.0Lのディーゼルエンジンを始動させます。

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「ドゥウウン…」という野太い低いエンジン音が車内に入ってきます。
静粛性に期待していましたが、メルセデスの新型C220dのように「まったくわからない」というわけでもなく、ディーゼルエンジンであることはわかりますね。
まあ価格差も200万円くらいありますので、価格相応と言いましょうか。
でも価格も近いCX-8のほうが静かかも…。

シフトレバーをDレンジに入れて、アクセルを踏めば電動パーキングブレーキが解除されて発進していきます。
VWグループのブレーキホールドは、エンジンをOFFにしてもメモリーされているので、イグニッションONのたびにHOLDスイッチを押さなければならないということが無いのは良いですね(トヨタやマツダなどのブレーキホールドは、イグニッションONのたびに押す必要がある)。
これ、結構重要ですよ。

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クリープでノロノロと走っていく感じでは、ボディの重さや大きさなどは感じず、むしろ軽さすら感じるくらい。

しかしディーラーから道路に出て、アクセルを開けると、発進加速は想定しているよりマイルド。
そしてロードノイズや窓方向からの騒音はかなりカットされていて静かなのですが、逆に「モモモモモ…」という籠もり気味なディーゼルのエンジン音が車内に聞こえてくる感じです。

以前に乗ったメルセデスのC220dがまったくディーゼルとはわからないくらい、エンジン音も回転フィールもシルキーだったのに対して、ティグアンTDIはガラゴロ感は抑えられていますが野太いサウンドが入ってくるなという印象です。

【噂は本当だった!】メルセデス新型Cクラス 2018ビッグマイナーチェンジ試乗レポート!ドライブフィール編

だからといってティグアンTDIがうるさいかというとそれほどでもなく、一昔前の直噴エンジンくらいのガラゴロ音と言いましょうか。

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ディーゼルと言えばマツダのCX-8もかなり優秀で印象が良かったですが、それとも味付けがだいぶ違いますね。
発進加速時の騒音振動においては、CX-8のほうが抑えられている気がしますが、ティグアンTDIはフォルクスワーゲンらしいカッチリとした硬質感があります。
CX-8はボディ剛性の高さというよりは、良い意味でのおおらかな乗り味の印象です。

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ひょっとしたらCX-5やCX-8とティグアンを悩まれる方もいると思いますが、本当に味付けが全然違いますね(笑)
緻密さや剛性感、ダイレクト感が良いならティグアンをオススメします。
アクティブインフォディスプレイも未来的で見やすいですしね。

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今回のティグアンTDIは4MOTIONというAWDで、センターコンソールにあるドライブモードセレクトで、4輪駆動の方式を選ぶことが出来ます。

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アウディでは前輪:後輪の比率を95:5までの間で制御しますが、ティグアンの4MOTIONでは100:0まで前輪の比率を高めて燃費走行することができるとのこと。
ということは、普段はほぼFFということですね。



最近のSUVではBMW X2やアルファロメオのステルヴィオでもそうでしたが、SUVというよりはスポーツカーのテイストのようなパキパキスパスパとしたステアフィール&足回りなクルマも出てきていますが、このティグアンはそこまでスポーツ感はなく、硬質感の中にもややファジーさを残した乗り味になっています。
それが本来のSUVらしさというか、ゆったりと流すのには疲れなくていいですね。

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それでいて、ゴルフ7.5の乗り味にも似た、ねっとりとした設置感があり、点ではなく面で地面に接地しているような感じのドライブフィールがあります。
ある意味とても不思議な乗り味です。

ゴルフをSUVにしたような、車高を上げたようなそんなクルマになっていますが、SUVらしくゆったりとしたおおらかさも感じることができます。
高速走行やクルージングを楽しむには、やっぱりティグアンのような車高が高い車のほうが心地よさそうですね。



