ボルボXC40 T4 R-designオーナー 納車約11ヶ月後のリアルな口コミ!
2018年12月24日に納車された私のボルボXC40 T4 R-designも、早いものでもうそろそろ1年となり、ちょっと早めの1年点検を受けてきました。
2019年11月現在の私の愛車のラインナップですが、
・ホンダN-BOXカスタムターボ
・ボルボXC40 T4 R-Design
・レクサスUX250h F SPORT
・トヨタRAV4 G Z package
・レクサスRX300 F SPORT
となっています。
N-BOX以外は全部SUVという頭オカシイ人になっていますが(笑)
そして現在契約済みで納車待ちのクルマが、
・MAZDA3 X Burgundy Selection
・ホンダN-WGN カスタムターボ
・メルセデスベンツCLA200d シューティングブレーク
となっています。
本来ならN-WGN はもう納車されてるはずなんですが、電動パーキングブレーキの不具合で出荷停止になっており、私の納車は年を越してしまいそうとのこと。
もう全額キャッシュで払ってあるんですが…。
【新型N-WGN契約しました!】私が購入したグレードの見積り価格公開!そして悲報!出荷停止で納期は未定…
↑別ウインドウで開くので、クリックしておいて、後で読むも良し!
そろそろ新しく入ってくる車両と入れ替えで、出さなければならないクルマもあるんですが。
そうなると次に出すクルマとしては、ボルボXC40が濃厚です。

この11ヶ月で走った距離は意外と短くて3000km弱。
半年前の評価と変わらず、他のクルマに比べると出動回数はXC40のほうが少なめです。
今回のブログでは、ボルボXC40の写真と共に、11ヶ月目の評価、そして手放す前にレビューして欲しいことなどリクエストを募集します!
過去に書いたボルボXC40関連の記事や、これから追加される最新情報は、以下のボルボXC40関連記事一覧をご参照ください↓
ボルボXC40関連記事一覧
まだまだ納期も半年以上かかっているボルボXC40なので、納車待ちの修行中の人やこれから検討している人の参考になればと思います。
※例によって、記事の感想、インプレッションは個人の主観に基づくものです。一部、辛口なコメントも含まれる可能性もありますので、気分を害する可能性がある方はご遠慮ください。
ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ。
ボルボXC40、納車約一年のエクステリアの採点は?

まずはボルボXC40のエクステリアの評価から。
私が購入したのはXC40 T4 R-designというスポーティなグレードです。
価格は、オプションや諸費用を入れて550万円程度。
ここから値引きもあったので、レクサスUXのコミコミ価格560万円よりはかなりお買い得感がありました。
※さいたまエリアでボルボ車をご検討の方は営業さん紹介しますのでPC版の右カラムにあるメールフォームからメールくださいね。すでに何人かご紹介しましたが、私より値引いちゃった人もいるみたいです^^;
まずはXC40の見た目に関しては、納車当時から個人的には気に入っていますが、その印象は変わりません。
ブルドッグをイメージしたという、ちょっとファニーなフロントマスクは、ボルボのSUVファミリーの中にあっては結構異形で個性となっています。

R-designのみ、白と黒のツートンカラーが用意されており、存在感のあるエクステリアとともに街中では目立つ感じで、視線を感じます。
ヘッドライトのポジションランプはデイタイムランニングライトになっており、昼間でも結構な爆光で、対向車から見てもすぐボルボ車だとわかるトールハンマーというT字を横にしたデザインが印象的。

これは昼間でもかなり明るくて対向車でボルボ車が来るとすぐにわかります。
ボルボXC40は、一応コンパクトSUVというジャンルに分類されますが、ボディサイズは全長4,425mm×全幅1,875mm×全高1,660mmと、コンパクトなのは全長だけで、全幅はレクサスRXに迫る1,875mmもあります。

実はレクサスUXよりも全長は短いんです。

それ故、ものすごくワイド感が強調されており、見た目の迫力はかなりのもの。
特にリアビューが気に入っています。

ただ、この迫力あるワイドボディは、駐車スペースではかなり幅を取り、駐車の枠線をギリギリ踏んでしまうくらいのところも多く、ドアパンチを食らうリスクもそれだけ高まります。
もちろん、一般的なマンションの立体駐車場のパレットの全幅である1,850mmを超えているので、マンションや都内の立体コインパーキングではNGなところも多いです。
これはデメリットですね。
都市部の駐車場や立体駐車場を考慮した移動先では、どうしてもXC40よりもレクサスUXを優先してしまうというところがありました。
取り回しに関しては、最小回転半径は5.7mあるので、狭い路地や曲がり角では気を遣います。
RAV4 G Z packageは5.7mと同じ。

