アウディQ3の試乗インプレッションの最終回です。
自分自身がレクサスNXというSUVを購入したもんだから、昨今の国内外のSUVが気になって試乗したというお話です(笑)
前回までのアウディQ3のインプレッションは以下をご参照ください。
アウディQ3試乗しました!【1】エクステリアインプレッション!価格やサイズ情報も!
アウディQ3試乗しました!【2】インテリアインプレッション(前編)
アウディQ3試乗しました!【3】インテリアインプレッション(後編)後席&ラゲッジ!
今まではアウディQ3の内外装を見てきましたが、今回はようやくドライブフィールのインプレッションです。
今までは展示車としてAudi Q3 2.0 TFSI quattro 211PSをインプレッションしてきましたが、試乗車として用意されたのは、同じQ3でも「2.0 TFSI quattro 170PS」のほうでした。

せっかくだったら200psのS-Lineのほうに乗ってみたかったですが…
でも170psのほうも、これがまた、なかなかのパンチあるフィーリングだったんです。
※例によって、記事の感想、インプレッションは個人の主観に基づくものです。一部、辛口なコメントも含まれる可能性もありますので、気分を害する可能性がある方はご遠慮ください。
ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ↓
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では早速アウディQ3で試乗に出かけてみましょう。
プッシュ式のスターターボタンでエンジンを始動。
アイドリング中の音と振動はそれなりに感じますが、決して不快なレベルではありません。
Dレンジに入れてソロリと踏み出してみます。
車速感応式のパワーステアリングなんだと思いますが、ステアリングは微低速ではすごく軽め。
幹線道路に出て40km/hくらいで流しますが、このくらいの速度でもステアリングは軽いほうだと思います。
ただ、軽いと言っても、接地感がない・腰のない軽さではなく、ちゃんと路面を捉えているのがわかるステアリングフィールです。
この辺りは、同じ軽いステアリングフィールでもハリアーのような軽さともまた違いますね。
ハリアーは「雲の上を走る」ような、クラウンのステアフィールを連想するような軽さでしたが、Q3ではそれとは対極にある硬質感ある軽さ、とでも言いましょうか。
どちらが良い悪いがあるわけではなく、これは好みによると思います。
個人的にはどちらもキャラクター付が感じられるステアフィールで両方ともアリです。

(写真はS-Line装着車)
直前に試乗していたアウディA5と比べると、路面をダイレクトに捉える感じはA5のほうがさすがに強いのですが、Q3もそれよりは軽めなものの、ダイレクト感ある軽さだと思いました。
SUVなのでアップライトに座っているものの、乗り心地は硬質感が有ります。
車高が高い車にありがちは腰高感やフワッとする感じもなく好印象です。
絶対的には硬めと感じる乗り味ですが、バタバタ跳ねたり、ガツンとボディに響くような硬さではなく、角が取れた硬質感だと思います。
良いですね。
静粛性も非常に良いですね。
ロードノイズがかなり抑えられています。
直前に試乗したアウディA5より静かな印象かも。これはなかなか快適性が高いです。

アクセルをグイと思い切り踏み込むと、グラララララー!という直噴っぽいサウンドと共に、巨大なトルクが立ち上がって猛然と加速します!
うおおお!早い!(笑)
これは170psと甘く見ていましたが、カタログスペックよりも実際の加速感は力強いです!
正直、238psあるNX200tよりも、トルク感は強いですね。
これは意外でした。
もしかすると、Sトロニックという7速DCTのダイレクト感も、その印象に拍車をかけているのかもしれません。
ギアボックスとの相性もあるんだと思いますが、Q3のこのダイレクトなトルク感はとても気持ちいいです。
Q3は、2,000~3,000rpmくらいの低回転でのトルクも十分力強く、街中でもダイレクト感ある加速感を味わうことが出来ます。
NX200tは良く言えばターボらしからぬ、大排気量NAのような自然なトルク特性、とも言えますが、低速からのトルクの喰い付きに関してはアウディQ3の170psのほうが良かったです。

(写真はS-Line装着車)
ブレーキのタッチも硬質感があります。
私が普段ハイブリッドの遊びのない回生ブレーキに慣れているせいで、踏みはじめの制動感はハイブリッドの回生ブレーキのほうがグイッと効く感じですが、踏力に応じた制動力が立ち上がって過不足は感じません。
剛性感のあるブレーキフィールだと思いました。

