前回、前々回とアウディA5 Sportbackのエクステリアとインテリアをレポートしてきましたので、気になる方はそちらもご参照ください↓
アウディA5 Sportback試乗しました!美しいボディラインは所有欲を刺激する!
【試乗!】アウディA5 Sportback!!内装はさすがの仕上がり!【詳細レポート】
今回はついにその試乗のドライブフィール編です。

果たしてアウディA5 Sportbackの走りはどんなもんなんでしょうか?
※例によって、記事の感想、インプレッションは個人の主観に基づくものです。一部、辛口なコメントも含まれる可能性もありますので、気分を害する可能性がある方はご遠慮ください。
ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ↓
さて、さっそくA5 Sportback 2.0 TFSI quattroに乗り込んでみましょう。

こちらの展示車はモンスーングレーメタリックのA5 Sportback。
試乗車はA5 Sportback 2.0 TFSI quattroにS-Lineというオプションが装備されていました。
S-Lineには専用の内外装パーツが装備され、足回りもQuattro社製のS-Lineスポーツサスペンションに変わります。
試乗車の写真は撮りませんでしたが、展示車でこのモンスーングレーのA5 Sportback S-Lineがあったので、そちらを撮影してきましたのでその写真を交えながら試乗インプレッションをお届けいたします。
ちなみに、こちらのS-Line他もろもろオプションがついたA5 Sportback 2.0 TFSI quattroのお値段はこんな感じです。

S-Lineパッケージ42万円を含む、オプション総額93万円がついて、690万円也。
安くはないお値段です。
S-Lineパッケージを42万円でつけると、5ダブルスポークデザインアルミホイール(8.5J✕18インチ)+245/40 R18タイヤになります。

標準のホイールデザインよりスポーティーになります。
ちなみに標準のホイールがこちら。

どちらも18インチです。
個人的には標準のデザインでも良いです。
S-Lineパッケージにすると専用のフロント&リアバンパー・サイドシルが装備されます。

S-Lineパッケージを装備したA5 Sportbackは、またインテリアの質感が上がります。

↑クリックで拡大。
マットアルミニウムのオーナメントパネルがついたり、ファインナッパレザーのロゴ入りスポーツシートになります。

もともと質感が高かったA5 Sportbackですが、S-Lineではアルミ素材が使われている箇所が増えたり、さらに質感が向上しています。

試乗ルートの途中まで営業マンさんが運転し、私にドライバーチェンジ。
初めて座るA5 Sportbackのコクピット。

かなり低めの着座位置で、とても走る気満々になります。
シートは大ぶりでサポート性も良く、なんら不満のないシートです。
電動シートの調整ボタンも質感高いのが良いですね。

ステアリングホイールもS-Line専用になります。
握りも太く、スポーティー。
ストレートタイプのシフトをDレンジに入れ、走り始めます。

電動パーキングブレーキなので、ブレーキを踏みながらDレンジに入れ、アクセルを踏むとパーキングブレーキは自動で解除されます。
走り始めてみますが、最高出力 [ネット] 155kW (211PS) /4,300-6,000rpm、最大トルク [ネット] 350Nm (35.7kgm) /1,500-4,200rpmのエンジンは、車重が1640kgもあるとは思えないほど力強く発進します。
トルク感も強いです。先日初めて試乗したレクサスNX200tの238psよりも力強く感じます。
7速DCTである、アウディでいうところのSトロニックがいい仕事をしているのでしょう。
しかしながら、DCTならではのクセか、低速時、おそらく2速とか1速の切り替えのタイミングでは若干ギクシャクするときもありました。

アウディA5 Sportbackの乗り味はかなり硬質。
S-LineパッケージにはQuattro製のスポーツサスペンションになっているとのことですが、低速域での街中では、ギャップを連続して超える際、やや跳ねる感じもしました。
とは言え、ポンポン跳ねるわけではなく、車重とボディ剛性のお陰で硬質感はあるけれど角の取れたアタリとなっているので、不快な感じはありません。
ノーマルサスを試していないので、そちらとどのくらい差があるかは不明です。
S-Lineも標準グレードも同じ18インチですが、ロードノイズはやや大きく聞こえる気がします。
アウディA5 Sportbackには電動パーキングブレーキとさらにアイドリングストップ機構も備わっています。
デビューは結構前なのに素晴らしいですね。
アイドリングストップの躾はストンとエンジンが止まります。
停止時の制御はなかなか静かです。