レクサスRXよりは気を遣わないですが、どれも大きなSUVばかりになってしまっていて、コンパクトなMAZDA3とかCLAとかの納車が待ち遠しくなってしまいました^^;
でも、ボルボXC40も見切りの良いスクエアなボディと、幅狭型のミラーのおかげで、ミラーtoミラーはそれほど幅が広いわけでもなく、レクサスRXよりは全然取り回ししやすい印象です。

360度ビューモニターも付いているので、安心感もあります。

ただ、真上からのビューと、真後ろのビューを同時に表示できず、そういう点ではレクサス勢のバックモニターのほうが見やすいかな。
そして、ボルボXC40 T4 R-designに標準装備されている19インチアルミホイールのデザインもGOOD!

19インチというサイズも立派で、見栄えもよく、文句はありません。
これらを総合して、ボルボXC40 T4 R-designの納車約1年後のエクステリアの採点は…
85点!!
と、納車半年後の採点と変化はなし。
好みは人それぞれあると思いますが、可愛くもカッコよく、それでいて街中でほとんど見かけない希少性は、乗っていて優越感もありますね。

ただし、カッコよさと不便さがトレードオフの全幅1,875mmは両刃の剣。
都内や繁華街に乗っていきたいクルマではありません。
ボルボXC40、納車約一年後の内装の採点は?

↑クリックで拡大します。
続いてはボルボXC40 T4-R-designの内装に関してですが、こちらも引き続き高評価です。
質感面に関しては、特段良いと思えるマテリアルを使っているわけではありませんが、配色とデザインの妙なのか、それほどチープにも見えず、センス良いオシャレな室内に見えるのはさすが北欧デザイン。

私はR-design専用オプションのラヴァオレンジの内装カラーを選択したので、フロアやドアトリム内側がオレンジ色のファブリックで覆われているので、より明るく見えてGOOD。
これ、2万円くらいだから選んでおいてよかった。
ただし、汚れは目立つので長く乗る人にとってはオレンジ内装も注意が必要かもしれません。

しかも、インテリアイルミが結構色んな所に仕込んであり、夜間でもオレンジ色の部分を照らしてくれたりするので程よく室内が明るいんですよね。

ダッシュボードやドアにあるアルミのパネル部分だけでなく、ドアポケットやスマホの非接触給電Qiの部分も間接照明があったり結構明るいです。
ここは真っ暗森のレクサスUXとは大きな違い。

↑ボルボXC40
↓レクサスUX

この差はデカイ。
また、ダウンライトの色もカスタマイズできるし、間接照明の照度も変えられます。

ダウンライトがあるだけで、室内の雰囲気がほんのり伝わるので、これはあったほうがいいですね。

そして、手に触れる部分のスイッチやシフト、ウインカーレバーなどの動作の節度感も素晴らしいです。

電気式のシフトノブは、Dレンジに入れるには下に2回押し、Rレンジに入れるには逆に上に2回押す、というトリッキーなシフトですが、その動作感はコクコクという心地よい適度な硬さです。
同様に、ウインカーレバーを入れるときの触感や、コチコチという電子的なリレー音も心地よく調整されていて、良い車に乗っている感がありますね。

リレー音がしょぼいと萎えますから。
また、R-design専用装備のパドルシフトも裏面に合成皮革が貼られていたりと、手に触れる部分の質感は素晴らしいです。
ついでに言っておくと、スマートキーも手触り最高です。

なんと本革のパンチングレザーになっており、サラサラした触感はずっと触っていたくなります。
これは過去に所有したどのクルマのキーよりも素晴らしいです。
とここまでは絶賛のボルボXC40の内装ですが、良いところばかりではありません。
まず一番気になるのは、アームレストコンソールの高さと、シフトノブの高さの位置関係です。