そして、アウディ車のようなちょっと荒削りな挙動をすることもなく(アウディのSトロニックはたまにギクシャクする)、デュアルクラッチのトランスミッションDSGもややダイレクト感を抑えてトルコンATのようなトルクの伝わり方をします。

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これは、ファジーコントロールという、次のギアを予想して用意しておくという制御が入ったミッションだからこそのスムーズな繋がりなのかもしれません。
加速中には上の段のギアを予め予想して用意し、減速中は下のギアを用意しておくそうです。

ダイレクトでソリッドなアウディ車のような乗り味も好きですが、奥様や年配の方などが運転する場合には、フォルクスワーゲンのような最大公約数的な安心感のあるドライブフィールのほうが好ましいかもしれません。

アウディよりももっと軽く、良い意味でマイルドなドライブフィールです。その分、ギクシャク感などが抑えられているので、挙動面で誰が乗っても安心感があります。

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少しアクセルをぐいっと踏み込んでみますが、「ゴロロロロロ!」という野太いサウンドと共に力強く加速します。
これも唐突な感じではなく想定しているよりもマイルドな加速感。

全体的にティグアンはゆったりまったりとした角の取れた優しさがあるSUVだなと思いました。

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↑クリックで拡大します。

そしてAピラーも適度に起こされているので、前方の見切りもよく、運転しにくい感じがないのは良いですね。




新型ティグアンTDI Highlineを試乗した感想・評価は?


さて、ディーゼルモデルが追加になった新型ティグアンを20分ばかり試乗させてもらいました。
個人的な感想としては、「エンジンルームからの騒音と振動はそこそこ聞こえるものの、フォルクスワーゲンらしい緻密さや硬質感がありつつ、適度にマイルドでおおらかなドライブフィール」だと思いました。

最近はスポーツカー顔負けなSUVも増えてきていますが、このティグアンTDIはアウディ車とも違った適度なマイルドさと扱いやすさもあり、それでいてアクティブインフォディスプレイや室の高い内外装など、商品力も非常に高いです。

そして、パッケージングも素晴らしく、後席の居住性やラゲッジスペースは私が買ったレクサスUXと同じボディサイズとは思えないほど(苦笑)
どうしてラゲッジスペースに約3倍もの差が出た…(笑)

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↑ティグアンのラゲッジスペース

↓レクサスUXのラゲッジスペース

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ティグアンは価格もガソリンモデルなら500万円以下で十分買えるので、改めて商品力の高さに驚かされますね。
SUVを検討している方は、今一度ティグアンも選択肢に入れてみてもいいと思います。

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ただ、今回のディーゼルエンジンですが、パワートレインとしての評価は個人的にはそれほど高くはありませんでした。
軽油の経済性や、ディーゼルならではのトルクなども確かに魅力的なんですが、騒音・振動に関しては予想していたよりも大きかったというのが素直な印象。
これはメルセデスのC220dに乗ってしまってハードルが上がったからと言うのもあるかもしれません。
Cクラスならディーゼルを積極的に勧めたいですが、ティグアンならガソリンモデルでも良いかなと言うのが私個人の感想です。

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ただ、ティグアンのガソリンモデルはFFしか無いというのが泣き所なので、降雪地帯にお住まいの方や、ウインタースポーツをやる方は、ディーゼルの4MOTIONをオススメいたします。

いずれにしても、ティグアンは大きすぎないサイズ感で広い後席やラゲッジスペース、そしてアクティブインフォディスプレイなどのハイテク装備に先進の安全装備や運転支援も備わっているので、商品力が高いのは間違いありません。

電動パーキングブレーキ+ブレーキホールド、全車速対応のアダプティブクルーズコントロール、アダプティブハイビームシステムに、ACC中は停止までサポートしてくれるアクティブレーンキープなど、今要求されるハイテク装備はほぼついている状態です。