ここで、ひとつ気になるポイントが有りました。
電動パーキングブレーキとアイドリングストップの制御です。
車速が0km/hになり、ブレーキを踏んでいると「ブレーキホールド」が作動します。
これでブレーキペダルから足を離してもブレーキホールドされます。
また、車速が0km/hになってブレーキペダルを踏んでいると「アイドリングストップ」も作動します。
しかし、ブレーキペダルから足を離すと、エンジンが始動してしまいます。
すなわち、電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能はあるものの、「アイドリングストップ状態を維持するには、ブレーキペダルを踏み続けなければならない」と言うことです。
これではせっかくのアイドリングストップも、ブレーキホールドも、どちらかしか享受できません。
メルセデスにしても、最近アイドリングストップとブレーキホールドが備わったレクサスNXにしても、ブレーキホールドしていてもアイドリングストップもします。
アクセルペダルを踏むと同時にエンジンがかかり、ブレーキホールドも解除されます。
アウディではどうしてこのような制御にしたのでしょうか。
アクセルを踏んだ時のレスポンスを重視したとは、同乗した営業マンさんの弁ですが、個人的にはアイドリングストップとブレーキホールドが併用できないと、あまり意味が無いと思いました。
アウディのアイドリングストップの制御は基本的にアウディA5 Sportbackと同じ制御がなされているそうです。
そう考えると、アイドリングストップとブレーキホールドの制御は、自分でブレーキホールドを決められるメルセデスが一番好みかなぁ。
メルセデスではブレーキペダルを奥まで踏み込むとブレーキホールドされます。
なのでクリープしたいときなどはブレーキホールドせずにもいられるので便利です。
アウディA5 Sportbackのアイドリングストップからの復帰は若干の振動はあるものの、最近のアイドリングストップ車と同等の躾がなされていると思いました。
レクサスNXやCクラス、レヴォーグあたりともそれほど印象の差はないです。

少し速度を上げて流してみます。
アウディA5 Sportbackにはサーボトロニックという車速感応式パワーステアリングが備わります。
低速ではステアリングは非常に軽く感じましたが、40km/hくらいからすでにしっかりとした手応えを感じます。
60km/hくらいまで車速が上がるとかなりガッシリとした手応えになり、安心感があります。
やはりステアリングは重めが好みですね。
ただ、低速まで重いと疲れますので、このサーボトロニックの味付けはなかなかよいです。
過去試乗した車の中では、サーボトロニックに味付け的には、BMW M235iや328iが、かなり好印象です。
低速でも軽すぎず、なんの違和感もなく乗れます。
レクサスのギヤ比可変ステアリング[VGRS]は、低速で軽すぎないのでイイ感じだと思いますが中間速度域以上ではもっと重くても良いですね。
メルセデスやアウディは微低速では相当軽い印象です。
ただ、これも普段乗っている車を物差しにした感覚的なものなので、どの車種に乗っても体のほうが慣れると思います。