XC40のセンターコンソールが低すぎるんですよね。
そして、フォルクスワーゲンやアウディのようにアームレストの高さが調整できればよかったんですが、調整できないので、低すぎて肘は置けないと思っていいです。
エルゴノミクスでこだわったシートや、手に触れる部分の質感が高いだけに、なんでここだけ中途半端なのかと思います。
せめて、ドア側の肘置き部分と高さを合わせて欲しかったですね。
シフトノブも肘置きから自然に手を伸ばした先には無いし、高さも低すぎるので手を下方向に手を伸ばす感じになります。
R-designはまだパドルシフトがあるから良いですが、それ以外のMomentumやInscriptionにはパドルシフトがないので、シーケンシャルシフトをする際にはちょっとシフトの位置が低すぎる感じがします。

この写真を見てもらうとわかると思いますが、シート座面との位置関係からすると、腿よりも低い位置にシフトがある形になります。
これでもシートは一番下に設定してあります。
運転姿勢にこだわるボルボとしては、惜しい点かなと思いました。
そして、後席の居住性ですが、これも合格点ですね。
後席の広さも、シートバックがやや立ち気味で座面長も短いのですごく快適というわけにもいきませんが、4.4mというレクサスUXよりも7cmも短い全長を考えれば十分な広さだと思います。

結構広いですよね。
後席ドアトリムもちゃんとソフトパッドやオレンジのフェルト素材などがあしらわれていて質感不足はそれほど感じません。

後席の足元空間もコブシ1.5個分くらいはあります。
ただ、座面長は短めで、シートバックも起こし気味なのでめちゃくちゃ快適というほどでもないです。
それでも、エアコンの吹出口も完備されているし、シートバックポケットも運転席助手席にも完備されているし、不満はありませんね。
以上の内容を考慮すると、ボルボXC40 T4 R-designの内装の採点は…
80点!!
が付けられると思います。
これも納車半年後の点数と変わりません。
細かい不満点はありますが、ボルボXC40は価格対満足度が高いクルマだと思います。
決して本杢目やアルミのパネルやピアノブラックを多用しているわけでもなく、特段質感が高いマテリアルを使ってるわけでもないんですが、それでもチープに見えないのは上手いなぁと。

作り込むべきところはしっかり作ってあるので、12.3インチのデジタル液晶メーターであるとか、9インチの縦型ナビ画面であるとか、そうした先進的な部分では訴求できており、そつなく上手くまとめられた内装デザインだと思います。
前席・後席の居住性についても大きな不満はありません。
ボルボXC40、納車半年後のユーティリティの採点は?
続いては収納やラゲッジスペースについてです。
ボルボXC40は日本車を研究して作ったと言われており、気の利いた収納の数々も良くできています。

取り外し可能なゴミ箱や、グローブボックスの格納できるコンビニフックは日本車以上とも思えるアイディア。

ドアスピーカーをダッシュボード下部に移動した分広くなったドアポケット、ラゲッジボードを立てることでコンビニフックが現れる仕組みなどは、本当に素晴らしい。

ドアポケットには、防犯用のハンドルロックがスッポリ収まるほど。
これは便利。
ポケット内部もフェルト素材のようなファブリックなので異音もしにくいです。
嫁の実家からタッパーで汁物のお土産をたくさんいただいた帰り、ボルボXC40のラゲッジボードが役に立った。
— ドラヨス@クルマ系Youtuber×blogger (@phoshiaki) 2019年1月2日
これなら汁溢れない(笑) pic.twitter.com/HYmNskw7VT
さらにラゲッジスペースもボルボらしくしっかりフラットになるので使い勝手も良好。

中央部分は長尺物を積む時にラゲッジスルーできるようになっているので、さすがウインタースポーツをやる国だけに、よく練られています。
そして、先程も述べた、ラゲッジボードを立てることでコンビニフックになったり、ラゲッジ側からも後席シートバックを電動で倒すことができるのはGOOD。
ほんと、よくできてます。
これらを踏まえての、ボルボXC40 T4 R-designのユーティリティの採点は…
80点!!
がつけられると思います。
ミニバンや軽自動車のような便利さを望むべくもないですが、このクラスのSUVとしては異例なくらい収納は豊富でアイデアもたくさんあると思いました。
ラゲッジスペースも十分すぎるほど広く、ラゲッジ側から倒せるスイッチがあったり、完全にフラットになる荷室など使い勝手も十分素晴らしい。
このクルマと競合するSUVは、けっこう大変だろうなと思います。
ボルボXC40、納車約一年後のドライブフィールの採点は?

