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レクサスRC300h 試乗しました! エクステリアインプレッション
レクサスRC300h 試乗しました! インテリアインプレッション
試乗車は、ホワイトパールクリスタルシャインのRC300hのVersion L。

L字三眼LEDヘッドライトがかっこいいです。
今までも何回にもわたって、レクサスRCの記事も書いてきましたので、レクサスRCの記事を読みたい方は、以下の「レクサスRC関連記事一覧」でご参照ください。
レクサスRC関連記事一覧
今回はレクサスRC300hのドライブフィールインプレッションですが、私が普段乗っているレクサスIS300hと同じパワートレインを積んでいるので、どのへんに違いがあるのかに注意してレポートしたいと思います。
※例によって、記事の感想、インプレッションは個人の主観に基づくものです。一部、辛口なコメントも含まれる可能性もありますので、気分を害する可能性がある方はご遠慮ください。
ご了承いただける方のみ、続きをどうぞ。
さっそくレクサスRC300hに乗り込んでみましょう!

レクサスRCはツードアクーペなので、ドアが大きいです。
サッシュレスなのでドアを開けた時にスッキリしているのはイイですね。
運転席に座ってみます。

運転席に座ってシートベルトを付けてもシートは動かず。
レクサスIS始め、レクサス車の多くは、パワーイージーアクセスと言って、乗り降りしやすい位置にシートとステアリングが動きます。
そのシートが動くパワーイージーアクセスがRCには備わりません。
何故なんだろう。
ステアリングだけは動いて降りやすい位置に収納されます。
ドアが大きいから乗り降りしやすいだろう、ということでしょうか。
運転席からの眺めはほぼISに乗っているのと変わりません。

ゲート式のシフトレバーをDレンジに入れて、足踏み式のパーキングブレーキを解除して走り始めます。
RC300hはハイブリッドですが、他のハイブリッドモデル同様に、システム起動時には暫くの間アイドリングチェックが入ります。
CT200hではアイドリングチェックはおよそ1分間ありましたが、IS300h以降は15秒位に短縮されています。
しかし、水温が40度以下の場合は、水温が40度になるまではエンジンは止まりません。
RC300hとIS300hは同じパワートレインですが、車両重量が「IS300h 1670kg」に対して、「RC300h 1740kg」とその差70kgあります。
ちょうど大人の男性一人を乗せているくらいですね。
そのせいなのか、タイヤの転がり抵抗の差なのかはわかりませんが、ほんの少しだけ、RC300hのほうが重さを感じました。
でもほんの少しだけです。
レクサスNX300hは、カムリハイブリッドと同じFF用のハイブリッドシステムですが、F SPORTやVersion Lで1790kgあるにもかかわらず、出足はIS300hよりも軽快に感じるほどでした。
車それぞれの味付けによる違いなのでしょうか。
さて、RC300hの試乗に戻ります。
一人で勝手に乗ってきていいとのことなので、しばらくお借りしました。
ドライブセレクトはノーマルで、ディーラーを出て幹線道路を進みます。
試乗車はVersion Lに標準の18インチタイヤ&ホイールでしたが、路面からの入力は、IS300hよりも穏やかかも。
やはりISよりボディ剛性が良いのでしょうか、ほんの少しではありますが、IS300hよりも路面からのザラツキやノイズなども穏やかな気がします。
ステアリングホイールが、ISのものから改められて、NX同様のものに質感向上しています。
試乗車には、ステアリングヒーターが装備されており、この日は寒かったのでその恩恵を非常に感じました!
これはぜひつけるべきです(笑)

よく雑誌などで「レクサス車はボッタクリだ」とか、「おもてなしの分高いだけ」、とか揶揄されがちですが、こうした細かな電装品のありがたさって、所有した人じゃないとわからないんですよね。
地図のリアルタイム更新ができるG-Linkであったり、シートヒーターやシートベンチレーション、ステアリングヒーターやオーナーズデスク、はたまた5年10万キロまでの新車保証とか、3年目までメンテナンス費用フリーのレクサスケアメンテナンスプログラムだったり。
欧州車はハード面では確かに優れた車も多いですが、ナビの更新が有料かつ面倒だったり、新車保証が有料だったり、メンテナンスパックが高額だったりと、ソフト面では今一歩のところもあります。
欧州車とレクサス車、両方所有したことある人も最近では多いので、レクサスというだけで穿った見方して小馬鹿にしている評論家さんもたまに見かけますが、逆に掲載媒体の信用自体を貶めることにならないかと心配になります^^;
話が逸れましたが、RC300hの試乗に戻ります。
ボンネットの見切りなど、クーペにしては悪くないような気もします。
一方、後方視界はリア窓ガラスが狭いので悪いです。