(写真はS-Line装着車)
信号で停止すると、アイドリングストップします。
アイドリングストップの躾けも良いですね。
復帰も乾いたセルの音が遠くから聞こえるくらいで、不快な振動などもなく良い感じです。
電動パーキングブレーキが付いていますので、信号などで完全停止するとブレーキホールドがかかります。
これで足をブレーキペダルから話してOK、なんですが気になるところも。
以前A5の試乗インプレッションでも書きましたが、アウディのアイドリングストップとブレーキホールドの制御はどうも勿体無い気がしました。
というのも、アイドリングストップしてブレーキホールドもするのですが、完全停止してブレーキホールド中にブレーキペダルから足を離すとエンジンがかかってしまうという制御なんです。
アイドリングストップを効かせたかったら、ブレーキペダルから足を離せなくなります。
逆に、ブレーキホールドをしてブレーキから足を話すと、エンジンがかかってしまいます。
せっかく両方の良い装備がついているのに、同時に享受することはできないみたい。
ううーん、勿体無い。
そしてもう一点残念なのが、アウディQ3にはレーダークルーズコントロールの設定がありません(クルーズコントロールはあります)。
オプションでも選択できないので、昨今の車としてはせめてオプションでも良いので用意しておいて欲しかったです。
街中をグルっと一周してみましたが、良いですねQ3。
試乗しながら、「良いです良いです」と思わず口から出るほど。
アクセルに対するトルクの立ち上がり感、そして全体的に角が取れた硬質感のある乗り心地、ダイレクト感のあるミッション、それらがイイ感じにまとめあげられていて、運転していて統一感のある世界観を感じることが出来ます。
硬質でダイレクト、フォルクスワーゲングループの中でも、やはりアウディのほうが昔ながらのドイツ車の良さといいますが、ガッシリとした硬質感が感じられますね。
好きですね、この感じは。
Q3は、SUVと一言で言っても、ハリアーやNXとはまた全然違った乗り物に仕上がっていると思います。
Q3の170psでこのパンチなので、200psのグレードだと、相当痛快な加速感トルク感になっているんではないかと思います。
それを体験してしまうと、NX200tの加速感ではちょっと物足りなく感じてしまう可能性もありますね。
ただ、ボディ剛性はNX200tも全く負けておらず、静粛性に関してはQ3よりもNXのほうがやはり静かな気もします。
NXはISやCTとも同じ、なんとも言えないマイルドなんだけど剛性感のある、これまた味と言えるレベルになってきたレクサスの世界観が踏襲されています。
一方でQ3は、アウディならではの角の取れた硬質感やダイレクト感ある乗り味が魅力。
トルク感もガッツリ効いて、いかにも「運転している感」が強い仕上がりになっています。
と言った感じで、街中を一周しただけの試乗でしたので、高速やワインディングは試せませんでしたが、アウディQ3が持つ硬質感とダイレクト感のある走りは非常に好印象でした。

最後にアウディQ3の価格をおさらいしておきましょう。
Audi Q3 1.4 TFSI ¥3,900,000
Audi Q3 2.0 TFSI quattro 170PS ¥4,460,000
Audi Q3 2.0 TFSI quattro 211PS ¥5,180,000
Audi RS Q3 ¥7,320,000
一番最廉価グレードの1.4TFSIはFFのみとなります。
一方でレクサスNXは、
NX200tが¥4,280,000から、
NX300hが¥4,920,000から
となっているので、価格面ではがっちりライバルになりますね。
しかし車としてのキャラクターは全然別物ですので、乗り心地を好みで選ぶなら迷うことは無さそうです。
ただ、装備面や総合的に見てどちらが良いかと言われると悩むところで。
レクサスNXは最近デビューしたばかりで、一部グレード(Fスポーツ)の納期がとんでも無いことになっているので話題に上がることも多いと思います。
NXの乗り心地やパワーがイマイチしっくりこなかった方は、もしかしたらアウディQ3とかが好みにハマる可能性もありますので、SUVを検討されている方はいろいろ乗り比べてみるのがよろしいかと思います。
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では次回のワンダー速報もお楽しみに!

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