続いては走りに関しての評価です。
これはもともと評価は高いんですが、RAV4やレクサスRXが納車され、それと比較するとさらに良さが際立ちましたね。
私が乗っているT4 R-Designは、上位グレードであるT5よりはデチューンされた2.0Lターボエンジンながら、190ps・300Nmのパワーとトルクを8速ATで伝えてくれるので過不足はありません。
ドイツ車のような、ダイレクト感のあるドライブフィールともまた異なりますが、もっと気楽にカジュアルに乗れる軽やかさがこのボルボXC40にはあります。

ステアフィールはドイツ車よりは軽めながら、しっかりと路面の反力を伝えてくれて、味付け自体はかなりクイックです。
ステアリング剛性の高さも、ボルボXC40の魅力の一つだと思います。
ボディ剛性は非常に高く、19インチタイヤ&ホイールを履いていますが、不快なゴツゴツ感もなく、静粛性もこのクラスとしては異例なほど良いです。

昨今、いろんなクルマに乗っていますが、ボルボXC40に戻ってくると「これはなんて良い乗り味なんだ」と改めて感心してしまいます。
特に、ブレーキのタッチが最高です。

踏んだ瞬間からリニアに制動力が立ち上がるのに、決してかっくんブレーキにはならず、踏み増ししていくごとにストッピングパワーが必要に応じてかかるので、不安感が全く無いです。
これはRAV4などと比較すると顕著なのですが、RAV4は明らかに車重に対しての制動力がやや不足しているように感じます。
UXやXC40からRAV4に乗り換えると「止まらない」という印象が強いです。
ボルボXC40は、今まで乗ったクルマの何よりもブレーキタッチが素晴らしいと思えるので、それとRAV4を比較するのは酷かもしれませんが…。

車両重量はXC40とRAV4ではそれほど変わらないのに、乗り味やハンドリング、制動力など、正反対とも思えるほど異なります。
RAV4はクルーザーのごとくゆったりまったり海の上を走っているかのごとく、動き出しや減速時、コーナリングも立ち上がりがゆっくりです。
それは良し悪しではなくクルマのキャラクターなのでしょうが、キビキビ走るというよりは、高速などの道幅が広いところを真っ直ぐ走るのには向いていると思いました。
まさに北米向けと言った感じです。
一方で、XC40はスパスパとリニアに立ち上がる感じです。
これはレクサスUX以上で、こんなにソリッドで軽快なSUVはなかなかないかも。
ドイツ車勢はもっと重厚感があります。

アクセル全開時の加速フィールも明らかにレクサスUX250hよりもパワフルで、さすがは2.0Lターボと言ったところです。
ステアリングの剛性感、ブレーキのタッチなど、運転に関する動的質感は非常に良いですね。
アイドリングストップからの復帰も静かでめちゃ早ですし、以前にも書きましたが、先進の運転支援システム「Pilot Assist」も超優秀。
【Pilot Assistの評価は?】ボルボXC40 T4 R-design納車後インプレ 高速ドライブ編
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全体的に味付けは適度な硬質感と重すぎないニュートラルなドライブフィールで、これなら女性でも運転しやすいかもと思いました。

ただし、燃費に関しては凡庸で、街乗りと高速を足しても10km/Lもいけばかなり良いほうといったところ。冬場は特に厳しいですが。
レクサスRX300と比較すると、同じ2.0Lターボならが、クルマの挙動が全然違います。
やはりRXはボディも大きく車重も重いので、出足の動き出しやステアリングの応答性などはかなりスローな印象。
ステアリング中立付近の不感帯の幅も広く、ステアフィールはリニアとは言えません。

さらにRX300の2.0ターボと6速ATの組み合わせは、必要十分ではありますが、感動するほどの動力性能はありません。
2,000rpm以下のトルク感も、高回転まで回した時の加速感も、ボルボXC40のほうが圧倒的に良いです。
XC40は、RXに比べると圧倒的に「軽快」という印象が強いですね。
ステアフィールは軽めながら、リニアにクイクイ曲がりますし、2,000rpm以下のトルク感も十分で高いギアのままグイグイ加速します。
しかも、ATも8速まであるので、高速巡航時の回転数も抑えられるので静か。
やはりRXは、プレミアムSUVなのに今日日6速ATなのが厳しいです。