ウインカーレバーは、IS同様電気式のレバーとなっており、常に中立に戻るタイプ。
慣れるまでは違和感ありますが、慣れてしまえば問題無いです。
しかもウインカーレバーの剛性感自体も非常に固めで心地良いんです。
実用性の面では、ドリンクホルダーがセンターコンソールに2つしかないので、本当に必要最低限しか飲み物は置けません。
ドアポケットにも飲み物置く場所ないんです。

写真はRC350 F SPORT↑
私は、セブンイレブンのコーヒーとペットボトル、みたいに飲み物を多めに買っておくことが多いんですが、そういった使い方は、2名乗車時ではできなそう。
普段IS300hで通っている道をRC300hで通ってみます。
コーナーを曲がるときに、ISとの差を感じました。
普段と同じ感覚でステアリングを切って曲がったのですが、ISに比べて「クルッ!」と車が曲がる感覚。
これは結構違うぞ。
ドライバーを中心にクルッと回頭する感じです!
車両の全長は、実はRCのほうが長いんですが、リアに余計なものがないからなのか、重量配分が良いからなのかはわかりませんが、IS300hと比べて回頭性が良いと思いました。
これは気持ちよく曲がります。
逆に、回頭性以外では、街乗りではIS300hとRC300hの差はそれほど感じませんでした。
若干、出足が重さを感じ、若干、静粛性と乗り心地がRCが良いかな?といった印象。