少し踏み込める直線があったのでアクセルを開けてみました。
乾いたサウンドとともに、2.0L直噴ターボはグイグイ加速。
最高出力211馬力、最大トルク35.7kg-mは3.5リッターエンジン並なので、早くて当たり前ですが、アウディ自慢の4WD【クワトロ】のおかげか、安心感のある安定した加速感があります。
サーボトロニックもスピードの上昇につれて重くなるので、それもどっしりとした印象になり気持ちいいですね。
街中をトロトロ走ると硬さやロードノイズが少し気になるものの、ある程度スピードが乗る道でこそ、アウディA5 Sportbackはどっしりとしたハンドリングと余裕のトルク、ダイレクト感あるSトロニックが気持よく活きてくる感じです。
と言った感じでアウディA5 Sportbackの試乗インプレッションをお届けしましたがいかがでしたか?
見て、触れて、乗った印象としましては、【非常に濃い車】だなと。
まずはスタイリングですが、コンサバなデザインのアウディ車のなかでは飛び抜けてグラマラスな印象のA5。
ワイド&ローが強調されたスタイリングと、フェンダー周りのふくよかな曲線が美しいです。
それでいて、内装の質感もアウディならではの高品質で、飽きの来ない道具のような良さがあります。
アルミパーツの使い方など、やはりセンスいいですね。
そして、乗り味ですが、これまた硬質感溢れた、そしてトルク感とダイレクト感に富んだ、まさに濃い乗り味。
硬いと言っても、昨今のメルセデスのような硬さともまた違う、さらに角の丸い硬質感。
クワトロならではの安心感と安定感もありますので、これはこれで完成された世界観だなと。
滑りを伴わないDCTのSトロニックのダイレクト感あるフィーリングと、TFSIのトルク感はやはり癖になります。
この辺りはフォルクスワーゲンの上位コンパチでありながら、さらに従来のドイツ車然としたどっしり硬い感じも残っており、好印象。
まさに車として運転している感覚が非常に濃い味付けです。
これと対極にあるのがまさにトヨタやレクサスで、全体的にマイルドでコンフォートな乗り味だと思います。
それでも、レクサスも最近はドイツ車的な乗り味も取り入れつつあり、以前のようなやんわりしたテイストから、角の取れた硬質感も出してきており、レクサスならではの乗り味というのも醸成されつつあります。
が、アウディと比べるとやはり目指すベクトルが違うのもわかります。
この辺りは好みの問題ですね。
メルセデスやBMWも、それぞれの味がしっかり出ていますので、お好みで選ばれるのがよろしいかと思います。
私も個人的にアウディの中では一番スタイリングが好きなのがA7とA5ですので、試乗出来て良かったです。

そんなA5 Sportbackの2014年モデルももはや在庫限り(2014年8月現在)で、すでに2015年モデルがそろそろ入ってきます。
値引きが拡大している2014年モデルが狙い目の今ですので、気になっている方はアウディディーラーへ急いでくださいませ。
私も見積もりしてきましたが、好みのカラーとオプションはすでに在庫が無くなりつつ有りました。
今後、新規発注すると2015年モデルになり、値引きも渋くなります。
気になるモデルチェンジ情報ですが、ベースとなるアウディのA4が本国で来年のモデルチェンジとの噂。
新型A4が日本に導入されるのは、早くて来年の秋か?といったところ。
そこからさらに遅れてA5は2016年に本国デビューとなると予想されますので、日本に導入されるのは早くて2016年秋以降か下手すると2017年くらいになるかも…
となるとあと2年はこのモデルでA5は販売されるので、A5が気になっている方は、今のうちに買ってもいきなりモデルチェンジが待っているわけではなさそうです。
なので、アウディA5が気になっている方は、熟成された今のうちに買って、モデルチェンジを待つのも賢い選択かもしれません^^
ということで、そんなアウディA5など、今後車の購入をご検討の方は、試乗などで実際にディーラーに行く前に、今のうちにネットで愛車の無料見積もりをしておくことを激しくオススメしますよ。
何故かというと、買うつもりなくてとりあえずディーラーに見に行ったつもりでも、営業マンから「今契約しないと納車が更に遅れる!」とか「今日ハンコ押してくれるならこの条件で!」とかプレッシャーかけられて、下取り価格の吟味をする前にうっかりハンコを押しちゃったりすることがあるからです(実際私も経験あり^^;)。
ディーラーでの下取り交渉で、良い条件を出すためには、予めネットなどで愛車の買取り見積もりを取っておいて、ディーラーでの下取り金額の交渉材料として使うのがかなりオススメの手です。
かんたん車査定ガイド

買取店で出た査定金額を持ってディーラーに行くと、値引き+下取りで価格交渉ができるので手ブラで行くより良い条件が引き出せる可能性が高いです^^
実際に私がおすすめしたこの方法で、ブログ読者の方から「買取店よりも良い条件でディーラーで下取ってくれた」という報告もいただきました^^
ディーラーによっては、値引きが良くても下取りの条件が悪いことも良くありますので、そういう時は、買取店に売却してしまえば良いですしね。
買取店で査定する際には、ディーラーでの下取り見積もり額を予め伝えておくと、それ以上の価格で買い取ってくれることが多いです。
あなたの愛車は今いくら?ガリバーのカンタン無料査定