そして、ボルボXC40の自動運転系の評価ですが、こちらは素晴らしいです。
まず素晴らしいのは、操作が簡便ということ。
ボルボ以外のメーカーでは、クルーズコントロールをするには、①クルコンボタンを押し、②SETボタンを押す、というツーアクション必要なのに対して、ボルボはステアリングのクルコンボタンを押すだけでレーダークルーズコントロールが始まります。
さらに、レーンキープしてくれるPILOT ASSISTもボタンひとつで簡単に操作できるし、とにかく操作が簡単なんですよね。

解除もクルコンボタンをもう一度押すだけ。
他のメーカーでは、別途キャンセルボタンがあったりと、とにかくボタンが多すぎる印象です。
どのメーカーもボルボくらい簡便な操作になればもっと使いやすく、操作が煩雑で使っていない人でも簡単に使えるのにと思いました。

そして、実際のPILOT ASSISTのアシスト状況ですが、これまた素晴らしい。
レクサスRXやRAV4ではレーンを維持できないほどのコーナーでも、XC40ならグイグイ曲がっていってくれます。
同じ首都高で試してみても、そのレーン維持性能は確実にXC40のほうが安心感があります。
このあたりは、2020年にはボルボ車での死亡事故0を目指しているだけに、先進の運転支援装備にも抜かりなしといった印象です。
これらを総合した、ボルボXC40 T4 R-designのドライブフィールの採点は…
90点!!
といったところ。
納車後1ヶ月の時点では78点と評価していましたが、いろんなクルマと乗り比べるうちに評価が上がってきています。
ステアリングの重さなど、操作フィールは軽めなのに、しっかりと芯が通っているというか、ボディ剛性やステアリング剛性、ブレーキタッチなど「走る・曲がる・止まる」といった基本的な性能がとても高いです。
運転支援装備の簡便性、実用性においても評価が高いです。
いかにも自動車評論家の方が好みそうなというか、動的質感は非常に素晴らしいので、2018年のカー・オブ・ザ・イヤーを獲ったのも納得という感じです。
ボルボXC40、納車約一年後の装備面での採点は?
最後に、ボルボXC40の装備面での採点です。
出動機会が増えない理由としては、ここが一番だと思います。
ボルボは安全装備に関しては最初からフル装備になっているので余計なオプション費用がかからないのは、ドイツ車などと比べるととても良心的。
それ以外で選べるオプションとしては、サンルーフやハーマンカードンのオーディオ、ラヴァオレンジの内装カラーなどあまり種類がないので悩むこともありません。

置くだけ充電は一応装備しておきましたが、やっぱ便利ですね。
ボルボXC40には、私が求めている三種の神器とも言うべき、電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド、全車速追従のアダプティブクルーズコントロールはもちろん装備されていますし、さらにステアリング制御してくれるPilot Assistは渋滞時などのノロノロ運転中でもレーンキープします。これはレクサスUXのレーントレーシングアシストでも同様ですが、やっぱり便利ですね。

しかしそれ以外の面で言えば、R-designにはステアリングヒーターは無し、ヘッドアップディスプレイも無し、アダプティブハイビームシステムも無し、シートベンチレーションはもちろん無し、ナビの使い勝手はイマイチと、昨今のライバルメーカーのクルマと比較すると装備面では結構劣ります。
まあこのクラスの輸入車でシートベンチレーションが付いていたりするクルマのほうがレアですが、トヨタのT-CONNECTのような通信サービスや、メルセデスのMBUXのようなAIも搭載されていません。
それ故、オペレーターサービスや、ナビの自動更新などももちろん無し。
音声コントロールはもちろんありますが、肝心なナビの使い勝手がいまいちです。
目的地設定も施設名で検索して出てこなかったり、地図は更新が半年とか一年単位なので、昨今開通が相次ぐ高速道路も古いままで遠回りさせられてしまったり。
画面表示のパターンも見づらいです。