ドライブセレクトをSPORT S+にしてみます。
ここでも力強さはIS300h同等レベル。
ただ、スペシャリティクーペという車のキャラクターを考慮すると、もう少し力強くてもいいのかなとも思います。
そういう方にはRC350を選べば良いのでしょう。その上にもRC Fが控えていますしね。
踏み込んだ際の排気音ですが、若干IS300hよりも野太い音が遠くに聞こえる気がします。
マフラーが違うからでしょうか。
質感は良いと思いました。
RC300hは、ハイブリッドモデルですが、RC350と同様のマフラーがついているのが良い点。
IS300hは、マフラーが隠されたデザインになっていてイマイチなんです…
乗り心地と静粛性がIS同等かちょっと上、ということは、それって結構すごいレベルだと思います。
私自身、IS300hの乗り心地とハイブリッドならではの無音無振動で走る世界観は大変気に入っているので、それと同等以上の質感ということは、本当にレクサスハイブリッドの良さを体感できるスペシャリティクーペだと思います。
静粛性に関してはレクサスNX300hよりも静かだと思います。
いやはや、レクサスのスペシャリティクーペRC300hは、さすがに高いレベルで完成されていると思いました。
ハイブリッドならではの無音無振動で雲の上を滑るように走る世界観は唯一無二だと思いますし、美しく色気ある内外装は、所有する悦びを感じさせてくれそう。
ハイブリッドはレギュラーガソリン仕様という経済性も魅力で燃費も23.2km/Lと優秀。
多少本体価格が高くても、ランニングコストが安いほうが精神的に負担が少ないということを、NX200tを買ってから改めて思いました(笑)
レクサスRC300hの惜しいところとしては、やはり足踏み式のパーキングブレーキであることで、全車速対応のクルーズコントロールがないことと、ブレーキホールドもできません。
これさえ可能であれば、ライバル勢に対しても相当魅力的な一台になったに違いありません。
また、動力性能がIS300hと同等に留まっているところも、もう少し差別化して欲しかったなぁという気がします。
IS300hからの乗り換えを、まったくする気にならないほど、乗り味とパワー感はほぼ同じです。
レクサスRCの一番の魅力としては、やはりその美しいエクステリアだと思います。
昨今の車の中では突出して色っぽいです。
こうした目で見て幸せを感じられる車って昨今少ないと思いますので、お金に余裕が有る方はレクサスRCも検討なさってみてはいかがでしょうか^^
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コメント
- ご無沙汰しています^^
- 私のNXは3日に納車されましたが、質感や走りに大満足しています(*^_^*)
書かれているように「レクサスは所詮トヨタ車だ」とか「トヨタ車に高い値段を付けてレクサスとして売っている」ようにコメントされている方もいらっしゃいます。でも実際に見比べたり所有してみるとトヨタよりもきちんと作り込まれていますし、こだわりや質感も異なっていると思います。
兄妹車のハリアーと比べてみても内装の質感が大きく違います。ハリアーもプレミアムSUVであり、同レベルの車よりも質感が高いと思いますが、NXはそれ以上に素晴らしいと思います。ハリアーの質感も嫌いじゃないし好みの問題もあると思いますが「やっぱりレクサスは違うな」って思います(^_^;)
また、ジャーマン3の各車と比べてみても、NXよりも価格が高いのにプラスチックむき出しの部分が多かったりするので内装のレベルは正直2ランクくらいは下がると思います。欧州車に乗っている方は「日本車とは走りが違うから」って一様に言いますけど、レクサスも現行IS以降は走りもとても良くなっていますし、「欧州車よりも全面的に良い!」とは言いませんが匹敵できるレベルに仕上がっていると思います。
レクサスを最初から否定している「アンチレクサス」の人も多いですが、良い部分は良い、悪い部分は悪いって客観的に評価してほしいなって思います。
- 興味深く拝見しました。
だってRC300hを契約しておきながら、未だにRC300hは試乗してないから(^_^;)
ちなみにRC F と RC350には試乗済みです。
カタログを見るとIS300h と RC300hでは、最終減速比が異なりRC300hの方がハイギヤードなのですが、体感出来なかったでしょうか?
- Re: ご無沙汰しています^^
- まるさん、コメントありがとうございます。
ご納車おめでとうございます^^
レクサス車だからと穿った見方する方は多いですよね。
所有したこと無い人にはわからない世界だと思います。
ドイツ車にも乗ったことある方でもレクサスに戻ってきたり、2台持ちしたりしている事実があるのでどちらが優れているとかぼったくりとかではなく、それぞれの良さがあるんだと思います。
走りだけ、では車を所有した時の満足感の半分だと思います。
よくある雑誌の試乗レポートでは、そこまでしか見てないのでレクサスは割高、という結論になったりするんですよね。
- Re: タイトルなし
- mackyさん、コメントありがとうございます。
試乗しないで契約したんですね(笑)
私もNXはそうでしたが^^;
ギアの感じは、街中の低速しか流せなかったのでわかりませんでしたね。
ボディ剛性、静粛性、回頭性に関してはRCのほうが良かったと思います。
内装の質感もいいですね^^
- No title
- お邪魔します!
以前レクサスISに乗っていました・・内装は素晴らしい!!あと・・塗装も素晴らしい!!
というのが、レクサスの感想でした。
じゃ~BENZ BMW Audiの御三家とどこが違うのか?
レクサスからBENZに戻った者のあくまで個人的な意見ですが・・走りです!!
エンジンパワーを活かした性能は、レクサスも凄いのですが、例えば・・高速で少しバンピーな路面に差し掛かっりすると、コントロールを一瞬失う、また、水たまりでも同じような現象が現れたんですよ!私が所有したのは、現在より1世代前のIS350バージョンFですから、だいぶ改良されていると思うのですが・・
また、直進時はもちろんコーナーでの安定感が違います。
BENZなどが高速時に地面に張り付く、または、通常走行時に4つのタイヤが面で道路に接している感覚に対し、レクサスは猫の様に点で接する感覚なですよね~・・猫足といえばジャガーの乗り心地を、よくそう例えるのですが、レクサスは、それとは違う感じでした。
最近のレクサスは、高速安定性を求めるのに、接合の強度と車高を下げることで対応しているようですが、その分アプローチアングルを犠牲にしていて、ちょっとした段差や傾斜へのアプローチは擦る可能性が高く・・いや~ひやひやもの!(ある意味ポルシェやワーゲンゴルフなみ)
もっとも大きい違いは、安全装置ですかね~・・
高級車が軒並み安全装置の強化を図る中、日本を代表する高級車のレクサスの安全装置は、だいぶ後れを取っているように思います。(RCには、昔のホンダで一世風靡した4WSを採用するとか)
例えば、カメラに関していえば、BENZはもちろん スバルでさえ、日立製のステレオカメラ(アイサイト)なのに、いまだにシングルのカメラ・・カメラはステレオであるからこそ、左右の取り込み映像の違いで物体を3Dで認識でき、前車追尾時に安全に停車できたり、障害物をけんちできるわけですが、トヨタはいまだにシングルのカメラで距離はレーダーに頼っているんですよ。(レーダーですと、対象が金属以外ですと感知できない)
そこの違いですかね~・・
レクサスは、ショックの改良、安全装置と5年乗っても飽きないデザインができれば、無敵じゃ~ないですかね~
ただ~燃費ではトヨタのハイブリットは、素晴らしい!!でも・・スポーツフィーリングのレクサスには・・・??? だって・・RCに関しては、あっという間に電力を使い果たしてしまうようで、ハイブリットも電力が尽きれば、ただの重い車ですから・・
- Re: No title
- 名無しさん、コメントありがとうございます。
先代IS350には私も以前試乗したのですが、あの世代のレクサスの乗り味は好きになれませんでした。
CT以降のレクサスはステアフィールや足回りもだいぶ改善されています。
特にISは良かったと思います。
先代ISのフワフワした乗り味と、ゴムが挟まったようなステアフィールとは別物でした。
ドイツ車のそれとはまた違った乗り味ですが、最近のレクサス車にも味というものがようやく出てきていると思います。
アウディやBMWのような骨太で接地感の強い乗り味とは別物ですけどね。
安全装備もレクサス(トヨタ)は遅れを取っています。アメリカでの訴訟などもありましたから、慎重になりすぎているのでしょうね。
ようやく、新型RXからLSS+になって、追い越したとは行きませんが最低限のところにまでは到達したと思います。
でもこの分野ではメルセデスベンツが最先端ですね。
デザインに関しては、アクが強いですが、これはこれで気に入っています^^