コスパはかなり高いですね。
まさにお値段以上の満足度があると思いますよ^^


新型ティグアンが気になる方はお近くのフォルクスワーゲンディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか?^^

東京北部やさいたま南部にお住まいの方は、いつも取材でお世話になっているフォルクスワーゲン戸田公園店さんが密かにオススメです。

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新設されたディーラーでキレイですし、点検待ちの間にはマッサージチェアーが完備されているのでレクサスよりも寛げるかも(笑)

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ちなみに、営業マンの大畑さんという方を捕まえて「例のブログを見た」というと何か良いことがあるそうです(笑)
新型ティグアンを検討中の方は、フォルクスワーゲン戸田公園店も見てみてはいかがでしょうか?^^


とその前に、新型ティグアンなど新車の購入を検討中の方は、今のうちからネットで愛車の下取り無料査定をしておくことを激しくオススメしますよ。

何故かというと、買うつもりなくてとりあえずディーラーに見に行ったつもりでも、営業マンから「今契約しないと納車が更に遅れる!」とか「今日ハンコ押してくれるならこの条件で!」とかプレッシャーかけられて、下取り価格の吟味をする前にうっかりハンコを押しちゃったりすることがあるからです(実際私も経験あり^^;)。

ディーラーでの下取り交渉で、良い条件を出すためには、予めネットなどで愛車の買取り見積もりを取っておいて、ディーラーでの下取り金額の交渉材料として使うのがかなりオススメの手です。

買取店で出た査定金額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉ができるので手ブラで行くより良い条件が引き出せる可能性が高いです^^

実際に私がおすすめしたこの方法で、ブログ読者の方から「買取店よりも良い条件でディーラーで下取ってくれた」という報告もいただきました^^

ディーラーによっては、値引きが良くても下取りの条件が悪いことも良くありますので、そういう時は、買取店に売却してしまえば良いですしね。

逆に、ディーラーで下取りの見積りをした後で買取店で査定する際には、ディーラーでの下取り見積もり額を予め伝えておくと、それ以上の価格で買い取ってくれることが多いです!

ちなみに、私がいつも使っている買取一括査定サイトはこちら↓


かんたん車査定ガイド






1分程度の入力で、ざっくりした価格感がわかるのでとりあえず調べてみるのも良いと思います。
売却時期などを聞かれたら、「とりあえず今の愛車の価格が知りたい」と言っておけばOK。

ガチで売却価格を上げたいのならば、上記のような一括見積もりサイトに車の査定を入力すると、複数の買取店が実際に車を見て買取額を決めたいと電話をかけてきます。その際、複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れます
「同じ時間帯にしないで欲しい」と言われるかもしれませんが、「まだ他の買取店からかかってきてない」と言っておけばOK(笑)
次に買う車の納期がわかっていると、売却時期について聞かれた時に答えやすいと思いますが、もしわからなかったら「現在の愛車の価値が知りたい」と言っておけばOK

買取店が集まったら、「入札制にしますので、査定金額を名刺の裏に書いて、せーので見せてもらって、一番高いところに売ります!」と言うと、最初からMAX価格で勝負してきます。
何社も別の時間にアポイントをとるのも時間がもったいないし、一番この方法が良い条件出る可能性高いです。
この「入札制で」というのがポイントです!
ブログ読者の方からも、この裏ワザでディーラー見積りより数十万円も高く買取店で買い取ってもらえた!というご報告も多数いただきました!^^

ディーラーだけの下取り見積もりではもったいないですよ!
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ますからね。

本気で高く売りたい方は、お試しあれ^^

売却時期がハッキリしていない人は、「とりあえず愛車の価値が知りたい」と言えばOK。
ディーラー下取り額が適正かどうかの判断材料として、愛車の価値を知っておくのは良いと思います(めちゃくちゃ安い下取り額を提示されることもありますので…)。


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しょうがねぇなぁ、愛車のネット査定やってやるか。という方はこちらをクリック(笑)



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