高速のIC表示にすると、目的地到着時間がなぜか表示されなかったり…

なんか丁度いい表示画面がないんですよね。
さらに不満な点として、ナビの割り込み表示や音声案内中は、再生中の音楽が聞こえないくらい下げられてしまうこと。

割り込み表示内容によっては、完全にミュートになってしまうものもあります。
これはシトロエンに乗っていた時に感じていたのと同じ不満ですが、アウディでは音声案内中のBGMのレベルなど細かく設定できたし、国産車ではこうしたストレスはないので、この辺は国産車・ドイツ車よりは劣るところかなぁと思ってしまいます。
そしてやっぱり、すべてをタッチ画面にしてしまっているので、エアコンの温度調整をしたり内気循環にするだけでも、画面タッチしてメニュー呼び出しする必要があり、しかもうまく押せないときもあったりと、ストレスがあります。

こうしたソフト面での快適性は、やっぱりレクサスのほうが一枚も二枚もまだ上手です。
ボルボXC40では、AppleCarPlayやAndroidAUTOなども使えますが、実際に使ってみたものの、「一般道優先」とか経由地を設定したりとか、即座に変更のしづらさなどもあって結局使っていません。

この辺は実際に納車されて使い込んでみないとわからないところですね。
これらを考慮したボルボXC40の装備面での採点は…
70点!!
と言った感じですね。
納車半年後のときは65点でしたが、ちょっと戻した感じです。
半年後の時はレクサスUXとの比較で厳しい採点になってしまいましたが、車格を考えればついてなくても仕方ないかなとも思えてきました。
ただ、ナビのタッチしづらさ、画面解像度や描画スピード、表示情報の整理など、アウディのバーチャルコックピットやレクサスのナビに慣れてしまっていると、やっぱり厳しいところもあります。

こうした細かい快適性の違いは、長距離乗る際や知らない土地に行く際にはかなり重要になるので、レクサスRXやRAV4とボルボXC40のどちらで遠出がしたいかと言われると、ナビの信頼性が高いトヨタ系を積極的に選びたくなる気持ちが大きいんですよね。
それ故、長距離を移動する旅行ではRAV4やレクサスUX、レクサスRXが多くなってしまい、結果として街乗りやせいぜい都内までのドライブがメインとなってしまったXC40の走行距離が伸びていないというわけです。
複数台持っているとそうなってしまいますが、1台しかなければ比較もしないので、慣れてしまえばそこまで不便ではないと思います。
ボルボXC40、納車約一年後の総評は何点?

半年間、リアルに使ったオーナーとして、ボルボXC40の満足度を点数にするとしたら何点なのかと聞かれたら…
83点!
と言った感じです。
半年後インプレッションより5点増えました。
装備面ではやや評価が低いですが、それ以外が総じて高得点なので、結果83点といったところでしょうか。
「走る・曲がる・止まる」といった、クルマの基本性能の高さは素晴らしいものがあり、そして運転支援装備や安全装備に関しても、他のメーカーよりも早めに作動するなど安心感が高いです。

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ただ、手放しに褒められるかというとソフト面での課題はまだあり、最近コネクテッド技術がドイツ車勢では進んできているのに比べると、まだそこは弱い分野。
また、ナビの実用性も国産勢には負けますね。
タッチパネルの操作性も、やはり誤タッチや押せてないときもしばしばあったり、やっぱり物理スイッチのほうが押しやすいと思うことも多々あります。
このあたりは実際に所有してみないとわからない部分ですよね。
エクステリアや内装の見た目のカジュアルさと、室内の広さ、ユーティリティ、そして走りに関しては太鼓判を押せるので、オシャレにライフスタイルを彩ってくれるクルマになると思いますよ^^

そして、まだまだ街で見かけることも少ないという希少性もありますし、さらにまだ納期も半年くらいかかる人気ぶり。
リセールは今回はボルボディーラーがかなりの高額で買い取ってくれるとのことなので、素直にディーラーに出すことを予定しています。
ボルボXC40を検討中の方は参考にしていただけると幸いです。
手放してしまう前に、ボルボXC40のココが知りたい!
ってリクエストとか、こんな写真を撮っておいて欲しい!とか、動画でこんなことをレポートして欲しい!というリクエストが有りましたら、コメントいただければと思います。