ちなみに、複数の買取店に一括見積りで、一番高く買い取ってくれるお店を探したい方は以下のサイトもおすすめですよ↓^^
かんたん車査定ガイド


自動車買取店の営業マンから聞いた裏ワザですが、本気で高く売りたい場合は、上記のような一括見積もりサイトにエントリーし、複数の買取店が実際に車を見て買取額を決めたいと言ってきたら、複数の買取店を同じ時間にアポイントを入れます。
そして、「入札制にしますので、査定金額を名刺の裏に書いて、せーので見せてもらって、一番高いところに売ります!」と言うと、最初からMAX価格で勝負してくるそうです!(笑)
何社も見積もるのも時間が勿体無いし、一番この方法が良い条件出る可能性高いそうです!
この「入札制で」というのがポイントです!
ブログ読者の方からも、この裏ワザでディーラー見積りより60万も高く買取店で買い取ってもらえた!というご報告も多数いただきました!^^
私もこの方式で査定してもらったところ、ディーラー下取りに比べて最大75万円も差がありました!
こんなに変わるものかと…^^;;;
私が実際に愛車の下取り一括見積りで高額査定を叩きだしたレポートは以下の記事をご参照ください↓
レクサスIS300h 下取り見積もりしてみた。 買取り一括査定ってどうよ?
ディーラーだけの下取り見積もりではもったいないですよ!
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ますからね。
本気で高く売りたい方は、お試しあれ^^
ということで、当ブログが参考になったよ、という方は、ネット見積もりをする際には↑の広告リンクから見積もっていただけると、毎日ブログを更新するうえで大変励みになります(笑)
とりあえず今の愛車の下取り額がいくらか、見てみようかな…

2013年の3月にブログを開設して以来、毎日更新を貫いています!!
よろしければブックマークもお願いします^^
今後も気になる旬な車を中心にお届けしますので、応援よろしくお願いいたします^^
貴方と新しいクルマとの出会いが、素敵なものになりますように!^^
かんたん車査定ガイド


では次回のワンダー速報もお楽しみに!

- 関連記事
-
コメント
- アイドリングストップ
- こんにちは。
本日初めて契約したNX200tの試乗をしました。
アイドリングストップですが、私は信号待ち中にブレーキペダルから足を離すと、停止はしていますが、エンジンはかかってしまいました。足を離してもアイドリングをストップしたままにするにはどうしたらよいのでしょうか?
乗り心地は素晴らしかったです。あと、エコモードとスポーツモードも初体験でしたが、激変でしたね。ますます納車が楽しみになりました。増産で納期が少し早まるかもと言われました。
では!
- エアコンが優先されるため掛かってしまったのではないでしょうか?
- Re: アイドリングストップ
- コメントありがとうございます。
私が試乗した時には、NXでは足を離してもアイドリングストップしていたと思います。
エアコンやバッテリー状況によってはブレーキホールド時でもエンジンがかかります。
詳しくはディーラー担当者にご確認をお願いいたします。
- Re: タイトルなし
- コメントありがとうございます。
私も、そう思います。
バッテリー状況によってはエンジンがかかりますよね。
- 管理人のみ閲覧できます
- このコメントは管理人のみ閲覧できます
- Re: 罪深き記事
- 匿名S様
コメントありがとうございます^^
罪深い記事、最高の褒め言葉です(笑)
わたしのブログが、車購入の背中を押すことができたなら、幸いでございます。
メーカーも、ディーラーさんも、そして購入された方も、みんなが幸せになれる記事を目指してまいります^^
A5、とても美しく華のある車だと思います。
今あるアウディ車の中では、A5のデザインが好きです。
大切になさってくださいませ^^
コメントの投稿
- レクサスRX試乗!レクサスNXと比較しちゃうぞ!【第1回】 エクステリアをチェック!
- 【試乗!】アウディA5 Sportback!!内装はさすがの仕上がり!【詳細レポート】
- このページのコメント欄トップへ
- このページのトップへ