東京ワンダー建築東京都中野区ワールド会館ワンダートラベル62

公開

2015年04月10日(金)

久しぶりの「フツーじゃない旅」のカテゴリー、ワンダートラベルシリーズ。

今回は東京にある珍建築、ワンダー建築をご紹介。
モヤさまなどでも紹介され、知る人ぞ知る物件ですが、私も足を踏み入れてみました。
これがまたサブカルの街、中野にふさわしいとても素敵なテナントがいっぱいで（笑）

一部では存続の危機か？！とも噂されているこの物件。
さて、どんな不思議が待っているのでしょうか…

続きをどうぞ。

ワンダー建築といえば、以前にもお伝えした滋賀県長浜にある「長浜タワービル」が個人的に痛烈に記憶に残っています。

今回紹介するのは、それに負けるとも劣らない？東京の中野にある物件。

ちょっと前に中野を散策した時のお話です。

実は、中野ブロードウェイにちゃんと行ったことがなくて、中野ブロードウェイをじっくりと散策したのですが、たしかに面白かったのですがブログのネタにするにも写真撮れなかったので、収穫なしで帰る途中に、たまたまこの物件を発見したのでした。

横丁の奥にありましたが、その存在感から思わず足を止めました…

これは…

近づいてみます。

これは大物だ！（笑）
昭和感たっぷりの建物！
私のツボです（笑）

そして危なげな屋上のパイプで組んだ足場は何なんでしょう…

あそこに立って何をする？！

後から調べて見たら、こちらの「ワールド会館」、結構有名な物件だったみたいで。
モヤさまのロケや、他にも取材が入っているみたいで、知っている方も多いのでは。

2014年の夏には、ビルのオーナーの税金滞納、債権者による土地建物の差し押さえ、東京地裁の競売調査などなど、存続の危機にさらされていたそうですが、私が撮影した2014年11月時点でもまだ現役で営業しているお店は多かったです。

もう少し寄ってみましょう。
「ここは5の55番街」という昭和ならではの主張が目につきます（笑）

それにしてもこのハニカム形状の外観は時代を感じますね。

そしてこのワールド会館の中に入っているテナントもまた中野らしいサブカル臭のするお店ばかり。

坊主BARや、JOJOをモチーフにしたという「DIO」というお店や、おそらくこちらもJOJOをモチーフにしたであろう「G.D.stJAIL」まで、なんとも個性的。
「ワールド」でDIOとは…（笑）
実によく馴染んでます（笑）

中野の九龍城とも言われているそうで、それも納得のワンダー物件。

上のほうの看板には「HOTEL ワールド会館」とあります。

もともとはホテルとしても営業していたようですね。

せっかくなんで、ワールド会館の中へと入ってみることにしました。

その雰囲気から異様な感じがしますが、結構な人気スポットのようで、ワールド会館を見に来る人は結構いました。
ボロい外観とは裏腹に、テナントも寂れた感はありませんしね。

このいい感じの退廃感。

現役物件とは思えない廃墟感（笑）
だがそれがイイ（笑）

観葉植物が良い感じの寂れ感を醸し出しています。

手すりや柵などの装飾も、昭和建築ならではのテイスト。

3階より上階へはいけませんでした。

外を覗いてみるとこんな眺めです。

この猥雑感がまた良いですね。

なんてことはない階段なんですが、どこかアーティスティック。

昭和にタイムスリップしたかのようです。

せっかくなんで、地下階にも降りてみますが…

こちらはこの時間帯ではシャッターでした。

だれでも入れる普通の雑居ビルのはずですが、異空間に足を踏み入れた感が凄いです（笑）
ホラーゲームのワンシーンのよう。

JOJO好きとしては、「DIO」や「G.D.st JAIL」は気になりましたが、営業時間外だったので入らずに撤収しました。
機会があれば次回は入店してみたいと思います。

ワールド会館を後にしましたが、中野の街をすこしブラブラ。

友人が中野に住んでいて、以前泊めてもらったり飲み屋に連れて行ったもらったことはありましたが、ちゃんと散策したことなかったんですよね。
改めて歩いてみると、やっぱりディープな街でした。
雑多、猥雑、昭和…そんなキーワードが浮かんでくる街並。

浄化されてしまった秋葉原より、ディープなサブカルスポットとして存在感を増す中野ですが、サブカルだけでない昭和感も魅力だなぁと。

ちょっとカメラを持ってふらふらしただけでも、味のある街並に写欲が増した中野散策でした。

ディープな街、「中野」、たまの休日には改めて遊びに行かれてはいかがでしょうか？
きっと新しい発見が待っていることでしょう＾＾

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