ボルボXC40では、すでに納車後レポートもいくつか記事にしているので、こちらの記事も併せてどうぞ↓
【納車されました!】ボルボXC40 T4 R-Design 画像大量インプレッション!エクステリア編
【レクサスUXと比較】ボルボXC40 T4 R-Design 画像大量インプレッション!内装編
【ユーティリティは◎】ボルボXC40 T4 R-Design 納車後インプレッション!後席ラゲッジ編
【ボディサイズは気になる?】ボルボXC40 T4 R-design納車後インプレ ドライブフィール編
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過去に書いたボルボXC40関連の記事や、これから追加される最新情報は、以下のボルボXC40関連記事一覧をご参照ください↓
ボルボXC40関連記事一覧
ボルボXC40をできるだけ安くお得に買うには?
さいたまエリアでボルボ車の購入を検討している人は、ボルボディーラーを紹介しますのでPC版ワンダー速報の右カラムにあるメールフォームからその旨書いていただけますと、詳しくは書けませんがかなり良い条件を提示してくれる営業さんを紹介できると思います。

埼玉以外の方も、ボルボXC40など、そろそろ新車の購入をご検討の方は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前でも・ディーラーに行った後でも、ネットで愛車の無料下取り見積もりをしておくことを激しくオススメしますよ。
何故かというと、営業マンから「今契約しないと納車が更に遅れる!」とか「今日ハンコ押してくれるならこの条件で!」とかプレッシャーかけられて、下取り価格の吟味をする前にうっかりハンコを押しちゃったりすることがあるからです(実際私も経験あり^^;)。
ディーラーでの下取り交渉で、良い条件を出すためには、予めネットなどで愛車の買取り見積もりを取っておいて、ディーラーでの下取り金額の交渉材料として使うのがかなりオススメの手です。
買取店で出た査定金額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉ができるので手ブラで行くより良い条件が引き出せる可能性が高いです^^
実際に私がおすすめしたこの方法で、ブログ読者の方から「買取店よりも良い条件でディーラーで下取ってくれた」という報告もいただきました^^
ディーラーによっては、値引きが良くても下取りの条件が悪いことも良くありますので、そういう時は、買取店に売却してしまえば良いですしね。
逆に、ディーラーで下取りの見積りをした後で買取店で査定する際には、ディーラーでの下取り見積もり額を予め伝えておくと、それ以上の価格で買い取ってくれることが多いです!
ちなみに、私がいつも使っているサイトはこちら。
かんたん車査定ガイド


最初にアンケートが出るので「乗り換えを検討している」ってボタンを押せばOK。

1分程度の入力で、ざっくりした価格感がわかるのでとりあえず調べてみるのも良いと思います。
ガチで売却価格を上げたいのならば、上記のような一括見積もりサイトに車の査定を入力すると、複数の買取店が実際に車を見て買取額を決めたいと電話をかけてきます。その際、複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れます。
「同じ時間帯にしないで欲しい」と言われるかもしれませんが、「まだ他の買取店からかかってきてない」と言っておけばOK(笑)
次に買う車の納期がわかっていると、売却時期について聞かれた時に答えやすいと思いますが、もしわからなかったら「現在の愛車の価値が知りたい」と言っておけばOK。
買取店が集まったら、「入札制にしますので、査定金額を名刺の裏に書いて、せーので見せてもらって、一番高いところに売ります!」と言うと、最初からMAX価格で勝負してきます。
何社も別の時間にアポイントをとるのも時間がもったいないし、一番この方法が良い条件出る可能性高いです。
この「入札制で」というのがポイントです!
ブログ読者の方からも、この裏ワザでディーラー見積りより数十万円も高く買取店で買い取ってもらえた!というご報告も多数いただきました!^^
私自身もディーラー査定よりも最大で100万円以上高い査定額で買い取ってもらいましたよ!→その時の模様はコチラ
まじでディーラーだけの下取り見積もりではもったいないですよ!
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ますからね。
本気で高く売りたい方は、お試しあれ^^
売却時期がハッキリしていない人は、「とりあえず愛車の相場が知りたい」と言えばOK。
ディーラー下取り額が適正かどうかの判断材料として、愛車の価値を知っておくのは良いと思います。
また、「残価設定クレジットで買っているけど途中で売却できるの?」って質問をたまに受けますが、まったく問題ありません。
こちらの記事にまとめているので、良かったらどうぞ↓
残価設定クレジットやローンの途中で中古車買取店に売却してしまっていいの?
私もいつも残クレで買ってますが、1年とかで売却してます(笑)
人生は有限です。
残クレとかローンで買うというのは、残りの人生の時間を買っているのと同じです。
70歳とか80歳の人が「お金貯まったらクルマ買う」と言うでしょうか?
目先の損を気にして時間を浪費するより、多少なり金利を払っても、好きなものを早く味わうほうが幸せな人生になると私は思っています。
(あと、残クレとかローンで買ったほうが値引きを引き出しやすかったりしますw)
それに、「お金がない」とか「贅沢は敵だ」なんて言って買い控えしていたら、日本経済が停滞してしまいます。
車やモノを買ってお金を使うということは、そのお金が誰かの給料になっているということです。
そして自動車はまさに日本の主軸産業。
それにお金を使うということは、社会貢献でもあるのです。
自分自身が良いものを買って身につけて行かなければ、身の丈は誰も引き上げてはくれません。
身の丈を上げてくれるモノを買って、自分自身の仕事の活力にしていきたいものですね^^

想像してみてください。貴方の欲しいクルマがガレージに停まっている姿を。
ワクワクしたときが買い時ですよ^^
ワンダー速報は、買いたい貴方の背中をグイグイ押します!(笑)
ということで、当ブログが参考になったよ、という方は、ネット見積もりをする際には↑の広告リンクから見積もっていただけると、毎日ブログを更新するうえで大変励みになります(笑)
とりあえず自分の愛車の現在の相場を調べてみるぜ!って人はこちらをクリック!

2013年の3月にブログを開設して以来、毎日更新を貫いています!!
よろしければブックマークもお願いします^^
今後も気になる旬な車を中心にお届けしますので、応援よろしくお願いいたします^^
貴方と新しいクルマとの出会いが、素敵なものになりますように!^^
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では次回のワンダー速報もお楽しみに!
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コメント
- No title
- ドラヨス様今晩は。
以前、XC40がテーマの時にお邪魔していましたV40CCです。
私、3月初めに契約して、11月2日に納車されました。
10日間乗った(1000キロ)印象として、
おっしゃる通り、Pilot Assistは最高です。
ただ、レーンキープは×。V40クロスカントリーはグイっと戻してくれたのに。
あと、ステアリングが軽すぎ、乗り心地もちょっとバス感覚。
乗り心地は個人的にはV40の方がいいです。
ナビは、V40からよくなったかと思えば、相変わらずクソナビですね。
しかし、残念です、もうXC40の記事が見られないなんて。
長文失礼しました。ありがとうございました。
- Re: No title
- V40CCさん、コメントありがとうございます。
ご納車おめでとうございます。
V40と比べると、たしかにステアリングの骨太感はなく軽めですね。
ドライブモードをIndividualでステアを重めにすると良いかもです。
XC40は広さやユーティリティなど丁度いい感じで、見た目も可愛く、動的質感も国産にはできないものになっていてすごく良いんですが、1年毎にだいたい乗り換えているのでそろそろって感じですかね。
ナビの使い勝手で旅行には使わなかったので距離が伸びませんでした。
- 初めまして。
動画のほうから来ました。
(お気に入り登録させていただきました!)
もう売ってしまわれるんですね。
x3からの乗り換えで6月納車で契約検討中です。
x3も3シリーズに比べてステリング軽いな〜って感じでしたが、試乗してみると確かにxc40は軽すぎる気がしました。
ステアの調整で重くできると聞きましたがそんなに変わるものでしょうか?
また、モメンタムを検討中ですが、見た目とリセールを気にしてホイールを19インチに変えようか悩んで居ますが、モメンタムの19インチホイールはちょっとイマイチ…
リセールにホイールインチは影響しますでしょうか?
よろしくお願いいたします。
- Re: タイトルなし
- 検討中さん、コメントありがとうございます。
チャンネル登録ありがとうございます^^
XC40のステアはかなり軽めですが、国産とも異なるロードインフォメーションはしっかり伝わってくると思います。
また、運転嗜好モードで重くもできますがBMWと比べるとまだ軽いと思います。
リセールに関してはなんともわからないですね…。
人気のグレードのほうが高く売れるとは思いますが、なにげにモメンタムも人気なんですよね。
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